高校留学

体験談

トフルゼミナールから高校留学を実現させた学生の体験談をご紹介します♪

アメリカ-ボーディングスクール

范 諾亜 さん Montverde Academy (フロリダ州、Grade10・Grade12・卒業後の体験談)

<G10の時の体験談>僕は元々留学に対して全く乗り気ではありませんでした。そもそも留学を決めたのは僕の両親なんです。僕の姉がアメリカ留学をしていたので、その流れで僕も行くことになっていました。僕の本心では全く留学なんてしたくありませんでした。僕のいた学校は小中高一貫校でした。小学校から入学していたこともあり、思い出や慣れ親しんだその環境から新天地へ移ることが怖かったのです。留学の話が現実味を帯びてきた時、不安と緊張がどんどん押し寄せてきて頻繁に両親と口論をしていました。時には壁を思い切り殴ったり、親の話を無視したりとにかくストレスがすごかったです。でも留学先が決まった時は、やっぱり嬉しかったです。

アメリカに移って新しい学校を目の前にした時は興奮しました。「こんなにでっかい校舎でこれから生活するのか!!」って。最初はやっぱりコミュニケーションをとるのが難しくて、あまり自分からは話しかけられませんでした。でも寮の親睦会の時に、隣の席の子が気さくに話しかけてくれて、どれだけ僕が拙い英語で喋ってもゆっくりと聞いてくれました。その時に僕はどれだけ英語が下手でも積極的にしゃべりに行こうと決意しました。そこからはもう順調に友達ができていき、僕が日本人なのもあって周りの友達がアニメや日本食、歴史など自分たちが知っていることを僕にシェアしてくれました。海外での日本の評価は高く、差別などは全く受けませんでした。最初に話しかけてきてくれた子はサッカーが好きで、彼はリバプールというクラブチームのファンなんだと教えてくれました。そこには日本人選手の南野拓実選手が在籍していて、彼はその選手のユニフォームをちょうど着ていて僕に見せてくれました。やはり海外に行くと1番話題に困らないのはスポーツだなと改めて思いました。

僕が通っている学校はMontverde Academyという学校で現地生と留学生が入り混じる学校です。特徴としてはスポーツ超強豪校として名高い学校です。特にバスケットボール部は、全米No.1の高校で数々のNBAプレイヤーを輩出して来ました。有名どころでいうとベン・シモンズやRJ・バレットなど、2021年のNBAドラフト一巡一位指名の選手もうちの卒業生です。他のスポーツもかなりのレベルで、そういったアスリート達が集まる場所です。他のボーディングスクールでは出会えないような人たちと関係を作ることができるので、そう言った面ではものすごくいい経験ができているなと思います。しかし、そう言ったアスリートたちは勉強よりも自分の所属しているクラブチームの成績を重視しているので、そこまで英語が流暢ではない子が多く見受けられます。最初は僕も英語がうまくなかったので、お互いに少しコミュニケーションに困る時がありました。勉強面では最初の年だったので、そこまで難しいクラスはとっていなかったのもあって成績は問題ありませんでした。ただ、これから少しレベルを上げたクラスが増えてくるので、やはり気合を入れ直さなければならないなと感じています。元々留学なんてと思っていたのですが、やはり来てみるとこれほど面白い経験ができたのなら来てよかったなと今は思います。


<G12の時の体験談>

前回の体験談を書いてから二年がたちました。以前にも書きましたが、元々留学に対して前向きではありませんでした。できることなら在籍していた学校に留まって高校生活を送りたいと思っていました。ただ、今日本の大学を目指してる身からすると、日本に留まっていたら到底目指せるはずがなかった大学に挑戦できるようになったことや、これからの人生で自分の武器になる言語、人との繋がりを得れたことを考えると、留学したことは自分にとっては最善の選択だったと思います。

 自分が最も成長したと感じるのは適応力です。もちろん英語力も2年前とは比べ物にならないほど上がりましたが、何よりも適応力が育ったと感じています。三年間の寮生活を通し、全てにおいて自分でどうにかしなければならない状況下に置かれてたからか、あまり物怖じしなくなりました。例えば、飛行機の乗り継ぎ。留学したての頃は、行きの飛行機でちゃんと乗り継ぎできるかどうか不安で、身構えながら飛行機を降りて国内線の乗り場を目指していました。日本からアメリカまでの飛行機は次の便まで時間があるため、緊張する必要はなかったのですが、やはり英語ができないためできるだけ早くゲートまでいっていました。しかし問題はアメリカから日本に帰る時の飛行機。アメリカの国内線の飛行機は予定の出発時間通りに出ることはあまりなく、毎度何かしらのトラブルを経て、出発をします。1時間や2時間の遅延はザラです。過去に、機体のトラブルで3時間遅延して、本来乗るはずだった飛行機を逃して、自分の荷物とはバラバラに日本に帰ったことがあります。こういった出来事を経験して、何事も「まぁどうにかなるだろう」というマインドに徐々になっていきました。

 最初は、外国人たちと仲良くなれるか心配でした。文化も価値観も違う人種で、お互いの常識が互いの非常識。不安しかありませんでしたが、いざ話してみると想像以上に普通に感じました。ただ使う言葉が違うだけで、笑うタイミングや怒りの沸点も、何もかも違いはないのです。

 よく留学すると価値観が変わると言いますが、僕は必ずしも価値観が変わるとは思っていません。何一つ知らない、頼れない、という孤独な状況で、自分と向き合うことが他者よりも多くあるから価値観の変化が起こる人が多いのかもしれません。僕自身は価値観が変わったとは思わないし、変わってないことが悪いとも思っていませんが、ただ一つ確かなのは、自分がどのような人間なのかを理解するのに最も適した機会が留学だということです。自分という人間が、どう周りから影響を受け、そして与えるか、大人であっても答えるのに詰まってしまうような人生の問いに、同年代たちがその問いの存在に辿り着く前に、僕たちのような留学を経験した人は先に取り組むことができると感じます。必ず他人から評価をしてもらえるというわけではない。しかし、1人の人間として飛躍的に成長することができ、これからの自分をよりよく見せることができる。この経験は今後の大きな財産になりうるとこれまでの留学生活を経て感じました。

 

<卒業後の体験談>

 勉強嫌いの僕が、これからの人生で一生無縁だろうと思っていた受験に取り組んだこの夏、一種の人生においての転換期を迎えたと思います。アメリカの高校を卒業して日本に帰国し、本格的に受験勉強に向き合い始めました。最初は生意気なことに「なんとかなるだろう」などと楽観的な考えを持っていましたが、そんな浅はかな考えはすぐに消えました。受験で必要な小論文の練習を重ねるにつれて、自分がどれほど無知な人間かを痛感したのです。時事問題や社会問題、国内に収まらず国際問題にいたるまで知識を詰め込まなければならない小論文において、僕はまともに文章を構成できませんでした。それでも、「まぁまだ始めたばかりだし」などとまだ余裕があると思い込んでいました。7月に入り、ある程度授業が進行したあたりで、僕とは違う入試形態の友人が塾の開館から閉館まで勉強している姿を見て、なぜ自分には余裕があると勘違いしていたのだろうと反省しました。それからというもの、改心して彼らのように開館から閉館までともに勉強するようになりました(余談:僕らはそれを9時組と呼んでいました)。勉強をするにつれて、自分にはどんな強みがあるのだろうと疑問を抱き始めました。唯一無二なものがあるのか、他人より優れた能力はあるのか、日々受験への不安とも相まって自信がなくなっていきました。ある日、大学への志望理由書を書いているときに、ある友人に「君の文章は人間味があってすごくうらやましい」と言われたことがあります。僕は最初、「こいつは何を言っているんだろう」と感じました。僕は、ただ留学で体験した何気ない日常の会話を少しだけ切り取って文章に組み込んだだけなのに。しかし、それこそが僕の唯一無二であり、優れた部分だったのだと思います。三年間のアメリカ生活は、僕からしたらただの学校生活でなんてことない普通の会話や思い出ですが、周りから見ればそれらは僕の考えを際立たせることができる説得力として確立されているのだと気づきました。

 さらに時は進み10月、僕の受験は終わりました。過去にないほど自分にストイックになり、毎日9時から9時まで勉強し、塾から帰った後にジムに行って筋トレをする毎日。嫌になるほど見た自習室の壁。あと何回塾の階段から夜の風景をみればいいのかと嫌気がさしていました。でも、そんな毎日が報われ、上智大学に合格しました。これだけ何かに打ち込んでやり抜けたのは、アメリカでの三年間がなければ成し遂げられなかったと思います。何も知らない、通じない、そんな環境下で、一からすべてを形成し自分という人間をアメリカという無縁の地で確立した経験が、勉強嫌いの僕を変えてくれたと思います。自分を変えてくれた、自分に大学で学ぶ機会を与えてくれたアメリカでの経験と、今夏の受験期は、確実に僕にとって人生の転換期になったと言えます。

アメリカ-ボーディングスクール

小林 剛さん St. Croix Lutheran Academy (ミネソタ州、G10)

