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東洋大学 木村鷹介研究室
東洋大学 木村鷹介研究室
健康長寿とWell-beingの実現
日本は世界トップクラスの長寿国となりました.しかし,「健康寿命」と「平均寿命」には依然として約10年もの差があり,効果的な対策が求められています.また,病気や怪我によって障がいを生じた場合でも,リハビリテーション医療や生体医工学の技術によって生活の質(QOL)の維持・向上を目指すことが重要です.
当研究室では,大学・研究機関・医療機関などと連携しながら,リハビリテーション医療の発展や,フレイル・サルコペニアの予防につながる研究に取り組んでいます.特に,疫学的なアプローチを通して,人々の健康と生活を支えるための科学的知見の創出を目指しています.
また,当研究室では,博士後期課程の社会人学生(リハビリテーションセラピスト)を受け入れております.ご興味のある方は,気軽にご相談ください.
KEYWORD:運動疫学 / リハビリテーション / 介護予防
2026年7月30日
M1の谷澤さんが3キャンパス合同研究発表会で発表しました.
【タイトル】「地域在住高齢者における位相角と認知機能低下との関連」
他分野の先生方や学生との交流を通して,さまざまな視点や考え方に触れる貴重な機会となりました.
2026年7月2日
共著論文が公開されました(Age and Ageing誌).
急性期脳卒中患者を対象に,発症前のフレイル,多疾患併存,低栄養の重複と1年後の予後との関連を検討しました.その結果,これらの状態が重なるほど,死亡や主要心血管イベントのリスクが段階的に高くなることが示されました.本研究は,脳卒中患者の予後予測において,発症前の状態を多面的に評価することの重要性を示す知見です(筆頭著者:兵庫医科大学 野添匡史先生).
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2026年6月29日
共著論文が公開されました(Medical Care誌).
股関節骨折術後の回復期患者を対象に,1日120分以上の高用量リハビリテーションがADLに及ぼす効果の個人差を,機械学習を用いて検討しました.その結果,高用量リハビリテーションの効果は患者によって異なり,特に高齢で,回復期病棟転棟時のADLが低い患者ほど大きな効果が得られる可能性が示されました.本研究は,患者特性に応じたリハビリテーション量の最適化を考えるうえで有用な知見です(筆頭著者:山形大学 池田登顕先生).
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2026年5月30-31日
第28回 日本運動疫学会学術総会に参加しました.
先生方との交流に加え,学校現場における身体活動促進の取り組みや,教育講演「運動疫学における効果の異質性評価」などを通して,運動疫学の最新の知見を学ぶ貴重な機会となりました.
2026年5月30日
筆頭論文が公開されました(Aging Medicine and Healthcare誌).
デジタルヘルスを活用した介入がフレイル予防に及ぼす効果をシステマティックレビュー・メタ解析により検討しました.その結果,現時点ではデジタルヘルス介入によるフレイル予防効果を支持する十分なエビデンスは得られておらず,今後さらなる質の高い研究が必要であることが示されました.
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2026年5月22日
共著論文が公開されました(Rehabil Nurs誌).
回復期脳卒中者を対象に,加速度計で測定した身体活動時間と,朝夕のセルフケア・看護ケア時間との関連を検討しました.その結果,朝夕の時間帯を測定から除外すると,軽強度身体活動や中高強度身体活動の推定に誤差が生じ,特に朝夕の両方を除外した場合に誤差が大きくなることが示されました.本研究は,食事,更衣,整容,トイレ動作などの日常的なケア場面が,入院中の脳卒中者にとって重要な身体活動の機会であることを示す知見です(筆頭著者:新潟医療福祉大学 小林壮太先生).
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2026年5月15日
共著論文が公開されました(Disabil Rehabil誌).
発症前から日常生活に介助を要していた急性期脳卒中者を対象に,入院後2日以内の早期離床が有害事象に与える影響を,ターゲットトライアルエミュレーションと操作変数法を用いて検討しました.その結果,早期離床は有害事象の発生リスク低下と関連する可能性が示されました.発症前から障害を有する患者は臨床試験から除外されやすい集団ですが,本研究はそのような患者における安全で適切な急性期リハビリテーション戦略を考えるうえで有用な知見です(筆頭著者:兵庫医科大学 野添匡史先生).
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2026年3月4日
共同筆頭論文が公開されました(European Journal of Physiotherapy誌).
【タイトル】Effects of visualized feedback on physical activity in community-dwelling stroke survivors: a multiple-baseline study
生活期脳卒中者に対して,身体活動の「強度×時間帯」をヒートマップで見える化することで,日々の行動計画が立てやすくなり,総身体活動量が増える傾向が見られました(共同筆頭著者:初台リハビリテーション病院 柳澤雄大氏).
少数のケースを丁寧に追うからこそ,生活文脈に沿った介入のヒントが見えると改めて感じました.詳しくはこちら(出版社のHP)
Accepted Manuscript(査読後・受理後の著者最終稿)はこちら
2026年1月7日
筆頭論文が公開されました(Arch Phys Med Rehabil誌).
【タイトル】Relationship between prolonged sedentary bout and functional recovery in patients with subacute stroke: a multicenter observational study
自立歩行が不可能な回復期脳卒中者において,60分間以上連続する座位行動の回数がADLの回復と関連することが示されました.
少なくとも60分に1度は軽強度以上の身体活動を促すことが自立歩行が不可能な回復期脳卒中者にとっては重要かもしれません.詳しくはこちら
論文PDFはこちら(オープンアクセス)
東京都健康長寿医療センター研究所の志田隆史先生より超音波画像診断装置を用いた下腿筋評価について解説して頂きました.(2025年2月12日)
SOMPOケア株式会社「Future Care Lab in Japan」を見学させて頂きました.(2025年3月31日)