校区は、旧田辺市の南東に位置している。西側は文里湾に面し、海・山・平地などの自然条件に恵まれているが、低地が多く田辺湾の最奥部であり、過去に大きな津波被害を受けた地域で、防災への意識が高い。
戦前までは、田鶴の梅や低い土地を利用した製塩など、農林水産業の町として栄えたが、時代とともに塩田は製材所や貯木場と代わり、恵まれた地の利を得て山間部から搬出される木材を加工する製材の町として発展してきた。近年は、国道42号田辺バイパス沿いに大型店舗が建つなど、町並みも大きく変わってきた。
本校は高台にあり、津波に被害を受けにくく、周りを山に囲まれ、校庭は樹木が繁茂し、四季を通して自然豊かな環境にあり教育的環境は整っている。また、平成24年度完成の体育館や平成28年度に完成した木造校舎建築等で、地域より物心両面での多大な支援をいただいている。