2026-37 能登遠征: 2026年4月9–13日
行ってきましたきました。2週間前に行ったばかりの能登に行ってきましたよ。今年度一発目です。今回の目的は能登半島地震による海岸隆起が磯の生物群集に与えた影響のモニタリング調査でした。のと海洋ふれあいセンターと能登里海教育研究所、石川県立大学、東北大学のメンバーで実施しているプロジェクトです。今回は空模様がイマイチな日は海はマシで、晴れてる日に海が荒れるという感覚がバグる自然が相手でした。途中の4/11には曽々木海岸にて「窓岩海岸 生き物観察会」と銘打って我々の活動を一般市民の方に知ってもらう体験講座も開催しました。風と波が強くて参加者は海に入れませんでしたが、会場にイルカの死体が漂着しているというレアなイベントも発生し、イベントは盛況でした。能登での中長期の生物モニタリングは地元の方々の協力なしでは続けることができません。今回のようなイベントを通して広く活動を知ってもらって、地元の方の参加者が増えるような仕組みができたら素敵だなと改めて感じました。(2026年4月14日)
2026-36 千葉県への遠征: 2026年4月4-6日
神奈川大学の学生の卒研と修士研究のテーマ検討のために千葉県に遠征しました。天気予報はずっと雨だったのですが、直前になって好転しまして風と波は残ってますが採集には問題ない天候でした。最高!館山の2箇所で生き物を探します。初めてウツボを見つけたり、小指サイズのタコを見つけたり、磯遊びは最高です。遊びじゃないですが。夜はお茶の水女子大の館山臨海に宿泊しまして、夜中の干潮時間に臨海周辺の海辺でも生き物を探しました。ヘッドライトに羽虫が集まって悲しい感じでしたが、目的の生物も見れて大満足でした!(2026年4月6日)
2026-35 京都大学生態学研究センター(滋賀県大津市): 2026年4月3日
ハリガネムシ研究で有名な佐藤拓哉先生の研究室にお邪魔しまして、共同研究の打ち合わせでした。まずは所内の方々とのお花見に飛び入りで参加させてもらいまして、オンラインでしかお会いしたことのなかったミジンコ研究者の大竹さんにお会いできて感激でした!打ち合わせをがっつりして、そのまま夕方からも親睦会を開いてもらいました。佐藤先生と学生さんが朝から琵琶湖でホンモロコを捕まえてきてくださり、季節の味覚として美味しくいただきました!また行きます!
(2026年4月6日)
2026-34 茶臼山(広島県江田島市): 2026年4月2日
江田島市のいつもの調査地に向かいました。やっと昼間の干潮時間帯の調査になりましたが、痛恨の干潮時間の認識ミスで到着した時にはすでに最干潮でした。こういう取り返しのつく段階でこの手のミスをしておくことはいい学びになると思います(私自身が確認を怠ったのが原因ですが....)。防寒もほとんど不要になり、ヨウジウオの仲間がたくさんみられました。欲しかったカニは不発で、近日中にまた行かねば!!!!(2026年4月6日)
2026-33 香川県と鳥取県への遠征: 2026年4月1日
めでたく2026年度になりました。初日は学生の潜水機材の納品があり、新しい潜水調査に期待が膨らみます。そして午後からは突発的に思いついたとある土壌動物の採集のために弾丸で香川県と鳥取県に行きました。学生とスタッフの総勢5名で12時間ドライブ(そのうち採集時間は1時間くらい)で、瀬戸大橋を渡り、すぐさま折り返して岡山県を貫いて鳥取県へ...。天気は小雨〜ちょっと強めの雨で、終盤は日も沈み吐く息は白く、「俺たちは一体何をしているんだ....」と口にせずにはいられない感じでしたが、無事にミッションは完了でした。旅の締めはサイゼリア!
