家畜の育種改良が行われる一方で、遺伝的多様性が消失してしまう恐れが考えられます。そこで、ウシなどを中心に遺伝的多様性を評価するとともに、生産性の増加と多様性の維持を両立するための評価法および保全法について、実際の家畜から得られた血統情報およびSNP遺伝子型を用いた研究や、シミュレーションによる研究を行っています。
研究業績
Uemoto et al. (2021) : https://doi.org/10.1111/asj.13643
Nagai et al. (2026) : https://doi.org/10.1038/s41598-026-37530-x
近交退化とは、対象集団において近親個体間の交配により繁殖形質などの表現型が集団の平均値よりも低下する現象をいいます。この現象は、形質に悪影響を与える遺伝子座にて遺伝子型がホモになることで生じることが知られています。そのため、当分野では、このような形質に悪影響を与える遺伝子座を探索したり、近親交配による近交度合いと繁殖形質との関係を明らかにするための研究を行っています。
研究業績
Kinukawa et al. (2023) : https://doi.org/10.1016/j.animal.2023.100804
Nagai et al. (2025) : https://doi.org/10.1111/asj.70138