筑波大学大学院 人間総合科学学術院 人間総合科学研究群 ニューロサイエンス学位プログラム
Master's and Doctoral Programs in Neuroscience, Degree Programs in Comprehensive Human Sciences, Graduate School of Comprehensive Human Sciences, University of Tsukuba
私たちの研究室では、攻撃行動などの社会行動の個体差を生み出す神経生物学的基盤を明らかにすることを目指して、マウスを用いて多角的な研究を行っています。
We study the neurobiology of individual differences in social behavior including aggressive behavior in mice from multi-dimensional aspects.
🐭2025年8月1日 フランスのUniversité Paris Citéから齋藤渚さんが1カ月研究室に滞在しました。攻撃性と共感性の関係性を探ろうという非常にチャレンジングな研究に挑戦してくれました。
🐭2025年7月24日-27日 新潟で行われた第48回日本神経科学大会において、研究室の大学院生メンバー全員がポスター発表を行いました。(本当はポスター6枚出しましたが、西さんの発表の様子だけ撮れず。ごめんね。)沢山のアドバイスをいただいて、今後の研究を進めるうえで色々と考える重要な機会となりました。ありがとうございました。
🐭2025年6月4日 永井さんの論文「Aggression is not blind: dominance and social history modulate murine responses to social instigation」がPyschopharmacologyに掲載されました。この論文では、雄マウスの攻撃行動は、事前に出会った個体の特徴(つまり誰に挑発されるか)によって昂進度合いが異なり、知らない雄や優劣関係がまだ形成されていない雄に挑発されると攻撃が昂進することを、行動学的に明らかにしました。(プレスリリースはこちら・English)
🐭2025年3月17-19日 APPW2025(日本解剖学会・日本生理学会・日本薬理学会合同大会)において、大学院生の若槻さんがポスター発表をしました。合同大会ということで非常に多くの参加者でポスター会場が盛り上がっていました。貴重なアドバイスをありがとうございました。
🐭2025年3月14日 筑波大学リサーチユニット『ストレスにかかわる末梢ー中枢連関』第2回シンポジウム「New Insights into the Functions of the Central and Peripheral Nervous Systems- Physiology and Pathology at Different Life Stages -」を鶴田文憲先生企画で行いました。マウントサイナイ医科大学からGeorgia Panagiotakos先生を迎えるとともに、九州大学の堅田明子先生、慶応大学の林周宏先生、東京科学大学の小坂田拓哉先生、そしてリサーチユニットメンバーである筑波大学の濱田理人先生と木村健一先生に講演いただき、今回も多くの参加者とともに有意義なディスカッションを楽しみました。本シンポジウムは筑波大学の令和6年度リサーチユニット強化事業の支援により行いました。
🐭2025年2月 三井さんのTF(ティーチングフェロー)としての活躍が認められて、人間総合科学学術院・研究科TF優秀賞を受賞しました。おめでとうございます!
🐭2025年1月28-31日 長野県野沢温泉で行われた第1回 IC2NEMOにおいて、大学院生の三井さんが口頭発表を、そして西さんがポスター発表を行いました。とても刺激的な研究会で、帰ってきた二人の顔は生き生きとしていました。
🐭2024年10月26-27日 第84回日本動物心理学会大会が犬山で行われ、大学院生の永井さんがポスター発表をしました。貴重なアドバイスをありがとうございました。
🐭2024年10月19日 市民対話ワークショップ 「脳研究と出会う/脳研究が出会う」において「攻撃行動研究の最前線」というテーマで話題提供し、オンライン上で参加者の方々と語らいました(AMED脳とこころの研究推進プログラム 精神・神経疾患メカニズム解明プロジェクト(代表者:瀧本禎之先生)主催)。
🐭2024年7月24-27日 NEURO2024において、大学院生の三井さんと永井さんがポスター発表を行いました。多くの人にポスターに来ていただいて、ありがとうございました。
🐭2024年3月22日 高校生に研究の魅力を伝えることをめざした河合塾のサイト『みらいぶっく』に本研究室を取り上げていただきました。
🐭2024年3月1日 国立科学博物館の発行する情報誌「milsil(ミルシル)」に研究室の紹介記事を掲載いただきました。
