【訃報】

投稿日: 2018/06/06 5:10:55

東京都パーキンソン病友の会・高本久前事務局長が永眠いたしました

昨年春より胃がんと闘っておりました高本久前事務局長が平成30年5月31日午後1時40分逝去いたしました。(享年71歳)

喪主高本久子(夫人)様の会葬に際してのお礼の言葉をご紹介させていただきます。

「人を愛し、人から愛されたあなたへ」

夫は退職後、パーキンソン病の患者さんとその家族を支援する活動に熱心に取り組んできました。その活動をさらに広げていくために、

数年前より早稲田大学大学院に在籍し、『パーキンソン病患者家族の介護負担感』をテーマに研究を続けてきました。人を想い、人のために

行動する夫が、私は心から好きでした。

東京大学時代、ボートに熱中し、多くの生涯の友と出会うことができました。新日鐵では現場を大切にして成果をあげることに情熱を注いできました。

家族の時間も大事にしてくれて、子供家族と海外旅行にも行きました。6人の孫に恵まれて、2人で肩を並べて孫らの成長を見守ることもできました。

意欲にあふれ、行動力のある夫ですから、もっともっとやりたいことがあったと思います。博士課程で研究を進めていきたかったはずですし、

孫らの成長も本当に楽しみにしていたはずです。それを思うと、別れが悔やまれてなりません。

思えば、常々「大切な子供3人がそれぞれ良き伴侶にめぐり逢い、孫にも恵まれて、幸せだ」と言っておりました。

少し早い旅立ちではありますが、夫はやりたいことに打ち込み、大切な人たちや家族に多くの思い出を残してくれました。

夫高本 久は、最後まで前向きに病と闘い、平成30年5月31日満71歳にて生涯を終えました。最後になりましたが、お世話になった全ての皆様へ、

深く感謝申し上げます。

心より哀悼の意を表します