アメリカ北部ミネソタ州にあるSt.Croix Lutheran Academy という学校に通っています。学校は大きい都市から車で20分ほどの自然と街が融合した場所に位置しています。休日にはミネアポリスまで出かけたり、学校のすぐ前の通りにあるお店でランチを楽しんだりできます。寮はとてもアットホームな環境で、さまざまなバックグラウンドを持つさまざまな国籍の生徒と共に毎日刺激ある生活を送っています。寮にはスーパーバイザーがおり、生徒の生活の指導や相談役の役割を果たしています。寮生活では自分で自分のことを管理しなければならないので、日本にいた時よりも自主性がついたと感じます。宗教や食など日本とは全く違う文化も多く、慣れるのには時間がかかりますが、どれも貴重な経験です。クリスチャンスクールであるため、毎日チャペルでお話を聞く時間があり、とても興味深い体験です。授業は、多くても1クラス15人ほどまでで、少人数です。授業はもちろん全て英語で行われます。授業中は積極的に発言し、先生に覚えてもらうようにしています。時に内容が分からないこともありますが、先生に質問することで、分からなかったところはその時間中に解決できるように努めています。週に一回ほどクイズと呼ばれる小テストがあり、それに向けて勉強しなければならないため自然と学習内容が身につきます。

秋のスポーツアクティビティではサッカーをしています。コーチは皆信頼できる人たちで、相談などをすると真摯に話を聞いてくれます。チームメイトとはサッカーを通して仲良くなることができました。活動期間中はほとんど毎日放課後に練習があり、試合も週に2回あるため忙しいですが、日々楽しく活動しています。

留学生のためには、メンターメンティープログラムというものが用意されています。留学一年目の生徒と現地の生徒がペアになり、学校生活に慣れるのをサポートするというものです。メンターとは仲良くなり、一緒にサッカーの試合の観戦に行きました。

ここでの毎日は、間違いなく日本では経験できるものではありません。まだ将来のプランは決めることができていませんが、この留学の経験を活かして世界で働けたらと思っています。

アメリカ-ボーディングスクール

福山 紗帆さん Maine Central Institute (メイン州、G9)

留学しようと思ったきっかけは、トフルの留学説明会で中学生でも留学できると知ったからです。 MCIに決めたのは日本人が少ない環境と、ダンスをしていたので、ダンスやバレエが盛んというのも魅力でした。 アメリカに行くまでは英語での授業についていけるか不安でした。日本では英検準2級を持つ程度でした。最初は宿題を出されたこともわからないまま、ESLを2、3ヶ月受けると少しずつ理解できるようになり、友達もできました。 現在は友達に誘われチアリーディングに所属しています。入部してすぐに良いポジションを任されました。実力をすぐに評価してもらえることに驚きました。ダンスを踊るとストレートに褒めてもらい、認められた事がアメリカに来て嬉しかったことの一つです。 授業は必修以外は選択性で、アートやピアノのクラスを受けています。数学もレベルに合ったクラスを受ける事が出来るのでわかりやすいし、少人数(10~15人)で先生に質問しやすいです。 留学生は全体の約3割で、寮に住んでいる生徒はほとんど留学生なので悩みを相談できるのが良いところです。 アメリカでは自分一人でなんでもしなければいけないので、人の助けを借りるのが大切だと感じています。 日本では中学の途中から不登校の状況でしたが、アメリカに来て普通に学校に通うことが出来るようになりました。 アメリカは多様な文化圏の人がいて他人の事を気にしないし、コミュニケーションする時はお互いを認め合う文化でとても過ごやすいです。アメリカで普通に学校に通い、楽しい毎日を送れるようなりました。 

アメリカ-ボーディングスクール

岡部 真那 さん Kennedy Catholic High School (ワシントン州、2022年卒業)

1、いつ、何がきっかけで留学を決めたか

ー> 高校1年で交換留学でカリフォルニアへ行き、交換留学が終わる頃にアメリカで高校生活を続けたいと思ったからです。交換留学を決めたきっかけは日本の授業がどうしても自分に合わずにもどかしく感じていて、そんな時に学校の先輩が交換留学から帰ってきて体験を話してくれて興味を持ち、渡航を決めました。

 

2、渡航前の英語力

ー> TOEFL78点、英検2級、中3の学校の英語の授業で習うレベル。話せるけど文法はめちゃくちゃで、ただ雰囲気に任せてできる感じを出していました。学校では英語の点数は文法は175人中上位20位以内、会話は3位以内にいました。

 

3、進学を選んだ理由

ー> アメリカを選んだ理由はアメリカがいろんな人種の方々が集まる国だからもっと考え方や視野が広がると思ったからです。もう一つの理由はちゃんとした癖のない英語を学ぶならアメリカだと思ったからです。学校に関しては交換留学で行ったところにアジア人が全くおらず、かなり辛かったので次行く学校には絶対日本人がいてほしいと思っていたからです。ケネディの国際部のトップに日本人の方がいらっしゃるというのが一番の決め手になったと思います。

 

4、留学前にたのしみだったこと、不安だったこと

ー> ほとんどすべてが楽しみでした。新しい環境に行くことも、新しい人に出会うことも。しかし私が転入した年が丁度コロナが出た年だったのでこれからどのような学校生活になるのか、本当に学校に行けるのか、という不安は特に大きかったです。

 

5、準備したこと、準備しておけばよかったと思う事

ー> 特に何も覚えてないです。シアトルにはアジア人が多かったですし、日本食もたくさんあったので困らなかったです。どうにかなるさ精神でここまできたので特に心の準備も何もしませんでした。

 

6、志願した学校との面接

ー> 私はフィギュアスケートをずっとやっていたのでそれをアピールポイントに、また英語で話すことがとにかく好きなので話すのが大好きです!って感じで楽しく受けた記憶はあります。スケートの事を良く聞かれた気がします。

 

7、学校で一番面白かった授業

ー> 写真の授業と英語の授業は大好きでした。ためになったという意味で面白かったのはChristian LifestyleとCurrent Issueという授業で、Christian Lifestyleは自分や自分の将来と向き合う授業、Current Issueは最近のニュースや情勢、知っておきたい世界の事をディスカッションや映像、リサーチなどメインで学んでいくという楽しく学べる授業でした。

 

8、大変だった授業

ー>政治の授業はとにかく大変でした。みんなが常識的に知っている憲法や法律など初めて習うことが多かったですしとにかくついていくことに必死でした。暗記がすごく苦手な私にとって政治の授業は地獄そのものでした。

 

9、1日平均何時間ほど勉強していましたか

ー> 集中力が全くと言っていいほど続かないので机の前にはずっと座っていたけれども実質1時間~3時間くらいだったと思います。宿題は学校で終わらせてしまうタイプで、終わらなかったものを家でやる、というスタイルを取っていたのと、自習をするならファミリーと過ごしていたかったので課題以外は全く勉強していなかったです。自分だけで勉強するよりもリビングで家族に意見を聞いたり、教えてもらったり、直してもらったりするのが私のおすすめの課題のこなし方です。ファミリーと仲良くなれて、勉強にもなって、会話力も上がって、なおかつ課題を添削してもらえるから良い点数が取れる、これが全部セットで無料で出来るならとことん利用するのみだと思います。私が自習しなかった理由もこれにあります。会話で実際の正しい英語を学べるのに日本から持っていった高い参考書と寝るまでにらめっこする理由が分からなかったからです。

 

10、ホームステイの生活について

ー> ケネディ在籍の間に一回だけ、学校から遠くて部活動やアクティビティの送り迎えができないという理由でステイ先を変えました。どちらのステイ先も良かったですが、一件目の家族とはよく意見をぶつけ合っていました。お互い納得いくまで話しあい、ステイさせていただいてる分、ある程度の我慢はしていましたし、家のルールには従っていましたが、嫌だったら嫌、分からなかったら分からないと喧嘩覚悟で言っていました。二件目の家とはとても相性がよく、ファミリー全体が私を本当の家族のように扱ってくれました。この家族とは今でも毎日連絡を取り合っていて、留学中にホームシックに驚くほどならなかったのですが、日本に一時帰国中の今、大変なくらい逆ホームシックです。行き帰りの車で何気ない話で大笑いしたり買い物に行ったり、家でNetflxを見て騒いだり、家に帰ってくる結婚したホストシスター3人とその旦那さんたちと赤ちゃんたちで遊んだり、早くあの家に戻りたいと思えるような家族に恵まれました。

 

11、自由時間

ー> 土日は現地の親友達とショッピングに行ったり、家で遊んだりご飯を食べに行ったりしていました。平日はとにかく家族と話して遊んでゆっくりしていました。あとは同じ学校にいる日本人たちと電話したり遊びに行ったりしていました。家族みたいに仲がいいので普段のストレスや学校の愚痴を言い合ったり、くだらない話をして盛り上がったり、お互いに課題を助け合ったり、ほんとに助けられた存在です。あとは寝てました!気づいたら夜だったなんてことも多々ありました…

 

12、週末の過ごし方

ー> 前の質問と回答はほぼ同じになりますが、友達と遊んでいました。また、ケネディではインターナショナルの生徒たちのために月に一回週末にアクティビティがありました。国際部の先生方が企画して、学校でアクティビティをしたり、有名な観光地などいろんなところに連れて行ってくれました。

 

13、長期休暇中の過ごし方

ー> 私はクリスマスはホストファミリーと過ごしたいという願望が強かったので家族と過ごしていました。他の日本人たちはほとんど日本に帰国していた印象があります。夏休みは毎年必ず帰国しています。夏休み中は日本で行きたかったところ、やりたかったこと、食べたかったもののリストをつぶしていました。

 

14、 1か月のお小遣い

ー> 私は2万円でやりくりしていました。お金のかかるようなイベントに参加したり、それこそクリスマスのプレゼントを買ったりするときは別途で両親にお願いしていました。

 

