東洋大学経済学部総合政策学科・澁澤ゼミナールが、長きにわたって取り組んできた地域創生活動の一環として、11月26日から大学生協にて期間限定で特製いちごジャムを販売します。このジャムには、盛岡市の個人農家「玉山うるおいいちご園」で栽培された、いちご「すずあかね」が使用されています。

特筆すべきは、これらのいちごがドローン100％による授粉で育てられている点です。従来、いちごの授粉にはクロマルハナバチが使用されていましたが、地球温暖化の影響により、このハチが絶滅の危機に瀕しているため、多くの農家が対応策に苦慮していました。澁澤ゼミナールは、この課題を解決すべく、ドローンを活用した授粉技術の研究を進め、環境保全と費用対効果の向上を実現しました。

ドローン授粉は、ハチを使用しないことで環境負荷を軽減し、持続可能な農業の新たな形を提案する技術として注目されています。今回のいちごジャムは、この革新的な取り組みの成果を象徴する一品です。

この地域創生活動には盛岡から補助金がおりています。環境と地域農業の未来を考えるきっかけとなるこのジャム。東洋大学生協で、その味と物語を体験してみてはいかがでしょうか？