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東洋大学 木村鷹介研究室
東洋大学 木村鷹介研究室
健康長寿とWell-beingの実現
日本は世界トップクラスの長寿大国となりました.しかし,「健康寿命」と「平均寿命」には約10年もの乖離があり,効果的な対策が求められています.また,病気や怪我によって障がいを生じたとしても,リハビリテーション医療や生体医工学の技術によって生活の質(QOL)の維持・向上を目指すことが重要です.
私たちの研究室では,さまざまな大学や研究機関,医療機関と協力しながら,リハビリテーション医療やフレイル・サルコペニアの予防に関する疫学的な研究に取り組んでいます.
KEYWORD:運動疫学 / リハビリテーション / 介護予防
HOT TOPIC: 第4回日本老年療法学会学術集会の副大会長を務めます(日程:2025年12月6-7日,会場:一橋講堂,大会長:筑波大学 山田実 先生).
本学会の特徴である学際性を重視し,さまざまな職種・立場の方に楽しんで頂けるように鋭意準備中です.
老年領域に関心のある理学療法士,作業療法士,言語聴覚士の皆様の参加をお待ちしております.学術集会HP
2025年11月1日
第23回日本神経理学療法学会学術大会において,共同演者として発表した2つの演題が全787演題の中から奨励賞に選ばれました.
『 歩行速度に制限を有する回復期脳卒中者の歩行速度に対する身体活動の量反応関係』( 筆頭演者:埼玉医科大学 清水夏生先生),『 脊髄損傷者に対する日本語版PASIPDの信頼性および妥当性の検証』(筆頭演者:慶應義塾大学医学部整形外科学教室 澤田智紀先生).
清水先生,澤田先生,誠におめでとうございます.
2025年10月24, 25日
東京都立大学の板垣先生,青森県立保健大学大学院の近藤さんが主催する「第3回村上市嚥下と体力測定会」に参加させていただきました.
非常にハードな現場でしたが,地域住民の方々のお声がけと笑顔に大変助けられました.少しでも皆様の健康に役立つフィードバックと情報発信ができるように努めます.
2025年10月15, 16, 19日
学生とともに東京都健康長寿医療センター研究所 フレイル・筋骨格系の健康研究テーマが主催する「お達者健診」に参加させていただきました.
最先端の疫学調査の現場で学生の修士論文用のデータを取得させて頂きました.
2025年8月20日
金沢大学の金居督之先生とともに,明治安田厚生事業団 体力医学研究所を訪問し,研究交流会に参加させて頂きました.
進行中の研究課題について貴重な分析アドバイスをいただいただけでなく,研究所が取り組んでいる社会実装の事例についてもお話を伺い,大変刺激になりました.
2025年6月30日
共著論文が発行されました(Physiother Res Int誌).
急性期脳卒中患者において,健康リテラシーが低い人ほど頸動脈内膜中膜厚(CIMT)が厚い=動脈硬化が進んでいる傾向にあることを明らかにしました(筆頭著者:常葉大学 芦澤 遼太先生).
健康リテラシーの向上が動脈硬化や再発予防の新たな管理戦略として有効である可能性が示唆されます.詳しくはこちら
2025年6月25日
共著論文が発行されました(Clin Nutr ESPEN誌).
脳卒中発症時に「サルコペニアの可能性(ふくらはぎ周囲長+握力の低下)」がある患者は,退院後の再発・再入院・死亡といった有害事象のリスクが高いことを明らかにしたものです(筆頭著者:魚沼基幹病院 阿部 貴文 先生).
入院時のサルコペニアスクリーニングによって,退院後のリスクを予測・管理する手がかりとなる可能性が示唆されました.詳しくはこちら
2025年6月12日
共著論文が発行されました(Physiother Theory Pract誌).
歩行に介助を要する回復期脳卒中者を対象に,3軸加速度計付き身体活動量計とビデオ撮影した動画の分析に基づく推定活動強度の一致度を検証しました(筆頭著者:埼玉医科大学 清水 夏生先生).
歩行に介助を要する脳卒中者においても,3軸加速度計付き身体活動量計は一定の妥当性を有することが示されました.詳しくはこちら
東京都健康長寿医療センター研究所の志田隆史先生より超音波画像診断装置を用いた下腿筋評価について解説して頂きました.(2025年2月12日)
SOMPOケア株式会社「Future Care Lab in Japan」を見学させて頂きました.(2025年3月31日)