•説明書
まずはじめに、諸々の使用許可を求めます。100VJはビデオや写真のアセットをOS内臓の写真アプリから使用して再生します。
マイク入力はBPM解析、オーディオインタラクティブエフェクト、録画ボタンによる録画録音に使用されます。
カメラ入力はカメラアセットによる入力ソースとして使用されます。
他にはワイヤレスコントローラーに接続する場合や、映像サーバーとしてローカルネットワークに接続する場合にも許可を求めます。
詳しくはプライバシーポリシーを参照してください。
~操作方法~
プレビューモニターを左右にドラッグもしくはタップすることで左右のデッキ(A<->B)を切り替えられます。
2フィンガータップでフェーダーを中央に設定できます。
プレビューモニターを上下にドラッグすると最終的なアウトプットの明るさを調整できます。
左右のデッキプレビューをタップすることでアセットをロードするデッキを選択します。
画面上のアルバム内にあるアセットを選択してデッキにロードすると再生が始まります。
各デッキをスワイプアップすると再生中のアセットをイジェクトします。
左上の緑色の丸いボタンは録画ボタンです。再生中のマスターアウトとマイク入力を録画します。
各チャンネルのデッキとマスターアウトプットには重ねがけ可能なレイヤーエフェクトが搭載されています。
選択されたデッキのプレビューをもう一度タップすると、各デッキのコントローラービューに切り替わります。
各コントローラーでは再生中のアセットによっていくつかのコントローラーが表示されます。
例えばビデオアセットであればトリムや、再生速度、カラーなどのコントローラーが表示されます。
カラーピッカーは上下でサチュレーションとルミノシティ、左右でヒューのコントロールが可能です。
詳しくはHSLカラーについて検索してください。
各デッキのエフェクトは再生中のアセットに対してかかります。まずなにかアセットを再生してみてエフェクトをかけてみましょう。
コントローラーを下にスクロールすると[ Add Effect ]ボタンやツールバーに+マークのボタンがありますのでタップしてエフェクトを追加してみましょう。
現在すべてのエフェクトはXYパッドとZスライダーによる3パラメータでコントロール可能です。
エフェクトプレビューをタップしてオンオフを切り替えます。
中にはパラメーターが振り当てられていないものもあるので、触ってみて実際にどう動くのかなどを見てみましょう。
エフェクトはチェインすることが可能で、いくつものエフェクトを重ねがけしてオリジナルな映像効果を作成できます。
並べ替えや削除、入れ替えなどは画面下部のEditボタンをタップすることでエディットモードと切り替えて行うことができます。
マスターアウトプットにはその他に、トランジションやオートスイッチング、BPM検出、アセットのオートロードなどの機能が搭載されています。
画面右上の歯車のマークをタップして、マスターアウトプットコントローラーを表示しましょう。
トランジションはデフォルトで設定されているトランジションプレイリストの他に、いくつかのトランジションが内蔵されています。
マスターコントローラー上部のトランジションプレイリストのセルをタップすることでトランジションが切り替わります。
マスターコントローラーの下部にあるツールバーのTRS+ボタンでトランジションプレイリストの作成、編集、保存、読み込みが可能です。
Transition Playback Modeのセグメントを切り替えることでNone(停止)、Inc(上り順)、Dec(下り順)、Rnd(ランダム)を切り替えられ、ChangePerTransitionで切り替えの回数に応じて自動で切り替えを行う事ができます。
BPM検出ではオート検出モードとノーマルモードで操作内容が異なります。
ノーマルモードではタップすることでBPMを設定してTempoセグメントの[ - | + ]ボタンで0.125単位の設定が可能です。
オート検出モードはマイク入力からBPMを自動検出して設定します。
オート検出モードではタップボタンはBPM検出レンジの設定に使用します。タップしたBPM+-5程度の範囲からBPMを検出します。
この間Tempoセグメントはピッチベンダーとして機能し、BPMのフェイズ調整などが可能です。
Restartボタンはどちらのモードにも共通でBPMのフェイズリセットに使用します。
オートスイッチャーはBPMパートの下にある[ Stop | Cut | Mix | Half ]セグメントを切り替えることでオンオフやモードを切り替えます。
オートスイッチングを開始すると、設定したBPM、SwitchDurationで設定した拍数で自動的に左右のチャンネルを切り替えます。
モードによって切り替えるときのフェーダーの動きが変わります。
AssetDurationは左右のオートローダーがオンのときに、アセットをオートでロードするスパンを指定します。
オートローダーは再生中のアセットが入っているアルバム内でスライドショーのようにアセットを自動的に切り替える機能です。
[ Pause | Play ]セグメントでオンオフを切り替えて、[ Inc | Dec | Rnd ] セグメントでロードする順を設定します。
これはオートスイッチングがオフになっていても動作します。
マスターコントローラーにもエフェクト機構が搭載されているのでミックスしたアウトプットに更にチェインエフェクトをかけることが可能です。
~設定~
マスターコントローラーを表示するギアボタンを長押しすることでセッティング画面を表示します。
セッティング画面では処理解像度や、映像のサービング時のビットレート設定、MIDI入力の設定、マイク入力のボリュームとスムージング、UIの設定などの項目があります。
OutputResizeModeは外部ディスプレイにアウトプットした際のリサイズモードを設定します。
ProcessSizeでは[ None | 1/2 | 1/1 | HD | FHD ]のセグメントで自動的に設定するか、カスタムサイズを使用することができます。
ProcessSizeの右端にUsing(w:1280,h:720)等の表示で現在の処理解像度を確認することができます。
ProcessRateはFPSの設定ができます。
CompressionRateはAetherFrameworkによる映像サーバのビットレートを設定します。
NDI SenderはNDIサーバーのオンオフを設定します。NDIをオンにすると接続していなくても重い処理が発生します。使わないのであればオフにしましょう。
MIDIMappingではBT接続のMIDIコントローラーもしくはLAN内のネットワークMIDIのMIDI信号のマッピングを行います。
Audio設定では
Player Volumeでアセットの音声ボリュームの設定ができます。
Mic Volumeはマイク入力のボリュームを設定できます。
Increasing ScaleとDecreasing Scaleではマイク入力のスムージングを設定できます。インクリーシングスケールはボリューム増大時の係数、ディクリーシングスケールはボリューム減少時の係数です。オーディオインタラクティブなエフェクトなどを再生してどう変わるのかを見てみましょう。
UI&Misc設定
Content Scaleスライダーはコンテントビューのサイズを設定します。2倍のカンバスサイズまで設定できます。
Asset Collection MaxX Sizeはコンテントスケールを変更した際に、アセットが過度に大量に表示されるのを防ぐための横軸のセルサイズのリミッターです。
Asset Title Labelはアセットセルにファイル名を表示するかどうかのトグルです。ラベルを表示すると少し負荷が上昇します。
Beat HapticはBPMにあわせて振動するかどうかを設定します。
Review 100VJボタンは100VJをAppStoreでレビューすることができます。是非☆5評価をおねがいします。