15、クラブ活動

ー> スポーツは友達を作るためにクロスカントリーに入っていました。他のクラブ活動には参加していませんでした。大学の受験の事が心配だったのと、放課後は友達と遊ぶ時間にしたかったからです。クラブ活動の種類はすごく豊富で、すべて把握しきれてないです。クラブ活動やスポーツで友達を作って増やす、というのが一番手っ取り早い気がするのでそのために入っていた生徒がインターナショナルのみならず現地の生徒にも数多くいました。

 

16、一番おいしかった食べ物

ー>   メキシカン料理が一番好きでした。ホストのお母さんがメキシカン料理を作るのがとても上手く、大好きになりました。アメリカといえばハンバーガーなどのジャンクフードのイメージがありますが、私にとってのアメリカで美味しい食べ物といえばメキシカン料理です。今でも恋しくなって週に一回は食べています。

 

17、驚いた日本とアメリカの違い

ー>    日本では出る杭は大体打たれますが、アメリカでは出る杭が褒めたたえられます。授業中に分かるまで質問していいですし、逆に質問しないとほんとにわかってるの?大丈夫?授業聞いてた?とちょっと怒られる時も。他人の目を気にせず自分のために授業を受けられるので、あ、学んだなと実感できます。友達関係もハッキリ態度で示してきますし、日本であるようないじめは全く無いと思います。仮にいじめが始まってもそれぞれに意志がはっきりとあるのでだいたい1日2日でいじめを始めた側の友達が離れていっていた記憶があります。自分たちの意志がハッキリしていて、誰に言われようと嫌なことは嫌だという、そういう姿勢が新鮮で大好きでした。

 

18、留学する前と後の自身の変化

ー>    留学する前は自分の意志など全くなく、周りに流されるように生きてきましたが、海外に出て、自分の色と意志を他人の目を気にせずにはっきり出せるようになったと思います。物おじせずに新しいことへ挑戦できる力が付き、チャンスをたくさんつかめるようになりました。周りの友達からは初めて私の本当の、素の姿を見たと思うと言われました。留学前は勉強がイヤで仕方なく、勉強が大っ嫌いでしたがアメリカから帰ってきて学習意欲が高まり、親からも勉強好きになったんだね、自分から勉強する姿は初めてみたと言われました。あとはイヤなことを嫌だと言えるようになったのは大きいと思います。

 

19、卒業後の進路

ー>    私は元々アスリートで前線に立っていたのでスポーツに関わる仕事につくのが夢です。最近、アスリートのメンタルヘルスの問題が浮き出てきて問題視され始めている中、私自身精神的な理由で生活に支障が出たり、周りのアスリートたちが精神的に辛い思いや上手くいかなくてそれがきっかけでどんどん崩れていく人たち、小さい子たちを何度も見てきました。だからこそ、何か解決方法はないかという思いと、少しでも彼らの力になりたい、彼らが最高のパフォーマンスを、納得のいく力が出せるように手伝いたいと思っています。そのために2022年の秋からMichigan State Universityで心理的運動学、Kinesiologyを学ぶ予定です。


カナダ-公立高校

酒井 蔵人 さん Claremont Secondary School (サーニッチ学区 2020年卒業 現在筑波大学3年生)

 私はカナダ、ビクトリア、サーニッチ学区のクレアモントセカンダリースクールにて、グレード 10 から 12 までの約3年間を過ごしました。私は今、筑波大学という日本の大学の学部3年生として学んでおり、留学を終えてから既に約3年が過ぎようとしています。本留学体験談では、現在日本の大学で学修している自分が留学を終えてからこそ再確認することができた、留学をして良かったと感じたことを中心に、カナダでの体験を交えてまとめさせて頂きます。

 一つ目が、英語の能力によって得られるアドバンテージについてです。当たり前かもしれないですが、日本に帰国し、英語を高いレベルで使用できる事は非常に大きな強みになると再認識しました。まず初めにアドバンテージを感じたのは、大学の入試時です。私は芸術学部に帰国生として入学したのですが、入試時に教授方と英語を用いて面接を行いました。数多くの優秀な受験者がいる中、画塾などに通わずに独学でデッサンを学んでいた自分が合格できたのは、面接で英語力を自分の強みとして証明することが出来たからだと感じています。

 入試時だけではなく、自分の能力を証明しなければいけない様々な場において、高い英語力は大きな強みになります。私はイタリアへ今年の夏から留学することが決まりました。ミラノ工科大学という、世界でもレベルの高い大学でデザインを学びたいという強い思いがあり挑戦を心に決めましたが、筑波大学とミラノ工科大学の両校から留学許可を貰う際にも、留学で培った英語力が自分の大きな強みになりました。まず、留学をするには TOEFL85 点以上、さらには、英語での留学計画書やポートフォリオの製作など、カナダへの留学経験がなければ超えることが難しかったハードルが多々ありました。日本の大学では留学のチャンスが全員に与えられてはいるものの、大学の課題をこなしながら、改めて英語を勉強する事は難しいです。自分がこの国、この大学に留学したいと心に決め、両校から合格をいただけたのは、間違いなくカナダ留学のおかげだと思います。

 また、英語を理解できれば得られる情報の幅は何倍にも増えます。私は、大学の課題、自分の趣味などのため本やネットなど様々な媒体から情報収集を行うことがあるのですが、今まで日本語での情報しかインプットすることが出来なかったのが、英語の記事を読めるようになり、情報社会のこの時代、とても有利に感じることが多いです。

 二つ目に良かったと感じるのは、若い時に文化の違いを身をもって感じることが出来た点です。高校生という多感な時期に、日本人とは異なった考え方や物事に対する視点を持った人と接する事で、人として成長することが出来たと感じます。特にカナダは世界中のさまざまな国の方が集まる国です。授業のグループワークなどでカナダ人だけでなく様々な国にルーツを持つ多くの生徒と意見を交わすことで、多角的な視点を持てるようになりました。大学でプロダクトデザインを行う際にも、解決すべき問題点に対してグローバルかつ多角的な視点を持てるようになり、多くの生徒が切磋琢磨する中で、デザインの中に自分らしさを落とし込む際にとても役立っていると感じます。

 高校を日本で学ぶことも素晴らしい事だと思います。しかし、自分のやりたい事、将来のプランを考え、そこから逆算していった場合、やはり高校での留学は私にとって必須であったと感じます。英語が話せるようになったことで世界に目を向けられるようになり、将来の可能性が大きく広がりました。留学は、時には辛い苦しいと感じることもあります。しかし、それ以上に得られる経験は素晴らしいですし、将来後悔することは絶対にないと思います。

アメリカ-ボーディングスクール

長谷川 舞 さん Thornton Academy (メイン州、2021年卒業)

Q.どんなきっかけで留学をしようと思いましたか?

 

A.小学生の頃から視聴していたドラマの影響で海外への憧れがありました。そして、高校1年生の夏休みに初めての海外旅行でアメリカのボストンを訪れることができたのですが、その際に参加した語学学校や、現地の高校生たちと過ごしたテニスキャンプを通して、海外での生活により興味を持つようになりました。帰国後、父から興味があるなら早いうちに本格的な海外での生活を経験しておいたほうが今後役に立つのではないかと留学を強く勧められました。


Q.渡航前の英語力はどれくらいで、何年生として留学しましたか?

 

A.渡航前のTOEFLは58点、英検では2級を持っていました。学校では英語は得意科目だったと思います。留学は11年生(日本の高校2年生)から開始しました。

 

Q.進学した学校を選んだ理由は何ですか?

 

A.進学する学校は地域から決めました。初めて行ったのがアメリカ東部のニューイングランドだったこと、父もボストンで勉強をした経験があったこと、そしてニューイングランドはアカデミックな地域でたくさん良い学校があり勉強するにはとても良い環境だと勧められたので、アメリカ東部のニューイングランドにある学校にしようとまず決めました。

さらに、一クラスの生徒数が少なく、先生からのケアが多く受けられる学校にしようと思い、進学先を最終的に決めました。結果、どのクラスも少人数のため授業中も発言がしやすく、先生にも質問しやすい環境だったので、勉強で困ることはありませんでした。

 

Q.留学する前に楽しみだったことや不安なことはありましたか?

 

A.私にとっては、楽しみだったことと不安だったことが同じで、寮生活のことが気になっていました。以前から各国の生徒が集う寮生活ってどんな感じなんだろうかと興味があったので楽しみにはしていましたが、同時に価値観や文化が違う海外の生徒と上手くやっていけるだろうかという不安もありました。

 

Q.留学する前にどんなことを準備しましたか?

 

A.留学前にできるだけ英語力を伸ばしておきたかったので、留学前の夏にもトフルゼミナールで勉強を続けました。スピーキングとライティングの力を伸ばすことができたので、初めての留学を前にして少し自信をつけることができました。

 

Q.学校で面白かった授業は何ですか?

 

A.心理学の授業です。元々は以前から興味のあった社会学の授業をとることにしていたのですが、その社会学の授業とよくセットになる授業だからと学校のアカデミックアドバイザーから勧められて、心理学も受講することにしました。最初は軽い気持ちで受けることを決めましたが、授業を受けるにつれて自分が心理学に強く興味があるという気づきになりました。日本の高校ではここまで細かい授業の選択肢がないので、アメリカで早いうちに自分の志向を知ることができ良かったです。


Q.逆に大変だった授業は何ですか?

 

A.大変だった授業は解剖生理学です。もともと人体に関わる分野に興味があったので、大変ながらもモチベーションをもって授業を受け続けることはできたのですが、出てくる単語がどれも長くて複雑で、覚えるのが辛かったです。


Q.1日に平均何時間ほど勉強していましたか?