(2026年4月2日)
2026-32 能登遠征: 2026年3月25–30日
行ってきました。今年度最後の能登遠征!メンバーは僕、ポスドクの梶本さん、学生2名、そして新潟大から参加の学生1名を加えた5名です!スキューバで海藻採集、深層水のプランクトン採集、ムラサキウニの共生生物探索といういつものメニューをやって、今回は魚類調査とそのついでに「ここでは魚の他にどんな生物が獲れるんや?」というネタ探しに多くの時間を費やしました。普段ゴリゴリに調査していた場所もランダムサンプリングはあまりやったことがなかったので新しい発見がたくさんありました。幸い天候にも恵まれすぎたせいでうちのラボではあまりない休息時間も設けられるくらい肉体的にハードな遠征でした。(2026年4月1日)
2026-31 お客様: 2026年3月24日
この3月に金沢大学で博士号を取得された端野 開都さん(https://researchmap.jp/kaito_hatano_1110)が、4月から学振PDとして新生活をスタートさせる佐賀大学へ引越しの道中に奥様と研究室に立ち寄ってくれました。車で金沢から色々と旅行しながら佐賀へ向かうとのことでなんと楽しそうなこと!端野さんは能登臨海でアコヤガイやイカの研究でユニークな研究を行なっていて、震災で研究室が能登から金沢へ移動するという苦難も乗り越えられました。新天地ではこれまでの研究を地盤として二枚貝の生理研究を推し進められるようで、とても楽しみです。やりたいですねぇ、共同研究!新天地でのご活躍を願っていますし、我々も負けないくらい面白い研究やろうと思わせてもらいました!(2026年4月1日)
2026-30 ハチ干潟(広島県竹原市): 2026年3月23日
よーし、とりあえずこれで最後の記事!本日6つ目!新潟大と神奈川大の学生と再びハチ干潟へ。新潟大の学生は初めての干潟ということで、干潟の生物を存分に見てもらう機会にしました。前日の雨から打って変わり、気温も5度以上高くなりました。ハチ干潟に到着すると一昨日は見れなかったハクセンシオマネキがお出迎えしてくれました。ただやはりまだ動きにキレがなく、スローモーションで動いていました。そして1月のドレッジ調査でついに出会えなかったマメコブシガニもちらほら出てきていました。写真には4個体写っていますが、1個体には寄生虫がついています。わかりますか?わかりますね。はい。ヤドカリも格段に個体数が増えており、いよいよ干潟にも春到来でした!(2026年3月24日)
2026-29 元宇品海岸(広島県広島市): 2026年3月22日
新潟大からも学生がやってきまして、神奈川大の学生とうちのラボの学生/スタッフで広島市内の元宇品海岸に行ってきました。魚類調査と磯での生物採集を体験してもらうのが目的です。天気予報は雨だったのですが、なんとかなりそうということで現着。着替えて、いざ海に向かった瞬間からまぁまぁの雨。まぁまぁの雨。まぁまぁの雨。幸い、カッパはありましたが、寒いし、だんだんと波は強くなるし、魚があんまり獲れないし、フィールド調査の洗礼を学生たちに浴びせる形になりました。不本意...。(2026年3月24日)
2026-28 ため池調査(東広島市): 2026年3月22日
だめだブログの更新を怠ると書くの大変。本日4つ目の記事。久々のため池に行きました。うちの学生さんが卒業研究で大学周辺のため池で動植物調査をやりまして、修士からはちょっと視点を変えたアプローチを考えています。で、そのロケハンに行ったわけです。40年ほど前の地図には池があるけど、google mapでは薮になってるところがいくつかあり、学生は藪をかぎ分けて林の中へ。姿が見えなくなった林の奥から「ガサ、、ガサ、、、」と間違いなく熊かと思う雰囲気を醸し出して学生が進み、「池、ありました!」とslackで連絡くる。みたいなことを繰り返しました。google mapでも捉えきれない池を探すの面白いですが、これは夏場だと蜘蛛の巣イヤだな....とちょっとこのプロジェクトどうしようと考えるきっかけになりました。(2026年3月24日)
2026-27 ハチ干潟(広島県竹原市): 2026年3月21日
