福来魚 fukuragi
福来魚 fukuragi
※先日、研修会にて、「空間におけるメネラウスの定理」をご教授いただきました。
すごいな。深い。問題を解いているときに気づけなかった。
(OA0/A0A)×(AP/PC)×(CQ/QB)×(BB0/B0O)=1
2つの平面でメネラウスの定理を用いて、導いた式を合わせると、作れます。
<空間におけるメネラウスの定理の証明>
※大阪大学2021年の問題と、点の取り方が異なります。
<メネラウスの定理の逆の証明>さらに、別の研修会で、メネラウスの定理の逆は成り立つのか?
という質問をいただきました。自分なりの考察です。
空間内に、同一平面上にない4点O、A、B、Cがある。
さらに、次の4点A0、B0、P、Qが同一平面上にある。
A0:線分OAの中点
B0:線分OBを1:2に内分する点
P:線分ACをs:1-sに内分する点 (0<s<1)
Q:線分BCをt:1ーtに内分する点 (0<t<1)
(1) tをsを用いて表せ。
(2) OA=1、OB=OC=2、∠AOB=120°、∠BOC=90°、∠COA=60°とする。
∠POQ=90°のとき、sの値を求めよ。
<問題の考え方>
4点の座標をO(0,0,0)、A(1,0,0)、B(-1,√3,0)、C(1,√3/3,√3/3) ととりました。座標を与えずに位置ベクトルのまま処理することもできます。手前の都合ですが、座標を考える方が大変です。
(1)1点1点、丁寧に位置ベクトルを用いて表していくと、sとtの関係式を導くことができます。計算は手間、時間がかかります。
(2)内積計算です。頑張りましょう。
<作品>
(2)のサイズで設計しました。合わせると四面体になりますが、とても平べったい。
空間のメネラウスの定理の証明にパーツ(黄)を追加しました。