iPS細胞のパーキンソン病患者への移植治験開始について
投稿日: 2018/08/08 7:00:29
パーキンソン病患者が待ち続けていた「パーキンソン病の根治療法としてのiPS細胞移植による治験」が国の承認を受け、8月より京都大学でスタートすることになりました。
パーキンソン病友の会は、山中伸弥先生が「パーキンソン病の根治療法としての細胞移植」を発表されて以降、毎年募金活動を行って寄付を続け、京都大学iPS研究所より感謝状を頂いております。
第1段階の治験は7名で行われることが発表されています。高橋淳先生は、治験対象者は費用(交通費本人負担)・緊急時の対応のことなどから、京都大学を中心とした関西圏を考えていると以前おっしゃっておられました。しかし、第1例目については京都大学の患者さんで実施されることが決まっておりますが、以降の6名は全国から募るということのようです。これもパーキンソン病の患者会として全国の会員の声を京都大学iPS細胞研究所に届け続けてきた成果と思っています。
今回の第1回目の治験は2年かかるといわれていますが、DBS治療費の数倍かかるiPS細胞移植治療がDBS治療の様に健康保険の適用となり、更に難病医療費助成の対象となって「毎月の自己負担限度額内」になればと夢が膨らみます。
パーキンソン病だけでなく、ほかにも網膜や心筋、脊髄神経などで臨床研究や治験の準備が進められています。私達パーキンソン病友の会も、皆さんと力をあわせ、希望と夢を持って元気に活動していきたいと思います。