前日に引き続き鹿児島大の学生さん、うちラボの学生、そして神奈川大の学生さんの4人でハチ干潟へ。ゲストの学生さん2名は初めてのハチ干潟でした。めでたい。モクズガニを探したり、ヤドカリ追い回したり、岩に張り付いてるヒザラガイやカサガイ類を探したり、砂の中なら二枚貝を探したり、時間いっぱい遊びました!ちょっと寒かった。(2026年3月24日)
2026-26 大三島遠征(愛媛県今治市): 2026年3月20日
鹿児島大学から学生さんがラボ訪問に来てくれまして、「せっかく良い潮だから採集行かない?」と提案したところ、即答YESをいただきました。行きたい場所を聞くと「大三島!」ということで、行ってきましたしまなみ街道に浮かぶ愛媛県川の島、大三島!!目的は岩などに張り付いてるあの貝に寄生する甲殻類!宿主の貝はいたよ。でもね、寄生虫見つけられなかった....。敗北...。
(2026年3月24日)
2026-25 阿島川河口干潟(愛媛県新居浜市): 2026年3月18–19日
超絶怒涛のお客さんの訪問と野外調査日程が始まりました。怒涛です。すっかりブログを書く暇がなく溜まりに溜まってしまいました。記憶も時間軸もぶっ飛んでしまう前に書き連ねまする。まず愛媛遠征。これまでずっと遠征を重ねて共同研究者と動植物調査を行なってきた愛媛県新居浜市の阿島川河口干潟に行きました。今回でひとまず動植物リスト第一弾を締める強い意志で、魚、昆虫、微小甲殻類に詳しい学生3名、そしてマテガイなどの二枚貝を研究している学生、そしてそして我々の調査に興味を持ってくれた愛媛大の学部生を加えて6名のチームで1泊2日で突撃しました。まだちょっと寒かった。ちょっと雨だったから早朝の干潮は諦めた。香川県にあのヤスデを探しに行ったけどダメだった。う○こ踏んだ。最高だった!(2026年3月24日)
2026-24 セミナー(渡邊 瑛さん@筑波大D3): 2026年3月16日
筑波大学D3の渡邊 瑛さんが研究室に訪問してくださいました。Ion transport peptideに関する研究内容についてラボ内セミナーでもお話しいただきました。当研究室に馴染みの薄いキイロショウジョウバエの遺伝学を駆使した研究内容でしたが、渡邊さんはホワイトボードも駆使してわかりやすく話してくれたこともあり、学生たちも食らいついて聞いて質問していたのが印象的でした。Ion transport peptideは甲殻類の眼柄ホルモンと同じグループに属するペプチドのため、甲殻類では知られていない生理機能の話で私自身もとてもワクワクしながら拝聴しました。午後からは広島大学理学部の千原崇裕先生の研究室へ一緒に訪問して、ラボ見学をさせていただきました。キイロショウジョウバエにどっぷり使った2日間でした!(2026年3月17日)
2026-23 共同利用成果報告会@金沢大学(石川県): 2026年3月12–13日
金沢大学環日本海域環境研究センターの共同利用の成果報告会が金沢大学角間キャンパスで開催されました。オンラインとのハイブリッド開催でしたが、私は対面での参加となりました。2日間に及ぶ会議で、大気や陸域の共同研究成果が次々と報告され、改めて環日センターの研究範囲の広さを実感するとともに自身の成果報告内容も分野外の先生方に伝わる工夫が求められました。懇親会でも医学部や薬学部の先生方と交流でき、普段とは異なる分野の話をたくさん聞くことができました。腸内細菌が熱い。(2026年3月15日)
2026-22 ヤドカリ採集@桜島(鹿児島県): 2026年3月9日
ウミウシ研究会の翌日、鹿児島大学のU野D輔先生の研究室にお邪魔して、その学生さん達に桜島での採集を手伝ってもらいました。初めての鹿児島での採集で桜島。天気も良くて控えめに言っても最高で、本当に最高の最高でした(語彙力ゼロ)。メインはヤドカリだったのですが、同行したK岡さんとH元さんの経験値をフル動員してもらい、想定以上に成果がありました。本当に成果があったかはこれから調べないとわかりませんが、これまで本州で実施してきた調査をいよいよ九州に拡張するタイミングが来たのかもしれません...。鹿児島、リピート決定です!
