監督 ノガミキョウスケ

     (挨拶) 

映画監督と名乗っていますが、本当は「どこまでも気楽に生きたい」と願うごく普通の人間です。そんな私が映画を撮るのは、自分の頭の中にある「これだけは伝えたい!」という偏愛的な思想を、どうにかして人にわかってもらいたいからです。楽観的な自分と悲観的な自分が毎日喧嘩しています。新作『まほろば158』はそんな自分自身との対話の記録でもあります。「技術は未熟でも思想は一級」。そう自惚れてはいますが、まだ掘り下げることは山ほどあります。この映画があなたの人生を豊かにするほんの少しのきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。


      *

1969年京都市生まれ。生涯8回の移住を経て現在神奈川県在住。大学中退後、哲学書を読み漁りつつ世界の探求をはじめ、自身の映画制作に結実させている。作品多数。関東圏に移住してからの長編映画としては

『RED RED RIVER2』

『磁器と火山』

『砂漠の小舟』

につぐ4本目になる。


2008年よりさまざなな雑感を書きつらねているはてなブログです。