福来魚 fukuragi
福来魚 fukuragi
<考え方>
全体として、とても辛い問題です。
(1),(2)が大変難しいです。(3)は(1),(2)を求められていなくても解けてしまいます。
(4)は、(1),(2)が求まれば後は計算するだけなのですが。
(1)半径r>1/2のため、V1とV3は共通部分を持ちます。
y=tでの切り口は、1ーr<t≦1/2と、1/2≦t<rで場合分けが必要です。(難)
(2)y=tでの断面で、(1)の共通部分が、V2断面の半径rの円内部に入る条件を図で考えます。(難)
(3)Sは、円柱と球の高さで一瞬で求まります。(部分点は、もらえるのでしょうか?)V2,V3の体積もSです。V1とV2の共通部分の体積Tは(4)で計算します。V2とV3の共通部分の体積もTです。求めたいV1,V2,V3を合わせた立体Vの体積は、
(Vの体積)=3S ー 2T ー (V1∩V3の体積)+(V1∩V2∩V3の体積)
ですが、(2)が布石となっており、(V1∩V2∩V3の体積)=(V1∩V3の体積)が成り立つので、
(Vの体積)=3Sー2T
が成り立ちます。(答)
(4)Tを求める際の断面(y=t)は、円と正方形を合わせた図形ですが、(1),(2)からたどり着くまでが大変。