A.2、3時間です。基本的には毎日どの授業からも宿題が出るので、出された宿題は早め早めに終わらせて宿題の多い日に備えるようにしていました。分からないことはすぐに先生に聞きに行きました。先生はとても丁寧に教えてくださるので、授業の前後に先生のもとを訪ねたりメールを使って質問をしていました。

 

Q.寮生活はどうでしたか?


A.世界中から集まった多くの留学生が同じ屋根の下で一緒に生活する寮は自分にとって新鮮な環境でした。週末は寮のアクティビティでモールなどに皆で出かけたり、寮のラウンジで映画を見たりするのが楽しかったです。

一方、価値観や文化の違いから留学生同士で喧嘩になることも多かったです。自分は極力そういうトラブルには関わらないようにしていましたが、1度巻き込まれてしまい、友達関係で悩んだこともありました。でも、そういう経験を通して、相手の国や文化のこと、自分の国や価値観のことを深く考えることができたと思います。

 

Q.長期休暇中はどのように過ごしましたか?


A.1年目のサンクスギビング休暇の時は、両親がボストンに来て一緒に観光しました。その後のクリスマス休暇はボストンで英語学校に通いました。

 

Q.1か月のお小遣いはどれくらいでしたか?


A.1か月のお小遣いは決まっていませんでした。寮生活ではそんなにお金を使うことがなく、週末に友達とショッピングで使うくらいで、ほとんど日本から作っていったクレジットカードを使っていました。

 

Q.クラブ活動はどうでしたか?

 

A.オーケストラ、ジャズバンド、そしてテニスチームに入っていました。オーケストラとジャズバンドは毎回集まって合奏するだけだったので、あまり周りの友達とコミュニケーションをとる機会がなかったのが残念でしたが、元々日本でも楽器の演奏を続けていましたし、指導の先生も友達も優しかったので練習自体は楽しく参加できました。テニスについては、1年目は公式試合がある春のシーズンがコロナの流行開始と重なってしまい、ほとんど練習も試合も出ることがなく終わってしまいましたが、2年目はコロナ禍のなかでも練習が再開され、試合にも出ることができたので、良い経験になりました。シーズン中は試合が毎日開催される時期もあり大変でしたが、州内各地の学校にスクールバスでチームメイトのみんなと遠征に行くのが楽しかったです。

 

Q.留学先の国で一番美味しかった食べ物は何ですか?

 

A.アイスクリームがおいしかったです。学校の食堂でも夕飯のときに、週に1度くらいアイスクリームが出ました。学校の近くにもアイスクリーム屋さんがあって、友達とテニスの練習帰りに寄って話しながら食べるのも楽しかったです。近くのスーパーに一人で買いに行くこともありました。留学先で食べたアイスクリームは一番おいしくて、思い出もたくさんあります。

 

Q.日本とアメリカの違いで驚いたことがあれば教えて下さい。

 

A.アメリカは授業の進め方が日本とかなり違うことに驚きました。クラスの人数も10人前後と少なく、みんなが手を挙げて発言をするので、どれもこれも活気のあるクラスで楽しかったです。先生もただ前に立って話すだけではなく、教室を歩き回って生徒との距離を縮めながら生徒に話しかけたり、質問をしたりと、みんなが授業に興味を持つようにたえず注意を払っていると感じました。


Q.留学する前後で自分自身の成長や変化を感じますか?

 

A.高校2年生で一人アメリカに渡り、たくさんの国の生徒と共同生活を送り、日々もまれながら生きている中で精神的に強くなったと思います。

 

Q.卒業後はどんな道を歩みたいですか?


A.アメリカのリベラルアーツの大学に進学するので、まずはじっくりと自分の興味や志向を探って、何を一番勉強したいかということを考えたいと思っています。大学卒業後のことはまだ決めていませんが、好きなことを勉強し続けるという姿勢を持っていたいと思います。

アメリカ-ボーディングスクール

長谷川 舞 さんのお父様からのお声

Thornton Academy (メイン州、2021年卒業)

Q.お子様の留学を決められた経緯について教えて下さい。

 

A.私自身、かつて社会人になってから30歳代でアメリカの大学院に留学をしましたが、その際に大変苦労したので、以前より娘にはなるべく早い時期での留学を勧めていました。ただ、娘は日本での高校生活を楽しんでおり大変満足していましたし、その後の大学受験のことを考えると、なかなか高校での留学に踏み切ることができませんでした。そんな中、娘は高校1年生の夏休みに生まれて初めての海外旅行として、以前に私が留学をしていたボストンを訪れ、およそ1ヶ月の間に語学学校やテニスキャンプに参加して寮生活にトライしました。これが大変楽しかったようで、ならばやはり本格的な留学を目指そうということになり、その年の9月には早速トフルゼミナール大阪校を訪ね、カウンセリングを受け始めました。

 

Q.進学する学校を決める際、お子様とどんなことを話し合いましたか?


A.なるべくケアが手厚い、小規模のボーディングスクールを留学先として検討することにしました。具体的には、先生1人当たりの生徒数が少ない規模の学校が理想でした。また、落ち着いた雰囲気に魅力を感じていましたので、アメリカの中でも教育水準が高いとされている東部のニューイングランド地方に行くべきだとも考えていました。

 

Q.留学前、一番ご不安だったことは何ですか?


A.やはり娘の英語力に不安がありました。日本の高校での英語の成績は悪くはなかったようですが、留学というのは単に「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」ことになります。それまである程度の長さのレポートを英語で書いたこともなかったはずですし、その能力もなかったと思いますから、本当に留学生活を全うできるのか不安でした。

 

Q.留学中、どのような姿勢でお子様を見守っていらっしゃいましたか?


A.留学中は里心がついてしまうので、なるべく子供に連絡をとることを控えたほうが良いと聞いていましたが、今はメールやLINEなどで繋がることが簡単なので無理に連絡を遮断する必要はないと感じました。アメリカで使える携帯電話を日本から持っていきましたし、パソコンも使って、ほぼ毎日連絡を取り合って寮生活のことや学校での勉強のこと、どんな科目をとるべきかなど、かなり密に、実は言うと日本にいた時よりも多くの相談に乗り、よく話していました。私も一緒にリモートで留学生活を楽しんでいたという感じでした。

 

Q.卒業後の進路を決められた経緯を教えて下さい。


A.元々は、アメリカでの高校生活を終えてからは日本の大学への進学を目指す予定で、娘は11年生(日本の高校2年生)と12年生(日本の高校3年生)の間の夏休みに帰国した際にはトフルゼミナールの講座なども受け、国際教養系の大学を進学先の候補として考え始めていました。ただ、アメリカの高校での成績が意外なことに悪くなく期待を上回っていたこと、周りの留学生のほとんどがアメリカの大学への進学を目指していたことから、引き続き日本の大学を第一候補としつつもアメリカの大学にも出願してみようということになりました。ただアメリカの大学の学費や寮費は、私立であろうと州立であろうと日本の大学と比べるとかなり高いので、外国人である留学生にも奨学金が支給されている大学を中心に出願しました。有難いことに、いくつかの大学からかなり良い条件での入学許可をいただき、その中から、やはり小規模で学生一人ひとりへのケアが行き届くであろう、リベラルアーツの大学への進学を決めました。

 

Q.留学前後でお子様にどのような変化が見られましたか?


A.娘とはLINEやスカイプでたえず連絡を取り合っていたので、久しぶりという感じではなくあまり変化に気づかなかったのですが、2年間の留学生活を通じて対応力や適応力が養われたように感じます。離れていてもトフルゼミナールの担当者によるカウンセリングや現地のエージェントの方からの連絡、学校での手厚いケアがたえずありましたので、快適な留学生活を送れたようですが、そうはいっても外地での留学生活には不便もあり、日々小さなトラブル、そして時には日本では考えられないような問題が起きるのですが、その度に自分で考えたり、周りに相談したり、また留学生同士で力を合わせてトラブルを解決したようで、対応力や問題解決力が鍛えられたという印象です。実は留学の目的が、単に英語力を養うということだけではなく、どんな状況でもどんな場所でも自分で考えて生きていく逞しさを養うことでしたから、まだまだだとは思いますが、その兆しが少し見えてきたと喜んでいます。

 

Q.留学中のエピソードで心に残っていることがありましたら共有ください。


A.新型コロナウィルス感染症の流行による大混乱について語らないわけにはいかないと思います。留学2年目であった2020年秋学期開始直前に感染が再拡大して、コネチカット州の規制も厳しくなりました。そのため、すべての授業がリモートになり、留学生が学校や寮に戻ることができなくなりました。やはり現地に渡ることこそが留学だと考えていましたから、トフルゼミナールの担当者の方々と急遽相談を重ね、そこから2週間足らずで、コロナ禍のなかでも留学生を受け入れてくれるアメリカ東部のメイン州にある高校への転校を決めました。通常は数か月をかけて学校を選んで面接などの準備を進めるのに、この時は10日間ですべての手配を済ませていただき、慌てて飛行機に乗り込みました。メイン州でもその後感染が広がり、週のうち数日は寮の部屋からリモートで授業やクラブ活動に参加することになりましたが、それでもやはり現地の空気を吸って生活をするということが大事だったと思っています。世界的な危機であるこの時期に娘を留学させたことに批判もあり、呆れられたこともありましたが、この異常時に2年間の高校留学生活を全うしたことは、本人にとってはもちろん私たち家族にとっても貴重な経験になりました。

アメリカ-ボーディングスクール

長谷川 舞 さん Marianapolis Preparatory School (コネチカット州  *Grade10の際に書いていただいた体験談です)