(2026年3月11日)
2026-21 日本ウミウシ研究会第2回情報交換会(鹿児島大学): 2026年3月7–8日
昨年に引き続き今年も参加してきました。今年は鹿児島での開催ということで、ポスドクの梶本さんと車で向かいましたよ鹿児島へ!まだウミウシ研究が始まっていないので今年も発表はできなかったのですが、初日は鹿児島県の南に位置する枕崎にて採集会が開催され、40種ほどのウミウシが見つかっていました。すごい...。2日目は会場を鹿児島大学理学部に移し、朝から午後までウミウシの幅広い研究紹介を伺いました。そのあとは鹿児島水族館の見学に行って、大満足の2日間でした。来年こそは発表したい....!(2026年3月11日)
2026-20 日本動物学会中国四国支部広島県例会(広島大学): 2026年3月6日
日本動物学会の中国四国支部の中の広島県の例会が昨年同様に広島大学の理学部で開催されました。今年は今年度で退官される先生の最終講義もあり、県外からの参加者もあったようです。一般発表はポスター形式で、学部生などの進行中のネタもどんどん発表して活発な議論で揉まれましょうという方針が浸透しており、学生たちの活き活きとした発表が印象的でした。当研究室からは4題と隣の研究室の学生の発表2題で臨みまして、それぞれが参加者に自分の言葉で内容を必死に伝えていました。良い経験です。ブログ用の写真を撮り忘れる痛恨のミスだけ残念です...。(2026年3月11日)
2026-19 茶臼山(広島県江田島市): 2026年3月4日
前回が最後かと思いきや、急遽ある生物の採集の必要性が発生したため今回こそ最後の夜磯に行きました。満月で風もなく穏やかな夜でしたが、干潮は早朝5:30。3:00にラボに集合して、向かったのは江田島市のいつものポイント。目的の生物は十分量確保できて、私を含めて5名の参加者は各々で興味のある生物のサンプリングも実施しました。私はメインの採集で腰が痛くなって他の生物はほとんど見つけられませんでしたが、潮間帯の生物もどんどん変わっていくので春になっていくのを感じました。まだ寒かった...。(2026年3月5日)
2026-18 十脚目の内分泌器官: 2026年2月26日
水産研究・教育機構 日本海区水産研究所 宮津庁舎にてY博士と神奈川大学のグループ、そして当研究室からは私と大学院生のT氏が参加して、甲殻類の内分泌器官のサンプリングについて技術指導を受けました。教科書や論文ではよく名前を聞く器官だけど、実際にその器官を摘出できる人が国内外に少なく研究の核心に迫る解析のネックになっていました。今回、主要な器官の摘出についてはしっかり学べたので、これから技術を習熟させていろいろな甲殻類研究に応用できたらと思います!(2026年2月27日)
2026-17 ヤドカリで溶かす3連休: 2026年2月20–23日
筑波でのシンポジウムを終え、その足で神奈川大学へ。そこで待っていたのは大量のヤドカリ標本。ちょっと前に思いついた研究で国内の研究者らに協力してもらい、仮説を検証するために標本からデータを抽出しました。梶本さんにも手伝ってもらい、天気の良い3連休をひたすら実験室で過ごしました。天気の良い3連休を....。主目的は2日目に終わったのですが、作業の途中で「あれ、そういえばあーゆーサンプルもあったよね?それ、ちょっとこの流れで再計測したらおもろいんじゃね?」という話になり、苦虫をすりつぶしたとしか思えない梶本さんの顔を見ないように強行して、それが連休中に終わらず今週の梶本さんの宿題になっています。きっと良いデータになるはず。きっとなる。きっとなるよ梶本さん....。(2026年2月24日)
2026-16 シンポジウム: 2026年2月19–20日
