(例)LD50 0.01 mg/kg (マウス、経口) (0.7mg)
LD50:半数致死量のこと
0.01mg/kg:1kgの動物の半数致死量は0.01mgだということ
(マウス、経口):0.01mg/kgはマウスに対して経口摂取して実験した結果だということ
(0.7mg):人間に摂取した時の半数致死量は0.7mgだということ
毒についてよく知ってなくてもテトロドトキシンは知ってるという人もいるのではないでしょうか
”河豚は食いたし命は惜しし”ということわざもあるように昔からふぐ毒にあたって死ぬ人がいたようです
テトロドトキシンはふぐが持っている毒であり、フグ科の学名(Tetraodontidae)と、毒(toxin)の合成語です
しかし、ふぐは毒を”持っている”だけであり、”作っている”わけではありません
テトロドトキシンは細菌によって作られ、餌となるヒトデ類や貝類を通してふぐの体内に蓄積されます(生物濃縮)
症状
20分から1時間程度で症状が出て、24時間に死ぬ場合が多いです
神経伝達の遮断、全身麻痺による呼吸不全のような流れで死に至ります
テトロドトキシンのおまけです
シガトキシンは一部のイシダイ科やハタ科の魚が持っています
生物濃縮の流れはテトロドトキシンと同じなので割愛します
症状
おもな症状は筋肉痛や排尿障害、ドライアイスセンセーションです
ドライアイスセンセーションとは”温度感覚異常”のことで、シガトキシンなどのシガテラ毒に含まれます
温度感覚異常とは例えば冷たいものに触れた時に電気刺激のような痛みを感じた
り、冷水を口に含んだ時にサイダーを飲んだ時のような「ピリピリ感」を感じたりすることです。Youtuberが使いそうな症状ですがちゃんと毒で死ぬこともあるのでので気を付けて(?)下さい
某地下鉄サリン事件で使われた毒です
地下鉄サリン事件は皆さんも知ってると思いますし、長くなりそうなので割愛します。
この毒はナチス・ドイツによって作られた人口毒で人体実験もされていました。
また、ほかの毒とは違いサリンは皮膚から摂取されるので全身に防護服を着ないと防ぎきることは出来ず非常に厄介です。
人口毒はいろいろと怖いです(ブルブル…)
DHMOとは、、、
・無色、無味、無臭の化学物質である。
・酸性雨の主成分である。
・温室効果を引き起こす。
・重篤なやけどの原因になりえる。
・末期がん患者の悪性腫瘍から検出される。
しかし、我々は日々「DHMO」にさらされ続けている。
発泡スチロール、防火剤などに使われている。
これで「この物質は危険だ!すぐに使用を中止するべきだ!!」と思った人はだまされています。
この物質は何でしょう?
水
水は一酸化二水素とも呼ばれている。これはカリフォルニア大学で作られたジョーク。
致死量:LD50 90mL /kg (ラット、経口)(5.4L)
症状:水を飲みすぎると浸透圧により、細胞内に水が溜まりすぎて細胞が破裂し、細胞内の物質が大量に血中に放出され、急性腎不全などになる。また、細胞の膨張で脳幹が圧迫されて呼吸が停止して死亡する場合がある。
*浸透圧とは「隣り合った濃度が違う水が濃度を一定に保とうとする力」のこと