投稿日: 2016/08/22 14:46:58
8/20(土)開催のUX関連イベント「SpeakSpark Tokyo」に行ってきました。
午前中に用事があり、午後のセッション「UI/UXのトレンドとこれからの進化について学ぼう」と懇親会しか参加できませんでしたが、非常にいい話を聞くことができました。
セッションは経験デザイン研究所の浅野氏とネットイヤーグループの坂本氏の対談の形で話は進むのですが、浅野氏は冒頭から「UIとUXという全然別のものを並べてUI/UXと書く奴は信用できない」という過激発言で話を切り出し、「落ち目の業界とは仕事をしない。なので最近は〇〇業界とは仕事をしていない」「〇〇という大企業はUX推進部などという部署を作っているが全然UXを理解していない」「最近はUXといわずサービス(筆者注:サービスデザインのことだと思われる)と言うことにしている」等々、過激発言で話を盛り上げてくれました。
一番興味深かったのは浅野氏の語った「昆布おにぎりの逸話」でした。「毎日昼の1時過ぎに近所のコンビニに昼ご飯を買いにいくサラリーマンがいる。その時間は昆布おにぎりしか残っていないので、しかたなく毎日昆布おにぎりを買っている。コンビニにはPOSシステムがあるので、"その店では昼の1時に必ず昆布おにぎりが売れる"と記録されているはずである。しかし、しかたなく買っているサラリーマンの気持ちはPOSシステムでは汲み取ることができない。」というお話です。ビッグデータだけに頼ることの危険性を指摘する逸話で、この話だけでもUXの重要性を再認識できました。
イベント会場別室で行われた懇親会も趣向を凝らしたもので、とても有意義な1日でした。
(森山)