筑波大学で開催された学変Aシンポジウムにポスドクの梶本麻未さんと参加しました。私自身は人生初の筑波大学で、筑波自体も院生の頃に2度ほど来たっきりでしたので10年ぶり以上でした。学変の関係者は少なくポスター発表者リストを眺めても初めてお会いする方が多かったのですが、結構な数の方から「ああ、フクロムシの!」と声をかけていただきまして、フクロムシが徐々に有名になってきているのを感じました。また、モーリタニアでのサバクトビバッタ研究で超著名な前野ウルド浩太郎先生が会場におられまして、懇親会でドキドキ突撃を敢行しました。「院生の頃からブログや著書の大ファンですっ!!!」とミーハー全開でご挨拶させていただきましたが、めちゃくちゃ良い人でお酒まで頂いてしまいました。最高でした。最高すぎました...!シンポジウムもめちゃくちゃ面白くて、植物の話に聞き入ってしまいました。ヤドリムシがカニにつくるコブは虫コブではないそうですが、挫けずめげずちょっと解析してみたいと気持ちを新たにしました。(2026年2月24日)
2026-15 送別会: 2026年2月17日
修士の学生が就職のため広島を離れるということで送別会を開催しました。ついでに卒論・修論発表会の打ち上げも兼ねて、その他思いつくお祝い事もまとめてやりました。焼き肉をたらふく食べて、食後のデザートに白いノワール的なアレを食べて思い出量に下手したら勝るくらいの食料をお腹いっぱいにいただきました。卒論・修論は3名でしたが、2名はそれぞれそのまま修士と博士課程に進学するので、社会に出るのは一人だけです。またラボに遊びに来てください!(2026年2月18日)
2026-14 茶臼山(広島県江田島市): 2026年2月16日
今月2度目の江田島市にある茶臼山に夜磯に出動しました。今回は卒研生の魚類調査+D論学生のためのカニ採集でした。気温はそこまで低くなく、作業しているとじっとりと汗が流れることも。途中から霧が濃くなり、近くで作業していた人をかろうじてヘッドライトで認識できるくらいまで視界が悪くなりました。腰ほどまで水に浸かって採集していたのですが、自分の立っている位置がどの方向なのかもわからなくなり、なかなか恐怖を感じました。成果はどちらも上場で、睡魔に打ち勝ちながら行った甲斐がありました。どうやらこれで今シーズンの夜磯は最後だったようで、来月からは夕方に磯に行けそうです。ヒャッホウ!(2026年2月16日)
2026-13 オンラインシンポジウム: 2026年2月15日
公開シンポジウム「動物科学の最前線:めくるめく多様性を科学する(4)にて発表の機会をいただきました。キリンやカマキリ+ハリガネムシ、アブラムシと植物の虫コブ形成、シジュウカラの動物言語学と豪華な顔ぶれの末席に加えていただきました。300名を超える視聴者だったようで、フクロムシの知名度もきっと爆上がりしたと思います。えげつない量の質問を寄せていただいて、私の後に講演された佐藤拓哉先生のお話をほとんど聞けず残念でした。それでも初めてあっという間に終わったしまった喪失感がすごく、対面だったらこの後で居酒屋だったのに...といらぬ妄想をしながらこのブログを書いています。フクロムシはたくさんの共同研究者や学生さんの協力で少しずつ情報の解像度が上がってきています。面白い成果を発表できるように気持ちを新たに頑張ります!(2026年2月15日)
2026-12 修士論文発表会: 2026年2月13日
月曜日の卒論発表会から引き続き、本日は大学院生物資源プログラムの修士論文発表会でした。ラボ立ち上げ時から指導委託を受けていた広島大学の学生と金沢大学の学生がたまたま同日に発表会でした。一人はフクロムシの地域ごとの種組成や宿主をメス化する力の比較について、もう一人は能登半島のヨコエビ群集の震災前後の比較です。あっという間の2年間でしたが、二人ともしっかりとしたデータを積み上げて良い発表になったと思います(金沢大の方も発表は無事に済んだと信じています...)。2年間お疲れ様!(2026年2月13日)
