千原桜保存会

 千原台の中心には樹齢200年は経つと思われる千原桜の老大木がありましたが、大正14年に道路改修の際に伐採されてしまいました。当時、桜の時期となれば千原台と呼ばれる空き地には芝居小屋ができ、飲食店や売店が立ち並び夜桜を見物で終夜賑わっていたそうです。その後地域の方々が千原桜の保存のために植継ぎや接ぎ木をしていましたが、台風の被害等で毎年減少し、また植継ぐ人もほとんどいなくなり、絶滅寸前に至っています。千原桜保存と育成のためには、しっかりとした組織を作り育成していかないと存続が厳しい状況となっています。

 発起人代表、熊城会会長悦氏の下、平成30年2月15日に学校創立60年の記念事業の一環とし、熊本市立千原台高校の同窓会・熊城会において、「千原桜保存会」を設立し、再びこの地区を千原桜一色に埋め尽くすために活動を行っています。

1.目的

  千原桜の絶滅防止、苗木の育成、管理

2.名称

  「千原桜保存会」

3.会長資格

  原則として熊城会会員、並びに設立趣旨に賛同し、保存会が認める方

4.連絡先

  熊本市立千原台高校内、熊城会事務局、 096ー355−7261

5.事業

  千原桜の絶滅防止、千原桜の苗木育成、植木鉢による育成、植樹及び管理


千原台高校内にある千原桜の苗床

2020年の春に初めて一輪の花が咲いたそうです