YMOについて

YMO (Young Mineralogist Organization, 鉱物科学若手の会)は、若手の鉱物学者が新しい鉱物学の道を切り開いていくという決意と自負のもとに、鉱物科学の研究の活性化と若手研究者の育成および会員相互の親睦を目的として、1987年12月に発足した組織です。

YMOは、大学や研究室間の交流を促進し、若手研究者たちに大きな影響を与えてきました。

一方でこの積極的な活動は、運営スタッフに多大な労力を強いることになり、2003年に後継人の定常的不足などを理由に活動の休止を余儀なくされました。

近年、(Global)COE事業推進、団塊世代の退職など、YMOを取り巻く情勢は変化しつつあり、徐々にですが若手の研究ポストの数も増えてきました。

このような状況の中、今後の鉱物科学の多極化に対応し、若手研究者の交流の場を維持するため、2009年に新たな世話人のもとに活動再開を試みることになりました。

とはいっても、発足当時のままの運営継続は(現在の世話人に能力では)難しいのが実情です。

新体制では会誌の発行や夏の学校の開催を運営の義務と考えていません。また会費の徴収も行いません。

今後のYMOの方向性については、若手研究者の声を直にとりいれて模索していきたいと思います。

ただ、少なくとも年に一回程度、学生間の交流の場を提供することは世話人の責務と感じております。

また、一般社団法人 日本鉱物科学会からは、有志団体としてのYMOの活動方針・意義にご理解をいただくとともに、年会等と同時開催する本会の行事に対してサポートをいただいております。

現在YMOは、以下のスタッフ

  • 学生代表
    • 山根 崚 (東京大学)
  • 世話人
    • 則竹 史哉 (山梨大学)
    • 中村 佳博 (産業総合研究所)
    • 吉田 健太 (海洋研究開発機構)

によって運営されています(2018年4月1日~現在)。スタッフとして参加されたいという方は大歓迎です。是非ご連絡ください。

YMOの活動が、鉱物を研究する若手研究者の育成、および鉱物科学全体の発展の一助となれば幸いです。