投稿日: Mar 13, 2017 3:21:44 AM
DVD上映会 「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」
3月11日(土)に、横須賀中央診療所の3階会議室で、DVDの上映会を開催しました。これは、医療生協の企画として行われたもので、「チェルノブイリ・28年目子どもたち」と題したDVDを上映し、チェルノブイリの現状を見ながら、福島の原発問題・被ばく問題について一緒に考えるという趣旨で行いました。
当日は、あの東日本大震災・福島第一原発事故から6年目に当たる日で、あらためて福島第一原発事故の被害等について考えることができました。参加者は、約20人、周辺にチラシを各個配布したのでそのチラシを見てきた人もおり、また、中央診療所が行う企画に初参加した人が4人いました。
DVDは、題名のとおり、チェルノブイリの事故から28年たった時点でのウクライナに住む子どもたちの現状を描いたもので、被ばくにより多くの子どもが健康を損なっている姿、それに対してウクライナ政府がチェルノブイリ法「チェルノブイリ事故被害者の地位と社会保障」を成立させ、事故被害者の命と健康を保護する施策を実施していることが、わかりやすく描かれていました。
日本では、福島から避難した人たちに、年間20mSv以下になる区域に帰還の強要をしようとしたり、「自主避難」した人たちへの無償住宅供与が打ち切られるなど、被害者の命と健康をないがしろにする棄民政策が行われています。日本にもチェルノブイリ法のようなものを作り、被害者の命と健康を保護するようにしなければ、という声が参加者の中から出ていました。