2026-11 卒業研究発表会: 2026年2月9日
本学生物生産学部の水圏統合科学プログラムの卒業研究発表会がありました。当研究室からは1名の発表者で、大学周辺のため池の水性動植物群集を1年間追跡した研究内容を発表しました。当研究室に正式配属された1期生でしたが、いきなり私の専門から外れるテーマを希望してくれて研究室の幅が広がりました。今となっては群集生態を扱っている学生が3名もいるラボに。なんで。そんな彼も4月から修士の学生として引き続き活動を続けます。まずはこの卒業研究の内容を学術論文にまとめて、新しい研究デザインを詰め切りましょう。(2026年2月9日)
2026-10 基礎生物学研究所にて打ち合わせ(愛知県岡崎市): 2026年2月5日
東北大学浅虫臨海の岩崎藍子先生と基礎生物学研究所の渡辺英治先生と共同研究の打ち合わせを実施しました。なんだか楽しそうなことができそうな予感がしますが、実施までにかかる時間が長いのか短いのが、律速がどこにあるのか色々と不安がまとわりついています。が、実際に対面であーだこーだと議論できる機会があると一気にトラブルシューティングが進んで段取りが具体化されていきます。このプロセスがとても楽しいので異分野交流はやめられない...!!!(2026年2月9日)
2026-9 サンプル処理: 2026年2月4日
先月の豊潮丸の航海調査からうちの学生が持ち帰ってきた魚類サンプルの処理をしているようです。他のラボからも魚に詳しい同期がワラワラと集まってきて種判別について激論を交わしていました。私は議論には加われませんでしたが、こういうラボの垣根を超えて好奇心ベースでデータを蓄積させていくのはとても健全な活動だと実感しました。興味を持つ人の数だけ新しい視点が生まれると信じていて、実際に今回も思いもよらない発見があったようです。こういう環境を提供し続けるのもPIとして仕事だと考えていますので、卒論・修論・博論のメインテーマを疎かにしないペース配分を学びつつ自発的な学びを深めて欲しいと思います。おしゃれな研究室を....と頑張っていますが、部屋中が魚で生臭い日が来ようとは....。(2026年2月9日)
2026-8 ハチ干潟(広島県竹原市): 2026年2月2日
恒例のハチ干潟での魚類相調査でした。今回は私+学生5名!そして広島工業大学の近藤裕介先生の研究室と大阪ウミウシ研究会のメンバーもそれぞれの調査で集まりました。ハチ干潟では久々の満月の調査となりました。いつものようにポイントごとに魚類を採集して、担当学生が同定と全個体数の計測をこなしていきます。だいぶ参加メンバーも作業に慣れてきたようで黙々と作業していました。風もなく調査日和でしたが寒さが堪えました。鼻水は止まりません。もう止まりません。転石帯ではヨツハモガニの仲間やサメハダオウギガニなどがたくさん見えました。あとクモヒトデの仲間が石と石の間に挟まれる形でたくさん隠れていて、寒さのせいか動きは鈍くダラーんとした状態で多くの個体が転がっていました。不思議。(2026年2月2日)
2026-7 茶臼山(広島県江田島市): 2026年2月1日
学生と相談して研究に使えそうな小型カニ類の採集を思いついて急遽、夜磯に繰り出しました。学生3名と技術職員さんの5名で江田島市の茶臼山周辺の磯へ行きました。満月の大潮で深夜1時すぎでもほんのり明るく、風もなく、ただ寒くて冷たいだけで済みました。狙ったカニは獲れましたが、普段なかなか自由な採集を楽しむ時間が少ないので無脊椎動物を中心に探し回りました。最近は臨海実習で磯の生物を見る機会が減ったのでパッと生物種名が出てこないことが多いのですが、クマノアシツキやババガゼ、エダジマホンヤドカリ、コシダカウニ、ブドウガイなどなど研究対象として気になってる種やそれ以外にもたくさんの生き物が採集できました。同行者が多いと珍しいものも穫れるので尚楽しいですね。(2026年2月1日)
