ここでは、100VJのメジャーアップデート、バージョン5.0に新搭載された機能を紹介します。
- チャンネル
- ランチャー
- コアイメージフィルター
- アニメータブルスライダー
•チャンネル
チャンネルはver.5.0に新搭載されたアセットプレイヤーです。
チャンネルは一つのプレイヤーと複数のポストプロセスチャンネル、カラライズフィルターとトランスフォームフィルター、ブレンドミキサーを持ちます。
チャンネルはドラッグ&ドロップ(D&D)可能で、ライブプレビューの部分をタップしてセレクトします。押し込むことでリフトでき、D&Dセッションを開始します。
チャンネル列(アレイ)は並べ替え可能でD&Dで行います。削除はチャンネルごとのミニメニュー(ゴミ箱アイコン)から行います。
iPadのUIでは他のチャンネルアレイへ移動することも可能です。
チャンネルはプレイヤーからのアウトプット(プレイヤーに何もセットされていなければ下層レイヤーからのアウトプットをパススルー)に対して順番にポストプロセスチャンネルを通過させて、チャンネル自身のコンテンツをレンダリングします。
レンダリング結果にカラライズフィルターとトランスフォームを適応して、その後設定したブレンドファンクション(加算、乗算、オーバーレイ、クロマキーなど)に適したブレンドを下層レイヤーのアウトプットに対して行い、チャンネル自身の最終的なレンダリング結果をアウトプットします。
カラライズ
チャンネルのコントローラーのトップメニューに雲と虹のマークがあります。
これをタップするとカラライズビューが表示され、詳細な色の設定が行えます。
(HSL乗算カラー、コントラスト、色相回転、最終乗算)
トランスフォーム
カラライズのメニューボタンの横にボックス型のボタンがあります。
これをタップするとトランスフォームビューが表示されます。
スケール、回転、移動を設定できます。プレビューをピンチ、パン、ローテートすることでも設定できます。
プレビューのフレームは3D回転とZ軸の移動には対応していません。
クリアコンテクスト
トップメニュー右上のXボタンはチャンネルのプロセス前に、バッファーをクリアするかどうかを設定できます。
•ランチャー
ランチャーはチャンネルを保存しておける格納庫です。
チャンネルのプレビューをドラッグ&ドロップして保存します。タップすることで選択しているチャンネルにロードすることができます。
メインデッキ「A、B」チャンネルのプレビューをドラッグ&ドロップすると、そのチャンネルを保存することができます。
クリップボードマークのボタンでアセットランチャー下部のD&Dセルにそのチャンネルがコピーされます。
D&Dセルは同じくドラッグ&ドロップ可能です。
ランチャーはページになっていて、左右にスワイプすることでページを切り替えることができます。プラスボタンを押すことでページを追加でき、下部のメニューボタンから削除することができます。
ページタイトルとアセットごとのタイトルはタップすると編集することができます。
ランチャーはiCloudアカウントにシンクしており、同じiCloudアカウントにログインしている他のデバイスと同じものを共有します。
•コアイメージフィルター
コアイメージフィルターのコレクションを追加しました。
チャンネルコントローラーのトップメニューまたはAdd Effect+ボタンから追加します。トップメニューから遷移した場合は選択されたチャンネルにロードされます。
エフェクトコレクションがリアルタイムプレビューに変更になりました。ページを左右にスワイプすると100VJフィルターとコアイメージフィルターを切り替えられます。
コアイメージフィルターのパラメーターはどれもアニメーション可能です、次節で解説いたします。
•アニメータブルスライダー
アニメータブルスライダー(略称AS)はこれもv5.0での大きなアップデートの一つです。
以前までのエフェクトのスライダーは全てASに置き換えられ、 LFO, AUDIO, MOTIONなどでオートメーション可能で、MIDI, Keyboard入力でコントロールすることも可能です。
AS右のレンチのマークからコンフィグビューを表示します。AS左のラベルをタップするとメニューが表示され、そこからも表示可能です。
LFO
いくつかの波形タイプとペースでオートメーションします。アンプとレンジを設定することでアニメーションの大きさを変更することができます。
Audio
マイクインなどからバリューを取得します。レンジ、アンプは同上
Motion
加速度センサーからバリューを取得します。レンジ、アンプ同上
MIDI/Keyboard入力
ラーニングモードで受信チャンネルを保存、メニューから削除。