アメリカ東部のマリアナポリスという学校に通っています。秋には色鮮やかな紅葉を見せるサトウカエデなどニューイングランド特有の美しい木々が立ち並ぶ広大なキャンパスで過ごす日々は素晴らしく、親元を離れての寮生活でしたが、ホームシックにかかることは全くありませんでした。校内では授業のほか、課外活動として参加するスポーツやオーケストラなどの文化活動が多く提供されていて、私は毎日キャンパス内に3面あるテニスコートでラリーを楽しんでいる他、夕食後にはアメリカで初挑戦となるジャズバンドでトランペットを吹いています。

授業は1クラスの生徒数が多くても10人ほどの徹底的な少人数制で、生徒一人ひとりと先生との距離が近いので、授業中に取り残されてしまうことなどありません。留学生に対するケアも充実していて、学業だけでなく生活全般の相談にのってくれるアドバイザーとの面談がほぼ毎日あり、ドームペアレントとして寮に住む先生には、不自由なことも多いアメリカでの共同生活についての愚痴も話すことができて、ストレス解消になりました。

マリアナポリスはカトリックスクールであるため、必修科目には宗教やモラルなど留学するまで接することがなかった分野のものが多くありました。当初こうした授業は難解かつ退屈ではという不安もありましたが、生徒が選んだ映画や時事問題をテーマに活発なディスカッションも交わされ、予想に反して飽きることはありませんでした。こうした科目を通じて、アメリカ社会に深く根付く信仰心や価値観に触れることができたことも留学生活の大きな成果の一つだと思います。

留学後の進路についてはまだ決めることができないでいます。日本の大学進学を志すのが良いのか、アメリカの大学なのか、また将来どんな職業に就けばよいのか、具体的なイメージはまだはっきりとはしていませんが、ここマリアナポリスで培ったコミュニケーション能力や思考力、それに日本での高校時代には持てずにいた積極性は、近い将来私を進むべき道に導いてくれると確信しています。

アメリカ-ボーディングスクール

多田 沙也佳 さん Maine Central Institute (メイン州、2021年卒業)

私の通っていた中学校に来た海外で働く卒業生の方が、私の頭のどこかにあった「海外で生活してみたい」という気持ちに火をつけました。漠然としていたアイデアは、お話を聞いたり、自分に会う学校を探したりして段々と形になっていきました。

私がメイン州にあるMaine Central Institutionという、ほとんどの人が名前も聞いたことがないような州の学校に進学を決めたのは、今までエレベータ式の学校にずっと通っており、代わり映えのなかった生活を、田舎の自然豊かな学校で変えてみたいと思ったからです。私の学校は比較的留学生が少なく、現地の学生ともすぐ馴染むことができました。最初の一年は、ESLのクラスで他の留学生と助け合いながら、みんなで楽しく勉強に励みました。先生方も優しく、何度も同じ質問をしたりする私に、何度もわかりやすく指導してくださいました。現地の学生達も、なかなか何をすればいいのか理解ができなかった私に寄り添って、一緒にプロジェクトを進めてくれたりしました。それに加え、新しいことに挑戦したいと思っていた私は、今までやっていた演劇部に加え、ボランティアをするクラブや、ジャズクワイヤー、コンサートバンド、苦手だったスポーツにも挑戦しました。沢山のクラブに入っていたことから、どんどん友達は増えていき、二年目からはほとんど難なくコミュニケーションを取れるようになっていました。

ただ、楽しいことだけでなく、辛いことももちろんたくさんありました。二年目からは、完全に現地の生徒達と同じC P(College Prep)や、A P(Advanced Placement)の授業を取り始め、初めは授業の内容が全く理解できず、毎晩遅くまで必死で勉強しました。長い本を読んだり、Manson Essayという長いリサーチペーパーを書いたりしました。授業後に教室に残り質問したりなどしてもなかなか成績が伸びず、留学の厳しさを感じました。ですが、一年目で頑張ったおかげで、National Honor Societyという成績優秀者のための団体や、寮のリーダー、生徒会にも参加することができました。

そんな辛い生活の中でも、ホームカミングやプロム、長い休みの間にはホームステイをしたり、バスに乗ってニューヨークに友達と旅行したり、メイン一大きい湖の辺りでキャンプをしたり・・・たくさんの友達に恵まれて、みんなで支え合いながら学校生活を楽しむことができました。

最後の一年はコロナにも苦しめられ、今までの二年間とは全く違う経験をしました。オンランインクラスという今まで経験したこともない形態でも、苦労しながらなんとか学年10位内という、自分でも考えられなかったような成績を収めて卒業することができました。なかなか友達とも会えず、精神的にも辛い一年を過ごしましたが、希望の大学にも合格することができました。

たくさんのユニークな授業、先生、学生達と触れて、私は人種差別や環境問題などの社会問題に興味を持ちました。アメリカという、十人十色、みんなで考えながらたくさんのことに立ち向かっていく国の環境、世界各国から来た留学生と意見交換をする機会を経験したことによって、私は一人一人がもつ力の大きさを学びました。授業の中で人種差別の歴史や、環境問題に対してのディベート、大統領選に対しての意見交換などを行い、私は自分の意見を発信することがとても重要だと感じました。将来は、自分が好きなアートと社会問題の重要性を発信していきたいと思っています。この3年間、アメリカで学んだ事、楽しかった事、辛かったことを含め、私にとって何にも変えられない素晴らしい経験になりました。ここで培った努力と経験は、きっとどんな環境に置かれても私を支えてくれると思います。

アメリカ-ボーディングスクール

多田 沙也佳 さんのお母様からのお声

Maine Central Institute (メイン州、2021年卒業)

Q.お子様の留学を決められた経緯について教えて下さい。

 

A.これまで夏休みは家族で海外旅行に行っていましたが、中学3年生のときに夏休みの短期留学に行く気があるか娘に聞いてみたところ言ってみたいと。先輩のお母様方からも留学経験は高校1年生くらいまでにしておいたほうが良いと聞いていましたので、そういうことを考えながら学校内を歩いているときに、トフルゼミナールのパンフレットを見つけました。それを娘に見せたところ、娘は隅から隅までそれを見て、どうせ行くなら短期ではなく高校で留学したいと言いました。そこからとんとんと話が進んでいったという感じです。


Q.進学する学校を決めるとき、どんなことを話しましたか?


A.私達は海外留学の経験がなかったので、トフルゼミナールの方と面談をして3校ほど候補の学校を選んでいただきました。もちろん私達もその学校の内容を読みましたが、本人が行く学校なので自分で選びなさいと伝え、最終的には本人が決めました。


Q.留学前一番ご不安だったことは何ですか?


A.そこまで不安なことはなかったです。というのも、海外留学について未知だったことが不安に繋がらなかったのかもしれません。現地に果たしてたどり着けるのかというのが一番不安だったくらいだと思います。

 

Q.留学中、どのような姿勢でお子様を見守っていらっしゃいましたか?


A.どうしても用事があるときはLINEのメッセージで連絡をとりましたが、それも1ヶ月に一度、長ければ3ヶ月くらい連絡をとらないこともありました。本人が行きたくて行った学校ですし、私達はそれをバックアップするだけでした。私達は英語も話さないですし、海外の高校の事情も調べはしましたが口を出せるほどではなかったので、とにかく学校にお任せ、本人にお任せでした。困ったときには相談にのるという感じでした。


Q.卒業後の進路を決められた経緯を教えて下さい。

 

A.留学前から、大学は日本でと約束していました。実際現地で勉強している間にアメリカの大学も受けてみたいということになり、トフルゼミナールで日本とアメリカの大学についての説明も聞いて、両方受けることにしました。最終的には日本の大学に決まりましたが、そこの大学は留学前から行きたいと言っていた大学なので、娘に一番合ったところに入れたのかなと思っています。

 

Q.留学前後でお子様にどのような変化が見られましたか?


A.もともとしっかりしていたので、すごく変化したという感じではないですが、3年間アメリカで過ごしましたので、子供から大人への変化、親と対等に話せるようになったなという変化を感じました。

 

Q.留学中のエピソードで心に残っていることがありましたら共有ください。


A.娘が留学したあと、トフルゼミナールが主催した留学説明会に参加しました。現地の学校のスタッフさんが、「留学する上で一番大切なのは、とにかく本人の行きたいという気持ち」とおっしゃっていました。それを聞いたときに、やっぱり行かせてよかったんだなと改めて感じました。その時のことをとても覚えています。

娘はとにかくアメリカの高校生活を楽しんでいて、写真やインスタ、学校がYouTubeに行事などの写真や動画をあげたものも見ることができたので、それが私達の喜びにもなりました。

大学受験を進めているときに、本人に多少の迷いが出てきた時期がありました。その間だけは毎日やり取りをしていましたが、娘から「もしかしたら自分は失敗したのではないか」とメッセージが届いたことがありました。それを見たときは、「そんなことない。パパとママにとっては自慢の娘だよ」と伝えました。その時はさすがに近くにいて抱きしめてあげたいと思いました。

 

Q.お子様が留学したことを良かったと思われますか?

 

A.声を大きくして、良かったと言えます。成長して帰ってきましたし、楽しそうにしていたのがなにより一番良かったです。


Q.どんな大人になってほしいですか?