🐭2024年3月14日 本年から開始した筑波大学リサーチユニット『ストレスにかかわる末梢ー中枢連関』のキックオフシンポジウムとして、筑波大学にてシンポジウム「Exploring Biological Mechanisms of Peripheral-Central Interaction in Stress」を行いました。カナダのLaval大学からCaroline Menard先生を迎えるとともに、神戸大学の古屋敷智之先生、東京大学・IIISの林悠先生、そしてリサーチユニットメンバーである筑波大学のMichael Lazarus先生と鶴田文憲先生に講演いただき、大いに盛り上がりました。ご参加くださったみなさんに感謝申し上げます。
本シンポジウムは筑波大学の令和5年度リサーチユニット強化事業の支援により行うことができました。
🐭2024年2月5日 三井さんの総説論文「Aggression modulator: Understanding the multifaceted role of the dorsal raphe nucleus」がBioEssaysに掲載されました。攻撃行動調節において重要な役割をもつ背側縫線核について、近年の知見をまとめた総説となっています。
🐭2023年12月26日~27日 国立遺伝学研究所において小出剛先生と一緒に、遺伝研研究会「社会性の個体差を生み出す生物学的基盤」を行いました。講演もポスターも盛り上がり、社会行動を愛する研究者たちが熱い議論を交わす大変良い研究会となりました。ご参加くださいました皆様、そして運営を全面的にサポートくださった小出研究室の皆様、ありがとうございました。
🐭2023年10月8日 大学院生の三井さんと永井さんが日本動物心理学会第83回大会でポスター発表を行いました。非常に多くの貴重なアドバイスをくださって、ありがとうございました。
🐭2023年8月1日 仙台で行われた第46回日本神経科学大会において、シンポジウム「社会行動の変容にかかわる神経生物学」を行いました。Co-organizerとしてマウントサイナイ医科大学のScott Russo先生を、そして演者としてワシントン大学のSam Golden先生を迎え、日本からも神戸大学の古屋敷智之先生と東京工業大学の黒田公美先生という最先端の社会行動研究を推し進める先生方に話題提供をいただき、盛会なシンポジウムとなりました。海外からの先生方を招待するにあたって、日本神経科学学会と公益信託成茂神経科学研究助成基金からの旅費支援をいただきましたことを感謝いたします。
またこの学会で、大学院生の三井さんがポスター発表を行いました。ポスター会場も非常に盛況で、沢山の貴重なご意見をありがとうございました。
🐭2023年7月 私たちの研究室が動物棟(2E棟)に移りました。建物は古いですが、ここから、新たな研究を楽しみながらラボメンバーみんなで発展させていきたいと思っています。一緒に研究を進めてくれる大学院生を大募集しています。
🐭2023年3月 三井さんがニューロサイエンス学位プログラム博士前期課程の学位記授与式において、修士論文における努力が認められて、優秀学位論文賞 を受賞しました。おめでとうございます。
🐭2023年3月 国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌 JSTnews2023年3月号の「さきがける科学人」コーナーで取り上げていただきました。
https://www.jst.go.jp/pr/jst-news/
中文: https://www.keguanjp.com/kgjp_keji/kgjp_kj_kjdx/pt20230327000003.html
🐭2022年10月 MBS「あしたワクワク未来予報」(2022年10月23日放送)に私たちの研究室を取り上げていただきました。
🐭2022年10月15日 心理学類生の野田さんと下地さんが日本動物心理学会第82回大会(2022年10月15日)でポスター発表を行いました。オンラインでしたが、活発な議論・ご意見を下さったみなさまに感謝申し上げます。
🐭2022年7月21日 雄マウスの攻撃行動の亢進にかかわる神経回路として、外側手綱核から背側縫線核への投射ニューロンの役割を調べた私たちの研究がNature Communicationsに掲載されました。10年くらい前から始めた共同研究の結果も含まれており、長きにわたる研究成果がようやく日の目を見ました。共同研究者のみなさまに心から感謝を申し上げます。
🐭2022年6月 大学院生の三井さんがThe 2nd International Symposium Multiscale Brain / MCCS-Asia(2022年6月27-28日)とNEURO2022(2022年6月30-7月3日)でポスター発表を行いました。
🐭2022年5月 私たちの論文がMolecular Psychiatry(2022年27巻5号)のカバー写真に用いられました。この論文では、炎症性サイトカインであるインターロイキン1βが、背側縫線核において神経調節因子として働くことで、攻撃行動の個体差に影響を与えていることを明らかにしました。
🐭2022年4月8日 創発研究者として文部科学大臣の末松大臣と対談し、率直な意見交換をさせていただきました。 文部科学省HPへのリンク
🐭2022年4月1日 筑波大学大学院ニューロサイエンス学位プログラムにおいて「行動神経生物学研究室」を立ち上げました。一緒に社会行動の神経生物学的基盤の研究を進めてくれる大学院生を大募集しています。