【国際地域学専攻】 神奈川県秦野市 で国際協力特論 の実習を実施しました。(2024.10.18)
【国際地域学専攻】 神奈川県秦野市 で国際協力特論 の実習を実施しました。(2024.10.18)
東洋大学大学院国際学研究科国際地域学専攻では、10月18日に国際協力特論(三牧純子・非常勤講師)の特別課外活動として、神奈川県秦野市に所在する株式会社トアポイントを訪問し、日本の社会課題についての理解を深めるための学びを実施しました。
本活動では、秦野市の耕作放棄地を活用して農業を営む農家の方々のご協力を得て、以下の体験を通じて日本社会における多面的な課題を探求しました。
稲刈り体験
学生たちは、地域の農家の指導のもと稲刈りを体験しました。この活動を通じて、耕作放棄地の活用に関する現場の課題や、日本の農業が直面する高齢化と後継者不足といった問題に触れる機会となりました。
「柳川里山クラブ」への参加
地域住民による里山保全団体「柳川里山クラブ」の活動に参加し、竹藪の刈り取り作業や廃材の焼却作業を実施しました。この活動は、地域社会における環境保全活動の重要性を理解しながら、農地の再生とコミュニティ形成の現場を学ぶ機会となりました。
ヒアリングとディスカッション
現地での作業後には農家の方々や地域住民へのヒアリングを行い、都市部と地方部の課題や耕作放棄地の再生を通じた地域社会の持続可能性について深く考察しました。また、参加学生からは「地域内の活動はソーシャルインクルージョンの一環として非常に意義がある」という意見が出され、課題解決に向けた新たな視点を得る場にもなりました。
今回の課外活動は、単なる農業体験を超え、日本社会が抱える高齢化、地方の過疎化、環境保全といった問題に対する理解を深める貴重な機会となりました。また、地域の人々と学生が協力して課題に取り組む姿勢を共有することで、多文化協働やソーシャルインクルージョンの重要性についても再認識しました。