第1回シンポジウム

「人工知能のインパクト」

現代社会総合研究所2017年度第1回シンポジウム

「人 工 知 能 の イ ン パ ク ト」

 日 時 : 2017年6月17日(土) 13時30分~17時00分(開場13時00分)

 会 場 : 東洋大学白山キャンパス8号館7階125周年記念ホール (参加無料)

 ◆  趣 旨  

  1999年に公開された米国映画「マトリックス」は、人工知能(AI)による人間の支配をテーマにしていました。現在、将棋や囲碁、チェスなどで人間がAIに勝てないということが報道されても驚きは少なくなりつつあります。また、娯楽の世界だけでなくAIの進化は加速し、全業務の34%にあたる710の業務が、AIを組み込んだロボットに置き換え可能であるという分析がされています。特に問題なのは、主要国の中でも日本はAIの導入余地が大きく、仕事の約5割が代替できるという試算があります。過去の歴史でいえばラッダイト運動に始まり近年ではIT革命によって人の仕事が減少するという指摘がありましたが、人工知能は単純にハードの進化という性質とは違っていることを私たちは理解する必要があります。
  想像力は人間が最も得意とする能力ですが、小説でもAIが書いた小説が発表され、あるいはAIを相手としたSNSでフォロワーが10万人を超えています。今後、「マトリックス」に表現されたような対立の構図を批判的に描くのではなく、AIによる新薬開発や新たなビジネスモデルの育成に目を向けるべきと思います。
  我が国においては人口減少時代を迎え、生産年齢人口が50年後には4割減るといわれています。現在の社会生活を維持するためには、AIに任せられる業務は任せて生産性を高めることが重要ではないでしょうか。

今回の現代社会総合研究所シンポジウムは、以上のような視点のもと議論を行いました。

 ◆オープニング

13時30分~13時40分

総合司会:大坂 恵里  /  東洋大学現代社会総合研究所運営委員、法学部教授
開催挨拶:石井 晴夫  /  東洋大学現代社会総合研究所所長、経営学部教授

大学代表挨拶: 竹村 牧男  / 東洋大学長

  ◆パネリストによる問題提起(各20分程度、途中休憩10分あり)

13時40分~14時00分 問題提起(1) 
          松原 徳和氏  / (株)情報通信総合研究所 ソーシャルイノベーション研究部地方創生
                      担当副主任研究員

14時00分~14時20分 問題提起(2) 
          神田 雄一   /  東洋大学産官学連携推進センター 産官学連携コーディネーター

14時20分~14時30分  休憩(10分)

14時30分~14時50分 問題提起(3) 
          熊田 順一氏 /  (株)JTB総合研究所 コンサルティング事業部コンサルティング第三部長
                       

14時50分~15時10分  問題提起(4) 
            小河 智佳子 /  総務省行政管理局公共サービス改革推進室上席政策調査員、現代社会総合研究所
           奨励研究員

 ◆パネル討論~質疑応答

15時15分~16時15分 (1時間程度)  パネルディスカッション 「人工知能のインパクト」

             登壇者:パネリスト4名+コーディネーター

                    コーディネーター :澁澤健太郎/東洋大学現代社会総合研究所運営委員、経済学部教授

16時15分~16時20分  休憩(5分) 

16時20分~16時50分  質疑応答

 ◆総括~閉会

16時50分~17時00分  総括コメント・閉会挨拶 :
           和田 尚久 / 東洋大学現代社会総合研究所運営委員、国際観光学部教授

 

 ●問合わせ先:現代社会総合研究所事務局 gensoken@toyo.jp 

  シンポジウムポスター [PDFファイル/714KB]

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