A. 自分だけではなく周りに目を向けて、他の人にも色々なことを教えてあげられるようなことをしながら、やりたいことに向かって進んでいってほしいです。

アメリカ-ボーディングスクール

山口 航 さん Kennedy Catholic High School (ワシントン州、Grade11)

私は中学まで日本の学校で過ごし、高校1年生からアメリカの学校に留学しました。留学しようと思ったきっかけは、父親が留学を勧めたことと、私自身もアメリカで勉強したいと思ったことです。周りにも留学をしている知人がいたため、留学に行きやすい環境だったこともあると思います。

私が通っているKennedy Catholic Schoolは全学生の15%くらいが留学生で、そのほとんどが中国人とベトナム人であり、日本人は数人ほどです。留学生は寮かホームステイか選ぶことができ、私は最初寮を選びました。当初は寮生活で色々な人と話すことができるからいいかなと思ったのですが、実際は中国人同士、ベトナム人同士で固まってしまうためあまり喋れなかったし、ベトナム人と中国人は夜遅くまで起きて話をしていることが多く眠れない日がありました。そこで、2年目からはホームステイを選びました。私のホストファミリーはすごくいい人で、私が怪我をしたとき病院に連れていってもらったり、世話をしてもらったりと、結果的にホームステイを選んだ時の方が英語を喋れる機会が増え、英語力が上がりました。

学校の授業の最初の頃は、英語が全くできず、周りの人を見て何をするかを理解していました。特に、初めはクラスメイトと一緒に何かプレゼンしたり、何かを作り出したりするグループワークがものすごくきつかったです。もう少し勉強してから行けばよかったなと行ってから後悔しました。半年くらいしてから授業には慣れていき、1年くらい経つ頃にはほとんどのことは聞き取れるようになりました。2年くらい経った頃にはだいたい自分の思っていることを伝えることができるようになったと思います。自分の経験から、1年留学だと短いなと思うので、やはり卒業留学がお勧めです。

今留学を検討している方でスポーツをやっているのであれば、アメリカの学校では絶対にクラブに入ったほうがいいと思います。私は野球部に入っているのですが、野球部に入ってから友達もたくさんできたし、色々と話したりするので、英語力も上がりました。ただ、一つ気を付けなければならないことは、トライアウト(入部テスト)があることが多いということです。私も実際トライアウトを受けて、野球部に入りました。残念ながら落ちた人はクラブに入ることはできません。アメフト、バスケ、野球はだいたいトライアウトがあると思います。

クラブ活動以外にやった方がいいことはボランティア活動です。アメリカの大学は、学校の成績だけでなくクラブ活動やボランティア活動などの経験を考慮します。もしアメリカの大学を目指すのであれば、ボランティア活動は必須です。私の学校はボランティア活動が卒業の条件になっており、私はフードバンクで2年間合計40時間ほど参加しました。

2年間のアメリカ生活を経て感じたことは、アメリカの多様性です。色々な国の人が来ているので、その人たちと話すことによって、その国の歴史や文化を知ることができたのが良かったと思います。

高校2年生から3年生にかけての期間は、大学進学に向けてエッセイを書いたり、テストを受けたりとものすごく大変になります。最終学年になる今年は、受験勉強も学校の勉強も野球も頑張って、自分が目指すアメリカの大学に行けるよう努力します。


アメリカ-ボーディングスクール

尾崎 ゆう さん Storm King School (ニューヨーク州、Grade11)

もっと英語を勉強したい、海外の友達をたくさん作りたい、という思いで留学を決めました。

私が通っているStorm King Schoolは学生が少ないので、学生同士、学生と先生との距離が近いのが特徴です。学内ではすれ違ったらみんな互いに挨拶をしたり、話しかけると私の話している内容を真剣に聞いて理解しようとしてくれます。日本語を教えてほしいと友達が話しかけてきてくれるときは、とても嬉しく思います。

授業でわからないことがあったり、テストや成績に苦戦することもありますが、先生がいつでも話を聞いてくれます。言葉で話にくい時は、メールを送ってやりとりすることもできます。アメリカでは積極的に行動することが大切なので、先生が何を言っているか理解できず自分が何をしたらいいかわからない時も、何度も聞き直したり、聞き取れた単語だけを合わせて自分で考えてみたりします。

筆記体を使う先生がいるため、書いてあることが読みづらくノートをとることができなかったときも、友達にノートを見せてもらって助けてもらうこともありました。

移動制の授業のため敷地が広く教室の場所がわからなかったり授業時間がずれる日は、自分の行動する範囲がわからないときもありますが、そういう時も友達や先生に聞いて動いていました。G12の学生が学習面を手伝ってくれるチューター制度もあります。大変なことも多いですが、英語で学んでいる分、難しいと思っていたことを理解できた時はとてもやりがいを感じます。おかげで目標の成績に達することができました。

ニューヨークという土地柄、色々な国から学生が集っており、学校行事も盛んな上、寮生の女子だけでパーティをすることもあります。卓球やビリヤード、ピアノなど学生が遊べる場も多く提供されています。食事のレパートリーも豊富で、食生活も充実しています。施設も一部新しくなり綺麗です。

部活はサッカーとヨガを体験しました。PKでシュートを決めた時にコーチやチームメイトがたくさん褒めてくれて嬉しかったです。日本と違って先輩後輩に差がなく、みんなで仲良く活動しています。アメリカでは学期ごとに部活が変わるのでたくさんの部活ができることも魅力だと思います。

アメリカ-ボーディングスクール

上田 知沙 さん Main Central Institute (メイン州、2020年卒業)

この3年間の留学を通して、色々なことを学び感謝しています。最初は英語を全く話すことができなかったので、ESLの1番低いクラスから始めましたが、その時の自分にはそれでも遥かに難しく、とても辛くて泣いている日々でした。毎日宿題が出ましたが、何をすれば良いのかさえもわかりませんでした。当時、日本人は私1人で頼れる人もいませんでした。しかし、だんだん周りにたくさんの友達ができて英語力がとても伸びたし、クラスも先生方に手伝っていただいたおかげでだんだん理解できるようになりました。それらの努力が実を結び、私は本科クラスで実際に現地の学生たちと一緒に英語と歴史の授業を受けることができました。このクラスもとてもハードで、睡眠時間が3時間前後の日々がずっと続いていました。ここまでの道のりは簡単なものでは全くありませんでした。やっとの思いでHORNER LISTにも載って、高校を卒業できました。でもこれは周りの先生やお友達がたくさん助けてくれたおかげでもあります。英語が話せなくて戸惑っている時も、笑顔で周りの人が助けてくれました。留学生して私の世界は広がりました。このチャンスをもらえてとても光栄に思います。辛いこともたくさんありましたが、それらは私を強くしてくれました。今は感謝しかありません。

アメリカ-ボーディングスクール

古橋 光 さん North Broward Preparatory School (フロリダ州、Grade10)

僕はもともとアメリカの大学に留学したくて英語の勉強に力を入れていましたが、大学で留学するなら高校から留学してしまったほうが海外での学校生活にも慣れていいのではないかということに気づき、高校留学を決意しました。

学校全体では現地の生徒が圧倒的に多いですが、寮滞在の生徒はあらゆる国から来ていて、そういう学生と一緒に生活をするだけで文化の違いに驚きがあります。ドームペアレンツ(寮のスタッフ)は気さくに声をかけてくれます。僕はあまり自分から人に話しかけられるタイプではないので、英語を話したり会話する機会を周りの人からもらえるのは非常にありがたいです。

新入生の頃は比較的簡単なクラスが多く、課題もそこまで多くなかったため学業ですごく苦労することはありませんでした。しかし学年が1つ上がるだけで、オナーズやAPなどのハイレベルのクラスが増え、授業の難易度も上がり課題の量も増えました。なかなか思うような成績がとれないことも一度や二度ではありませんでしたが、しっかり先生とコミュニケーションをとって自分のやるべきことをその都度再確認することでいい結果が得られました。課題で良い成績がとれなかったとしても、何が足りなかったのかをしっかり説明して改めて好成績をとるチャンスをくれるような親切な先生が多いです。

授業は自分の興味にあったものを選択できる点がアメリカの高校の魅力だと思います。昨年度はコンピューターサイエンスとピアノの授業もとりました。本格的にプログラミングを勉強したり、音楽ではジュリアード音楽院とのコラボレーション授業を展開していて集中的に楽器の弾き方を勉強できます。今年度は必修クラスにパーソナルブランディングというものがありました。今日のSNS時代に自分をどうアピールするかという興味深い授業で、非常にクリエイティブで僕は好きでした。

ここで培った英語力はこの先どこへ行ってもきっと役に立つ瞬間があると思います。この学校で勉強したことを活かすということ以上に、この学校で生活してきた中で色々な人と会話をして身につけてきたコミュニケーションスキルを今後活かしていけたらいいと思っています。

アメリカ-ボーディングスクール

S.K. さん Storm King School (ニューヨーク州、Grade12)

ストームキングスクールは小規模な学校で寮生活を送るので、24時間仲間と一緒にいられることがとても楽しいです。一緒に切磋琢磨して、お互い道を踏み外しそうになったら助けてあげるという環境があることはとても大切だと思います。寮母さんが厳しくて接し方が難しいこともありましたが、仲間と過ごせる環境をもてることが寮生活ならではの良い点だと思います。

学食も美味しくて、シェフのアンディが作るランチが最高です。長い列に並ばなければならないですが、アジア系の食事も目の前で作ってくれます。

授業は選択できる教科が豊富で楽しいです。特に、心理学、コンピュータ・サイエンスと数学が私の好きな教科です。この学校は、理系の先生の知識が豊富で、例えば心理学は色々な心理学者のセオリーや、昔の心理実験など(中には目を覆いたくなるような内容のものもあります)が学べて楽しいですし、実際に学んだことを体験できる機会もあるので実践的で勉強になります。

スポーツも盛んで、私はバレーボールとバスケットボールに参加しました。バレーボールではNEPSAC Chanpionship(ニューイングランドの大会)で優勝したことが良い思い出です。

時にはモチベーションが下がることもありますが、学校が楽しいのと友達の応援もあって、学業にも励めます。良い成績を修められると自分自身すごく感動しました。

アメリカ-ボーディングスクール

河本 夏実 さん Thornton Academy (メイン州、卒業)

Q1.なぜ海外の学校への進学を決めましたか?

