【13日目】
8時30分、期待に胸を膨らませた生徒たちはホテルに集合し、世界最古の熱帯雨林へと向かいます。目的地は「レインフォレステーション」。
最初に体験したのは、アボリジニー文化に直接触れる貴重なプログラム。伝統楽器ディジュリドゥの演奏では、単なる音楽の枠を超え、自然や動物とのつながりを表現する奥深さに触れました。ディンゴやカワセミの鳴き声を再現し、さらにはカンガルーの動きを取り入れた演奏に、生徒たちは驚きと感動の連続でした。
続いて行われたのは、狩猟文化を象徴するやり投げ実践。槍に工夫を施し飛距離を伸ばす知恵や、的を正確に射抜く技術に、先人たちの生活の知恵とたくましさを実感します。一投一投に込められた意味を感じながら、生徒たちは真剣な表情で観察していました。
ブーメラン体験では、安全な投げ方や角度を丁寧に学んだ後、いよいよ実践へ。空を描くように飛び、再び自分の元へ戻ってくるように投げることは難しく、ブーメランを使うことの難しさを実感したと思います。
その後のアボリジニーダンスショーでは、動物の特徴を取り入れたダイナミックなパフォーマンスが披露されました。モスキュラダンスやカソワリダンスなど、一つひとつの動きに意味が込められ、文化の奥深さを全身で感じる時間となりました。
さらに、生徒たちを待っていたのは「アーミーダック」による熱帯雨林探検。30人乗りの特殊車両でジャングルの中へと進みながら、ガイドによる植物の解説に耳を傾けます。ふと空を見上げると、“幸運の象徴”とされる青く輝く蝶・ユリシスが舞う姿も。自然の神秘と出会う、まさに特別なひとときとなりました。
締めくくりは、バイキング形式の昼食。仲間と笑顔を交わしながら、その日の体験を振り返る時間もまた、かけがえのない学びです。
ホテルへ戻った後は、生徒たちが待ちに待った自由散策の時間。班ごとにケアンズの街へと繰り出し、それぞれの興味や関心に応じて思い思いのひとときを過ごしました。お土産選びに目を輝かせる姿、南国ならではのアイスを味わいながら笑顔を交わす様子、そしてラグーンでのびのびと遊ぶ姿――そのすべてが、生徒たちにとってかけがえのない体験となりました。
自由時間を終えると、パシフィックホテルへチェックイン。旅の疲れを感じさせないほどの充実した表情が印象的でした。そして夕食は「ゴールデンボートチャイニーズ」にて、本研修最後のディナー。オーストラリアで過ごした日々を振り返りながら、仲間とともに味わう食事は、特別なひとときとして心に刻まれたことでしょう。22時には就寝点呼を行い、翌日に向けてしっかりと休息を取ります。