古典的な伝統を重んじる詩の文学賞(「じゃない方大賞」)を創設します。
その他、作品発表、著作物の刊行(ネット頒布)、出版部門の創設、文学作品を読む会の開催。
檸檬浪漫(レモンろまん)
2024年3月発行 印刷 駒沢印刷
詩 大沢青生 挿絵(刺繍) 西尾あや子
あとがき ささきみえこ
大沢青生
同人誌 Faith
長崎県佐世保市の同人誌 Faith
連絡先
発行者 吉永敦子
〒859-3223
長崎県佐世保市広田1丁目14番29号
メールアドレス gipwm189@ybb.ne.jp
ドクトル・ジバゴ(上)(下)
B ・パステルナーク
魔の山(上)(下)
トーマス・マン
白痴(上)(下)
ドストエフスキー
白鯨(上)(下)
メルヴィル
ジャン・クリストフ(一)(二)(三)(四)
ロマン・ロラン いずれも新潮文庫
古典的な伝統を重んじる詩の文学賞(「じゃない方大賞」)を創設します。
〈光の文字列〉大沢章夫 より抜粋
財団では、いわゆる「現代詩」は扱いません。私も日本現代詩人会には属していません。1975年当時から、時代は現代詩全盛期であり、次第に衰退しつつも今日までその傾向は続いています。私たちが扱いたいのは(ざっくりと)より古典的・伝統的な、例えばT.S.エリオットが『伝統と個人の才能』で言及したような類の作品です。余り売れず、全く賞の対象にならなくても、後世まで大学の研究室で研究対象となるようなもの、一言で、現代詩「じゃない方」を意味します。長年常に接してこざるをえなかった現代詩とは、どうも個人的、いささか内面的に過ぎ、時に神経症的にすら見えたものだからです。それらは鋭すぎ、先鋭すぎて、だから病的すぎる。各詩人の感覚もバラバラすぎ、個性的すぎる。鍵のかかった個室のような、暗くて狭い心の中、その井戸の底、洞窟の奥ばかり覗いていると、脱出できない一方通行の袋小路へと逃げていく、自分だけの言葉や答を探しながら病んでいく……。
今は流行らないかもしれないが、外に向け、世界に向けて、私なら世界解釈、人間解釈、神解釈の言葉を綴りたい。私の詩作のモットーは昔から、〈明るく、古く、高く!〉です。浪漫派のテーマを象徴派の手法と方法論で、書く。「ピアノの詩人ショパン」という時の、誰もがフツーに思い描く詩人像に合致した、美しい言葉の組み合わせをひたすら模索する者としての従来の、本来のそれは詩人のあり方!
※上記文中のT.S.エリオットとは、アメリカからイギリスに移住した1948年度ノーベル文学賞受賞詩人、また他の箇所(礼拝堂/カリタス小聖堂の説明)で言及されるW.B.イェイツとは、アイルランドの同じく1923年度ノーベル賞詩人です。