福来魚 fukuragi
福来魚 fukuragi
『立方体をその対角線を軸に1回転させたときにできる回転体の体積を求めさせる問題』
が出題されました。(理系でも難問ですが、文系で出題されたことに驚愕です。)
<問題の考え方>
立方体を軸に垂直な面で切断すると、2つの合同である「三角錐」と「反三角柱」に分けることができます。
軸と3つの立体の各辺の位置関係に着目し、それぞれ回転させると、「円錐」と「一葉双曲面」ができることがわかります。
断面積を求め積分計算することで、「一葉双曲面」の体積も求めることができます。
立方体
立方体
=反三角柱+三角錐×2
立方体の回転
=一葉双曲面+円錐×2
立方体の回転
=一葉双曲面+円錐×2
制作した立体の模型を活用して逆の問いかけを(生徒に)してみた。
(下準備として、2直線の位置と2次曲面の関係を説明後、)
①「三角錐」2つと「正反三角柱」(の立体模型)で何ができるか?
→10秒ほどで、「立方体」と答えが返ってきた。
②「円錐」2つと「一葉双曲面」(の立体模型)で何ができるか?
→正解は出てこなかったが、「立方体の回転体」と教えると、マジマジと①の立体と見比べてうなずいてくれた。
「実物」があることで、逆のアプローチができるようになった。