HEALTH PROMOTION LAb
東洋大学 木村鷹介研究室
東洋大学 木村鷹介研究室
健康長寿とWell-beingの実現
日本は世界有数の長寿国となりました.一方で,「健康寿命」と「平均寿命」には依然として約10年の差があり,健康で自立した生活をより長く続けるための取り組みが求められています.また,病気やけがによって心身の機能に障がいが生じた場合にも,リハビリテーション医療や生体医工学の技術を活用し,生活の質(QOL)の維持・向上を図ることが重要です.
当研究室では,他の大学や研究機関,医療機関,介護事業所など,さまざまな機関と連携しながら,リハビリテーション医療の発展や介護予防に貢献する研究に取り組んでいます.特に,疫学的なアプローチを基盤として,人々の健康と生活を支えるための科学的エビデンスの創出を目指しています.
また,当研究室では,リハビリテーション専門職として臨床に携わりながら研究を志す,博士後期課程の社会人学生を受け入れています.臨床現場で生まれた疑問を研究へと発展させ,リハビリテーション医療や介護予防の未来につながる知見をともに創出していきたいと考えています.研究内容や大学院進学にご関心のある方は,どうぞお気軽にご相談ください.
KEYWORD:運動疫学 / リハビリテーション / 介護予防
2026年10月30日
M2の役田さんが日本公衆衛生学会学術総会で発表しました.
【タイトル】「地域在住高齢者における日常的なデジタルゲーム実施と認知機能低下との関連:横断研究」
初めての学会発表で非常に緊張していましたが,立派に発表してくれました.
私自身も公衆衛生学会学術総会には初めて参加しましたが,行政や企業の方も含め,さまざまなバックグラウンドの方が参加されており,多様な視点や考え方に触れる貴重な機会となりました.
2026年10月18日
鹿児島県理学療法士協会 学術研修会にて講師を務めました.
「回復期~通所・訪問領域における身体活動量とマネジメント」をテーマに講演を行いました.回復期から生活期における身体活動量の実態や,その評価・マネジメントについて,これまでの臨床経験や研究成果を交えながらお話しさせていただきました.このような貴重な機会をいただき、関係者や参加者の皆様に心より感謝申し上げます.
2026年10月10-16日
お達者健診に参加しました.
東京都健康長寿医療センター研究所(フレイル・筋骨格系の健康研究)が主催する「お達者健診」に学生と共に参加させていただきました.
最先端の疫学調査の現場で修士論文のデータを取得させて頂きました.
2026年8月31日
共著論文が公開されました(Neurorehabilitation and Neural Repair誌).
亜急性期脳卒中患者を対象に,身体活動の変化をどの程度から「意味のある改善」と捉えられるかを検討しました.その結果,歩行に介助を要する患者では,1日あたり約40分座っている時間を減らし,約40分低強度の身体活動を増やすことなどが,ADLの改善を捉える目安となる可能性が示されました.(筆頭著者:甲南女子大学 久保宏紀先生).
詳しくはこちら
2026年8月28-30日
第25回日本運動疫学セミナーに参加しました.
本学鴨川セミナーハウスで開催された「第25回日本運動疫学セミナー」に,大学院生とともに参加しました.講師の先生方による熱心なご指導や受講生とのディスカッションを通じて,多くの刺激を受けました.学生にとっても学びの多い3日間となりました.
2026年7月30日
M1の谷澤さんが3キャンパス合同研究発表会で発表しました.
【タイトル】「地域在住高齢者における位相角と認知機能低下との関連」
他分野の先生方や学生との交流を通して,さまざまな視点や考え方に触れる貴重な機会となりました.
2026年7月2日
共著論文が公開されました(Age and Ageing誌).
急性期脳卒中患者を対象に,発症前のフレイル,多疾患併存,低栄養の重複と1年後の予後との関連を検討しました.その結果,これらの状態が重なるほど,死亡や主要心血管イベントのリスクが段階的に高くなることが示されました.(筆頭著者:兵庫医科大学 野添匡史先生).
詳しくはこちら
2026年5月30日
筆頭論文が公開されました(Aging Medicine and Healthcare誌).
デジタルヘルスを活用した介入がフレイル予防に及ぼす効果をシステマティックレビュー・メタ解析により検討しました.その結果,現時点ではデジタルヘルス介入によるフレイル予防効果を支持する十分なエビデンスは得られておらず,今後さらなる質の高い研究が必要であることが示されました.
詳しくはこちら
2026年3月4日
共同筆頭論文が公開されました(European Journal of Physiotherapy誌).
【タイトル】Effects of visualized feedback on physical activity in community-dwelling stroke survivors: a multiple-baseline study
生活期脳卒中者に対して,身体活動の「強度×時間帯」をヒートマップで見える化することで,日々の行動計画が立てやすくなり,総身体活動量が増える傾向が見られました(共同筆頭著者:初台リハビリテーション病院 柳澤雄大氏).
少数のケースを丁寧に追うからこそ,生活文脈に沿った介入のヒントが見えると改めて感じました.
詳しくはこちら(出版社のHP)
Accepted Manuscript(査読後・受理後の著者最終稿)はこちら
2026年1月7日
筆頭論文が公開されました(Arch Phys Med Rehabil誌).
【タイトル】Relationship between prolonged sedentary bout and functional recovery in patients with subacute stroke: a multicenter observational study
自立歩行が不可能な回復期脳卒中者において,60分間以上連続する座位行動の回数がADLの回復と関連することが示されました.
少なくとも60分に1度は軽強度以上の身体活動を促すことが自立歩行が不可能な回復期脳卒中者にとっては重要かもしれません.詳しくはこちら
論文PDFはこちら(オープンアクセス)
東京都健康長寿医療センター研究所の志田隆史先生より超音波画像診断装置を用いた下腿筋評価について解説して頂きました.(2025年2月12日)
SOMPOケア株式会社「Future Care Lab in Japan」を見学させて頂きました.(2025年3月31日)