① 基礎基本を身につけた子 ② のびのび運動する子
・児童の実態把握 ・基本的生活習慣の形成
・指導法の工夫 ・体育授業の充実
・基礎基本の定着 ・業間運動の工夫
・自主学習の確立 ・健康安全教育の推進
・指導と評価の一本化 ・給食指導の充実
・考えさせる授業の創造
③ 心やさしい子 ④ 人や自然とかかわる子
・人権教育の深化 ・地域の人や自然を活用した教育の推進
・道徳教育の推進 ・校区や地域の人材活用
・図書館教育の充実 ・社会教育との連携
・集団づくりの充実
・勤労体験学習の重視
・人と人をつなぐ教育の推進
本校は、和歌山県田辺市の最北部龍神村にある学校で、紀伊山脈の中央部に位置する。護摩壇山や隣接する県下最高峰として認められた龍神岳付近を源流とする日高川沿いにあり、美しく清らかな山や川に囲まれた自然に恵まれた学校でもある。
校区には、日高川に沿って集落が点在し、川下より国道371号線沿いの「下廣井原区」「上廣井原区」「湯ノ又区」「小又川区」「龍神下区」「龍神上区(大熊)」があり、東には一山越えた「三ツ又区」がある。平成14年より「龍神上区」が大熊小学校統合により校区となったため、校区は極めて広くなった。
校区には、高野龍神国定公園もあり、龍神上区の小森谷渓谷や日高川町(旧美山村)に通じる八斗まきの林道沿いには原生林が残されており、古木・初夏の新緑・秋の紅葉・滝などが人々の目を楽しませてくれる。また、春から秋にかけては、アメノウオ・アユなどの渓流釣りが楽しめる。動植物の種類も多く研究家の訪れる地でもある。
小又川からは、奈良県十津川村に通じる県道があり、十津川村との往来も古くからあった。
地域の大部分は、スギ・ヒノキの植林された山林で、特産物としては「しいたけ」加工品の「ゆべし」などがある。
また、校区には、役小角が発見し、後日弘法大師が難陀竜王(なんだりゅうおう)の夢のお告げにより浴場を開いたと言われている、日本三美人の湯「龍神温泉」がある。また「小又川温泉」もあり、いで湯の里で心和ませようと観光客も多く訪れている。
小又川には、中山忠光を盟主とする天誅組が十津川の義挙に敗れ、小又川に落ち延びてきて幽閉された史跡「天誅倉」がある。また、12世紀後半の「平維盛」や「源頼氏」などの伝説も伝えられている。
子どもたちは恵まれた自然環境の中で伸び伸びと育っている。明るく、純真・素朴でやさしく、友だち関係も良く、戸外での遊びを好み、高学年が低学年の世話をするなど、学年を越えての強いつながりも持っている。