食環境科学研究科ニュース一覧

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研究赤羽根健生さん(生命科学研究科生命科学専攻・博士後期課程2年)の論文がScientific reports誌に掲載されました(2024年3月28日掲載)

生命科学研究科生命科学専攻・博士後期課程2年(日本学術振興会特別研究員DC2)の赤羽根健生さんの論文がScientific Reports誌に掲載されました。この研究は、同専攻の廣津直樹教授、食環境科学専攻の加藤悦子教授、および農研機構、理化学研究所、慶應大学、東京大学、立命館大学および株式会社CRYO SHIPとの共同研究によるものです。

論文のタイトルは「THOUSAND-GRAIN WEIGHT 6, which is an IAA-glucose Hydrolase, Preferentially Recognizes the Structure of the Indole Ring(IAA-グルコースを加水分解するTHOUSAND-GRAIN WEIGHT 6はインドール環を認識する)」で、イネの収量を制御するタンパク質として知られるTGW6が植物ホルモンであるオーキシン(IAA)の配糖体を加水分解する際に、インドール環構造と相互作用して基質認識していることを明らかにしたものです。

TGW6の基質認識機構が明らかになったことにより、TGW6の特異的阻害剤の開発が加速し、迅速なイネの収量制御が可能になることが期待されます。

【論文の詳細】Akabane, T. et al. THOUSAND-GRAIN WEIGHT 6, which is an IAA-glucose hydrolase, preferentially recognizes the structure of the indole ring. Sci Rep 14, 6778 (2024). https://www.nature.com/articles/s41598-024-57506-z

図:TGW6タンパク質(クリーム色)と基質(ピンク色)の結合予測モデル

【実施報告】2月16日開催:中間発表会(2024年2月20日掲載)

2月16日(金) 10:00 より、板倉キャンパス第二会議室において食環境科学研究科中間発表会を実施いたしました。

博士前期課程1年生8名によるポスター発表を行いました。発表学生ははじめ壇上に立って5分間の短い発表(フラッシュプレゼンテーション)を行い、その後はポスタービューイングとなります。指導教員だけでなく、学部4年生も数多く参加しにぎやかな発表会となりました。

フラッシュプレゼンテーション(左)とポスタービューイング(右)

発表会を終えて集合写真

【実施報告】2月7日開催:修士論文発表会(2024年2月20日掲載)

2月7日(水) 10:00 より、板倉キャンパス3101教室において食環境科学研究科修士論文発表会を実施いたしました。

博士前期課程2年生4名による発表で、学部の4年生そして大学院の2年間にわたる学びの成果を発表し、活発な質疑応答が行われました。

学生発表の様子

発表会を終えて懇親会の場に立つ発表者

告知11月24日開催:食の未来研究フォーラム開催(2023年10月30日掲載)

11月24日(金) 14:45(開場14:15) より、白山キャンパス スカイホール(2号館16階)において食環境科学研究科主催「食の未来研究フォーラム」を開催いたします。

本フォーラムでは、食環境科学領域で活躍する最先端の企業人や研究者(フロンティアサイエンティスト)を招聘し、 食育・栄養・衛生・文化等様々な観点から食にまつわる最先端の議論をし情報発信を行います。

今回は総合地球環境学研究所の山極壽一所長をお招きし、「食の進化とコミュニケーション」と題して人類進化論的な観点から食についてご講演いただく他、食環境科学部 金賢珠教授より「トウガラシとわさびの食文化」と題して講演頂き、未来の食を考えます。

お申し込みはこちらより。お申込期限は11月21日(火)までとなっております。詳細は添付のチラシをご覧ください(画像をクリックするとPDFが表示されます)。

【受賞・表彰】千田 陸 さんが日本食品分析学会の最優秀ポスター発表賞を受賞しました(2023年10月17日掲載)

食環境科学研究科 食環境科学専攻 博士前期課程1年の千田 陸さんが、2023年9月20日に開催された令和5年度 日本食品分析学会において最優秀ポスター発表賞を受賞しました。この優秀発表賞は、日本食品分析学会において最も優秀な発表を行った発表者に対して贈られる賞です。

受賞研究の発表題目は「ベルーガ乳由来高重合度ミルクオリゴ糖の解析と経時変化」で、ベルーガの乳中に含まれるミルクオリゴ糖が出産から経時的に変化する様子を初めて捉えた研究であり、子の成長と授乳タイミングの重要な時期に合わせて特定のミルクオリゴ糖が増加・減少する事を示し、その構造も明らかにしました。

最優秀ポスター発表賞を受賞し受賞した千田さん(食環境科学研究科 食環境科学専攻 博士前期課程1年)

特設サイト立ち上げ(2023年9月28日)

2023年9月28日より食環境科学研究科特設サイトを立ち上げました。