クリップボードというのは、コピー操作をしたときに、コピー対象の文字列などが一時的に保持される場所です。実物のクリップボードのイメージですね。
このクリップボード、通常は、直前にコピーされた内容だけ(一つだけ)を保持します。保持している内容は、「貼り付け」操作で、目的の場所に貼り付けられます。
クリップボードツールは、主に、クリップボードの履歴も保持する役目を持っています。つまり、直前の内容だけでなく、何回か前にコピーした内容も選択して貼り付けることができるプログラムです。大抵の場合、定型文を登録して、必要に応じてクリップボード経由(あるいは直接)目的の場所にその定型文を貼り付けることができる機能も持っています。
私は、これまでずっとClipout2000を使ってきました。が、Windowsのバージョンが上がるにつれてなのか、すこし不安定になり、ときどき落ちる(Windowsによって終了させられる)ことが目立つようになりました。
そこで、最近見つけたのが、Clipboard Historyというフリーソフトです。まだ使い始めて間もないですが、これまでのキー操作とあまり変わらずに快適に使えるようです。カスタマイズが奥深いと言うか、工夫次第でいろいろなことができそうです。
2020/02/19(水)
ランチャーとは、アプリケーションやプログラムを起動するための環境を作るプログラムです。自分にとって使いやすい環境を作るということで、様々なものがあります。Androidスマホのホーム画面も基本的にはランチャーの画面といえるでしょう。
キーボード派にとっては、プログラムを起動するのに、いちいちキーボードから手を離してマウスを使ってスタートメニューを開いてアイコンをクリックする、なんてことは耐えられません。そこで登場するのが、キーボード操作だけでプログラムを起動できるランチャーです。
私は、craftware の CraftLaunch を長年愛用しています。設定により、起動時でも画面を邪魔することなく、とても小さなエリアに時刻を表示できます。ホットキーに続けて、登録していたアプリケーションを呼び出すアルファベットキーを打つごとに、すばやくインクリメンタルサーチして、目的のアプリケーションを選択・起動することができます。アプリケーションだけでなく、よく使うフォルダーやウェブサイトを開くのにも使えます。私は、オンラインソフト、それもインストーラーでインストールするようなものではなく、直接実行ファイルを起動するタイプの小物ツールをよく使うのですが、そういった、必要になったときに即座に起動して利用するのに特に重宝しています。登録作業も、プログラムのアイコンやフォルダーをドラッグ&ドロップするだけでほぼできてしまうのでわかりやすい方だと思います。
自称キーボード派(マニアではありません)の私が独自開発したユーティリティプログラムです。日本語キーボードで、何に使うのかあまり役目がまわってこなそうな[無変換]キーを使うという発想の転換。[無変換]キーを、親指シフトキーとして使って、いろいろな機能を割り当てようというものです。基本的には、アメリカの初期のワープロソフトにあった、ダイアモンドカーソル機能を再現するような発想です。ダイアモンドカーソル機能はCtrlキーとの併用で、カーソル移動、バックスペーズ、改行、切り取り、コピー、貼り付け、という機能を実現するものです。しかし、Ctrlキーを押しながら、アルファベってキーを押すとなると、手がホームポジションからずれてしまいます。そうしないために、反対側のCtrlキーを押すというのも面倒です。
そこで、Ctrlキーの代わりに[無変換]キーを使うのです。やってみると、親指で[無変換]キーをおしながら、アルファベットキーもうまく打てるようになります。
そういうことで、日本語キーボードにある[無変換]キーにCtrlキーの機能を持たせた、ということから、このプログラムを JCtrl とネーミングしました。
手の大きさ、[無変換]キーの位置などで、使いにくい場合があるかもしれませんが、私にとってはこれも、なくてはならない必須ユーティリティです。
詳しくは→こちら Vectorのソフトウェアライブラリのページは→こちら