昔から海外に興味がありました。海外の高校に行くことによって全く新しい環境に置かれるので、自分の成長や発見につながると考えたからです。また、たくさんの価値観を持つ多国籍の生徒と若いうちに触れ合うことで、私自身に刺激を与え、それがプラスになると思ったからです。

 

Q2.現地学校の施設、教師陣、スタッフ及び学校周りの環境、他国留学生の雰囲気などについてはどう感じましたか?

スタッフ、教師は優しくてインターナショナル生に理解があり、とてもサポートしてくれます。 日本人も含め、留学生は、同じ国のコミュニティで固まって行動している生徒たちが多いと感じました。もちろん真剣に勉強をしにくる生徒もいますが、二極化されていると感じました。

 

Q3.海外の高校でどのようなことを勉強しましたか?難しかった科目・簡単だった科目はありましたか?また、楽しかった科目などありましたら教えて下さい。

数学は日本の高校に比べると基礎的な部分しか学ばないので、比較的簡単だと感じました。 歴史や政治関連のクラスは、語彙や基礎知識が現地生と比べるとかなり劣るので、アーギュメント(議論)に参加するのは非常に難しいと感じました。 日本にはないダンス、ヨガ、レクリエーションフィットネスのクラスは良い息抜きになりとても楽しめました。体を動かす科目は英語が得意でなくてもクラスに積極的に参加できますし、クラスメイトとの交流も多いので楽しかったです。

 

Q5.授業以外のスクールライフ (学生寮での生活、食事、アクティビティ)はどうでしたか?

寮生活は、友人と仲を深めるのに絶好な環境でした。友人とたくさんの時間を共有することにより、一生の友情関係を築くことができました。 食事はあまり健康的ではありませんでした。 アクティビティは週末は豊富でたくさんのオプションがありました。 ドームペアレンツ(寮のスタッフ)もとても優しく、サポートもしてくれます。

 

Q6.海外の高校生活で良かったことは何ですか?

結果だけではなく努力やプロセスも評価してくれるため、勉強のモチベーションがとても上がり、日本ではあまり学校の成績が良くありませんでしたが、Honor Student として卒業することができました。今まで考えもしなかった方向で物事を捉えることができたり、今まで普通だと思っていたことが、海外では普通ではなかったりしたのでたくさんの刺激を得ることができました。 日本の大学受験のようなものがないので、自分のペースでしっかり大学に備えることができました。

 

Q7.逆に海外の高校生活で苦労したことは何ですか?

クラス内でのディスカッションはとても苦労しました。

 

Q8.留学する前に知っておけばよかったこと、準備しておくべきだったと思うことはありますか?

単語量を増やすこと!!!

 

Q9.現地での1日のスケジュールを教えてください。(だいたいの時間と内容)

8:30起床 9:00-15:00 学校 17:30-夕食 19:00 寮門限 19:30-21:00 スタディアワー 23:30 就寝

 

Q10.今までの留学生活を通して学んだこと、自分が変わったと思うところを教えてください。

自分に自信を持てるようになった。

意見をはっきり言えるようになった。

失敗してもまたチャレンジすればいいと、失敗を恐れず行動できるようになった。

すごく嫌になったら無理に向き合わなくてもいいと考えるようになった。

 

Q11.現時点での進学希望先や将来の夢を教えてください。

観光やホスピタリティに携わる仕事をしたいと考えています。

 

Q12. 大学に出願された方(日本および海外大学)は、よろしければ結果をお知らせください。(例:出願先大学名、専攻、合否)

Michigan State University (Hospitality Management) 合格

The Ohio State University (Hospitality Management)不合格

University of South Florida (Business)奨学金付き合格

Florida Southern College (Hospitality Management) 奨学金付き合格

 

Q13.最後に、留学生活の感想、後輩へのメッセージなどを自由にお聞かせください。

留学するか悩んでいる人がいたらぜひ勇気を出して留学してほしいです。留学する明確な目的がなくて不安な人も、自分のやりたいこと、目標を見つけるためにぜひ留学してみてください。留学することで視野が広がり、数え切れないほどの貴重な体験ができます。どんな結果であれ、留学した体験は自分の成長に繋がると思います!!

アメリカ-ボーディングスクール

米田 妃茉莉 さん Wasatch Academy (ユタ州、Grade11)

初めてアメリカに家族で旅行をした際、私も英語を少しでも上手く話せるようになりたいと思うようになりました。そして、何となくいつかはアメリカに行きたいと思っていました。最初は、留学することをためらっていた自分がいましたが、今では高校生という吸収しやすい時期に留学をして本当に良かったと思っています。

今通っている学校は、先生方がとても面倒見が良く、学生の気持ちを理解してくれます。わからないことや聞きたいことがあれば、何でもわかりやすく教えてくれます。色々な国から学生が来ているので、それぞれの国の文化を知ることができるし、その国の言語を学ぶこともできます。

アメリカの学校に来て驚いたことは、授業の始まりや時間などはルーズなのに、寮のチェックイン時間はきちんとしていて、1分でも遅れると掃除をしないといけないことです。クラス1コマの授業時間が日本とほぼ変わらず、意外と短いことにも驚きました。毎週水曜日には、アッセンブリーという全校生徒が集まって会議のようなものがあります。日本には毎週のようにはないので新鮮な感じがしました。

ルームメイトは大変優しい気遣いのできる人で幸運でした。私はサマースクールから参加し、彼女はその時もルームメイトで、秋学期が始まっても彼女のようなルームメイトが良いなと思っていたので良かったです。

日本語だとすぐに伝えられるような些細なことが英語だと単語がわからない時があり、困ることがあります。そういう時は少し辛いですが、基本的に簡単な文に変えて英語で会話するように努力しています。今はGlobal Studiesという授業が楽しいです。世界の文化や伝統を知ることがとても楽しいです。また、先生がこの授業を好きになるために面白いことをたくさん教えてくださるので、本当に大好きで興味のある教科です。

クラブ活動では、今はバスケットボール部に入っていますが、前の学期ではテニス部に入っていました。テニスはあまりやったことがなく難しかったですが、色々な国の人と会話をして技術を教えてもらったりして本当に楽しく充実していました。

思い切ってアメリカでこの学校に留学して本当に良かったです。もっともっと英語ができて発音のいい英語になるようアメリカ人、外国人留学生と積極的に会話をしようと思っています。

アメリカ-ボーディングスクール

岡本 泰暉 さん St. Chroix Lutheran Academy (ミネソタ州、2018年卒業)

アメリカに高校3年間留学すると自然に英語ができるようになります。友達とコミュニケーションをとるのに必要であり、授業も英語だからです。セントクロイはミッションスクールということもあり、特に先生が親切です。同級生たちも幼い頃からキリスト教の教えを守っているので、友達も作りやすかったです。しかしこれは、自主的に行動、話しかけることが大前提です。受動的だと誰も助けてくれません。

大学進学を考える際、僕はそのままアメリカの大学に進学するか、帰国をして日本の大学に進学するか考えました。そして、日本のAO入試というアメリカの大学と同じ方法で受験する方法を選択しました。アメリカの大学は日本の大学と同様、大学によって偏差値に大きな差があります。アイビーリーグへの進学も検討しましたが、やはり最難関ということもあり、さらに費用面も考慮して、日本で9月入学制を導入している大学を受験することに決めました。日本の大学進学にあたり、主に必要なのはSATのスコア、高校の成績(GPA)、エッセイです。大学進学に必要なことはシンプルでわかりやすかったので、11年生の夏休み中に大学に提出するエッセイを書き上げました。SATも11年生に試しに1回受験し、12年生になったばかりの10月頃に夏休み中に勉強した結果を判断するために更に1回受験しました。合計2回受験し、良い点数をとることが理想だと思います。

現在は、早稲田大学国際教養学部に通っています。国際教養学部は入学後、留学が必須です。アメリカの大学に1年間留学する選択もありましたが、高校3年間アメリカにいた経験から、違う国にも行って言語や文化を学びたいと思い、北京大学へ留学する予定です。将来の夢の1つは5カ国の言語に堪能になることです。

カナダ-ボーディングスクール

鵤 真愛 さん Brookes Westshore (ブリティッシュコロンビア州、2021年卒業)

Q.どんなきっかけで留学をしようと思いましたか?

 

A.海外の授業では自分の意見を言うとともに、他の人の意見を聞くことで学ぶという「参加型」の授業なので良いと思いました。


Q.渡航前の英語力はどれくらいで、何年生として留学しましたか?

 

A.トフルゼミナールに通っていて、TOEFLは45点でした。9年生(日本の中学3年生)で留学しました。

 

Q.留学する前に楽しみだったことや不安なことはありましたか?

 

A.全部が不安でした。環境も言語も全然違うし、誰も知っている人がいないところに一人で行くので。でも考えていても仕方ないなと思い、あまり考えないようにしました。

 

Q.留学する前にどんなことを準備すると良いと思いますか?


A.とにかく英語の勉強をしていれば何とかなると思います。カナダには必需品も全てあるので。でも何を言っているのかわからないとすごく大変なので、英語の勉強がとにかく大切です。


Q.留学にどのくらいの英語力があったら良いと思いますか?

