地球上には数多くの毒が存在します。多くの毒があるならば、当然強弱があります。
存在する毒を強い(致死量が少ない)順にすると、下の表の様になります。
この表は毒の中でも有名である青酸カリ(シアン化カリウム)を基準にして、強さを比較しました。
上の表に書いてあるような毒は半数致死量がとても少ないので、ほんの少し摂取しただけで死んでしまうためとても危険です。
これを見ると、人為的に発生した毒よりも生物の体内で作られる毒の方が強いことが分かります。
1番強いボツリヌストキシンAはボツリヌス菌という生き物が作っています。
また、このボツリヌストキシンは筋肉を収縮させないようにするという効果があるため、
美容に使われることもあります。
先ほどのランキングには載っていなくてもとても強い毒は沢山あります
《毒の例》
→自然毒の中で10番目に強いという猛毒で、細胞に必要なタンパク質の生成を妨げ、細胞を壊します。
→1995年の地下鉄サリン事件で用いられた毒であるため、とても有名です。
この毒は呼吸だけではなく皮膚からも入るため、近くにこの毒があると体内に入ることを防ぐことが非常に困難な毒です。
先ほどの表において毒の強さの基準として用いたこの毒は、毒としては有名ですが、
小説やドラマ、アニメなどでよく見かけるだけで、この毒は致死量で見るとさして強くありません。
リンゴの一部に含まれることでも有名ですね。