 

A. TOEFL60くらいあるといいと思います。勉強面というよりは生活面で、例えばスラングがわからなかったので、そういうのを事前に知っておいたら良かったと思います。

 

Q.学校で面白かった授業は何ですか?

 

A.9年生と10年生の時は、あまり大変な授業はありませんでしたが社会は大変でした。先生が良かったのでよく質問していました。公立高校は先生の当たり外れが教科の成績に影響すると思いました。

 

Q.逆に大変だった授業は何ですか?

 

A.ボーディングスクールでは、生物とビジネスの授業が大変でした。生物は長い専門用語をたくさん覚えなくてはいけませんでした。ビジネスは、そもそもビジネスというコンセプトを学んだことがなかったし、たくさんの英語を読まなくてはいけなかったことが大変でした。


Q.1日に平均何時間ほど勉強していましたか?

A.9時半に学校が始まるので、朝6時に起きて朝食までだいたい2時間勉強していました。学校から帰ってくると疲れているので、基本的に朝勉強して、夜は寝る前に覚えなければいけないものを覚えるというふうにしていました。

 

Q.寮生活はどうでしたか?

A.自分の部屋から出ると誰かいるので、ちょっと話をすることで勉強の休憩になったり、夜息抜きで一緒に映画をみたりすることが良かったです。

一方、ルームメイトと喧嘩をしたときは、しんどかったです。喧嘩して悪口を言われたりしたことがあって。気にしなければいいのですが、やはり部屋の雰囲気が悪くなって勉強に集中できないことがありました。最終的には話し合って解決しました。

 

Q.週末はどのように過ごしましたか?

A.IB(国際バカロレアプログラム)の必修だったので、野生動物の保護センターでボランティア活動をしていました。それが終わって寮に帰ってきて勉強という感じでした。

 

Q.長期休暇中はどのように過ごしましたか?

A. 寮が閉まるので帰国していましたが、IBプログラムのための論文を書いたりと忙しく過ごしていました。

 

Q.1か月のお小遣いはどれくらいでしたか?

A.月によって違いましたが、だいたいは食べ物(夜食)に使っていました。

 

Q.クラブ活動はどうでしたか?

 

A. 10年生のときはバドミントンをしていました。11、12年生のときは、ハイキングやジムに行ってレッスンを受けたりしていました。

 

Q.日本とアメリカの違いで驚いたことがあれば教えて下さい。

 

A.ネガティブな意味のカルチャーショックはありませんでした。

教育面ではすごいなあと思うことが多かったです。例えば学生がたくさん発言をするので、こんなに自分の意見を言っても良いのだなと思いました。先生はこういう発言を求めているんだろうなあと思うときでも全然違う意見を言う学生もいて、でもその発言を先生がきちんと拾って話してくれるのがすごいなと思いました。


Q.留学する前後で自分自身の成長や変化を感じますか?

 

A. たくさん感じます。日本にずっといたら、どんな人になってしまってたんだろうと思います。考え方も全然変わりました。固定された考え方がなくなって、色々なタイプの人の目線から考えることができるようになりました。

 

Q.大学出願について教えて下さい。

 

A.IBプログラムの忙しい時期と出願が重なったのでとても大変でした。エッセイを書かなければいけない学部があったのも大変でした。

 

Q.今後の進路について教えて下さい。

 

A.トロント大学に進学します。その後はメディカルスクールに進めたらいいなと思っています。


Q.これから留学する学生へメッセージをお願いします。

 

A.たくさん辛いこととか無理だと思うことがあると思いますが、自分ができると思ったら意外にできるものです。頑張ってください。

カナダ-ボーディングスクール

鵤 真愛 さんのお母様からのお声

Brookes Westshore (ブリティッシュコロンビア州、2021年卒業)

Q.お子様の留学を決められた経緯について教えて下さい。

 

A.姉が二人ともアメリカ人と結婚しており、娘のいとこはみんなハーフなので、まずは幼稚園からインターナショナルスクールに入れました。小学校と中学校は日本の学校に通いましたが、本人が好きだったこともあり英語を学ぶ機会はずっと与えていました。娘の性格的にも海外のほうが合っているのではないかと思っていたため、留学の話をしたり、中学2年生の時にホームステイに行かせたりと、選択肢を与えるようにしていました。

 

Q.留学前一番ご不安だったことは何ですか?


A.一年目は公立の高校で滞在がホームステイだったので、ホストファミリーと合うかどうかが一番不安でした。1件目のファミリーとは合いましたが、2件目のファミリーと合わず変更しました。その引っ越しのタイミングでカナダに応援に行きました。

 

Q.転校について教えて下さい。

 

A.弟の留学の準備を進める際に、弟はボーディングスクールのほうが合うだろうと思い手続きをしていたところ、娘も寮がいいと言ったので一緒に学校を見に行き、気に入ったので通うことになりました。

 

Q.留学中、どのような姿勢でお子様を見守っていらっしゃいましたか?


A.週に1回か2回連絡をとりました。テストで忙しい時期はほとんど連絡をとらないこともありました。メッセージのやり取りよりも電話が多かったです。

とにかくまずは、「自分でどう行動するか」ということを考えさせて、それを聞くようにしていました。

 

Q.卒業後の進路を決められた経緯を教えて下さい。

 

A.全部自分で決めていました。

 

Q.カナダの大学に進学されますが、それについてはどう考えていらっしゃいますか?

 

A. 賛成していますし行くだろうと思っていたので、そのつもりでカナダの高校に通わせていました。活発ではっきりと意見を言う性格なので、カナダのほうが合っていると思いましたし、そのほうが娘の良さも活かされると思いました。

 

Q.留学前後でお子様にどのような変化が見られましたか?


A.更にしっかりしたという感じです。

 

Q.留学中のエピソードで心に残っていることがありましたら共有ください。


A.ホームステイ先と合わなくて引っ越しをするという時期は、親としてどうするのがベストなのかということをよく考えました。すぐに行ける距離ではないので、電話で話したり応援したりということをしていましたが、最終的にはカナダに行って一緒にご飯を食べたりしました。今となっては、そういうことを経験したのも良かったのかなと思っています。

ボーディングスクールに転校した後は、寮生活で他の学生と家族のように寝食を共にし、同じ目標に向かって一生懸命努力する仲間ができたことが、娘の人生においてとてもよかったんじゃないかと思います。卒業後の今でもとても仲良くしています。

 

Q.留学を迷われている親御様へのメッセージをいただけますか?

 

A. 是非行かせてあげてほしいと思います。英語が必要な時代ですし、日本だけでなく世界という視点がこの年齢でつくことが非常に大きなことだと思います。可能であればどんどん留学に行かせてあげてほしいと思います。

カナダ-ボーディングスクール

鵤 真愛 さん Brookes Westshore (ブリティッシュコロンビア州、*Grade11の際に書いていただいた体験談です)

私の留学の動機は、敷かれたレールを歩む人生はもったいないと思ったことです。元々カナダの公立高校に通っていた私が今の寮制の学校に編入した理由はIBをとり、勉強に集中したかったからです。

一人だけの時間がないと生きていけないと思っていた私ですが、今ではお互い助け合いながら生活をする寮生活はたくさんのスキルを身につける最適な場所だと思えるようになりました。この学校の特徴はまだ歴史が浅いことで、それを良くないところと捉える人もいます。しかし、私は自分自身でたくさんの新しいことを始めることができたり、イニシアチブの取り方を学べる素晴らしい学校だと思います。その中で辛かったことは納得がいく成績がとれなかったことです。英語が第2言語だからという理由で自分を許すことも乗り切る一つの方法かもしれませんが、私の方法は先生や友達に助けを求めながらひたすら努力し続けることです。私はIBの生物でHLをとるほど生物が好きです。生物は難しい単語がたくさんあり、極めて難しい教科でありますが、自分の好きな教科を一つ見つけて勉強するということはモチベーションの向上につながると思います。

留学した当初は失うものが多く、この道を選んで本当に良かったのかと考えることもありましたが、今では失ったものより得たもののほうが多いと確信しています。将来はこの経験を活かし、探究心を忘れずたくさんのことを学び、世界で通用する人間になりたいと考えています。

ニュージーランド-公立高校

Uta Matsumura さん Cashmere High School (クライストチャーチ市)

原文(英語)

I’m from Tokyo, Japan. It has been almost two years since I came to New Zealand through a high  school study abroad program. Many students came to New Zealand from my old school at the same  time. After one year of the program, I was the only one who decided to stay longer and quit my  school in Japan and fully transferred to Cashmere High School. It was such a big decision which  required a lot of courage from me! By staying in New Zealand longer, many things changed in my life  and my horizons were expanded so much! 

In the first three months, everything felt fresh and fascinating, but it was also the hardest term. I  struggled with socialising and lost self-confidence because of my low English skills. During this time,  the International staff and my host family slowly became people that were a necessity in my life here  in New Zealand. Even if it was a small thing, they were always there for me and their kind words and  support made everything easier. Getting to know and spending time with them was one of my life’s  highlights. 

I have joined and played volleyball in many teams and have found that communicating, is important when playing sports. By joining a volleyball team, it helped improve my English skills and gave me  chances to get to know many students from different years across the school. 

New Zealand has so much spectacular nature compared to Tokyo. I love living here for so many  reasons but experiencing nature every day was one of the best! It is so fascinating and different from  Japan. 

I am very thankful to my parents, friends, teachers, host family and all who supported me and made  my life in New Zealand special. I am also proud of myself and all international students who try hard  in another country far away from our home countries. I’m going back to Japan to attend University, but I hope I can come back to my second home, someday.