2026-6 笠岡市立カブトガニ博物館(岡山県笠岡市): 2026年1月31日
昨年から共同研究を実施している笠岡市立カブトガニ博物館へ神奈川大学の大平剛先生一行と広島工業大学の近藤裕介先生と伺いました。まずはこの1年の広島大学と神奈川大学でのカブトガニを用いた研究の結果について説明し、2年目に向けた具体的な相談ができました。昨年は「カブトガニ、1齢幼生はそもそも研究室でどのくらいちゃんと飼育できるんや?」というところからのスタートでしたが、思った以上に飼育はできる感触を得られました。1年で到達できる齢期も博物館と変わらないことがわかったので2年目はもう少し成長に沿った色々なパラメータを取れたらと思っています。カブトガニがずっと研究室にいる状況が続いているので少し麻痺していましたが、やはり保全が必要な種であると同時にしっかりとしたデータの蓄積を続けていかないといけない生物であることを再認識しました。(2026年1月31日)
2026-5 ため池調査(東広島市): 2026年1月27日
2025年1月から開始したため池調査のファイナルでした。本当は先月で終わりでしたが、昨年1月は色々と試行錯誤の時期だったので調査方法が少し変更になったこともありやり直しました。これで12ヶ月のデータが揃ったので大学近くのため池の動植物群集の季節変化などを俯瞰できると期待しています。この調査では2つのため池に定点を設定して月に一度の頻度で手網ガサガサで水生動物を調べましたが、全ての個体をできるだけ同定して全個体数を計数したので当初想定していた作業量を大幅に超えました。実際に手を動かしてみないと設定した調査デザインが持続可能なのか全然わからない良い経験でしたし、1つの池のデータ解像度をどれくらい下げれば調査する池の数をもっと増やせるのかといった、データの解像度とスループットのバランスを学生自身も考えることができた1年だったと思います。この研究はここで区切りですが、4月からはまた別の視点でため池調査に取り組む予定です。(2026年1月28日)
2026-4 豊潮丸調査: 2026年1月19–23日
広島大学の実習船「豊潮丸」による調査航海を広島県沖と愛媛県沖で実施しました。広島大学からの参加者に加えて、他大学から研究者と学生が集まり総勢20名の定員ギリギリのチームとなりました。今回の調査では、スミスマッキンタイア採泥器、ドレッジ、ビームトロールを用いて定性生物を実施しました。我々のチームはとあるエビ類とカニ類の採集を目的にしていたのですが、目当ての生物はほとんど得られずでした。その代わりに(?)、参加者は各々の興味のある生物を得られていたようでした。初日の夜は呉基地に寄港だったので、夜中の干潮時間に江田島市の海岸での生物調査も実施しました。めっちゃ寒かったですが、各自思い思いの生物を探して、珍しい生物もちらほら採集できていました。自分の研究室だけでは捌ききれない数の生物数と種数が取れるので学内外の色々な研究室から参加してもらうのが楽しいなと実感しました。また4月以降も実施予定ですので、瀬戸内海の海洋生物調査に興味のある方はぜひ参加をご検討ください!(2026年1月24日)
2026-3 学術変革A 時計タンパク質学領域会議(グランディア芳泉@福井県あわら市): 2026年1月8–10日
公募班として参画している学術変革A「時間タンパク質学」の領域会議に梶本麻未さんと2人で出席しました。時間生物学のフロントランナーの先生方が集う会議ですが、今回は各チームの学生や若手の方も多く参加しており、非常に熱気のある会でした。合宿形式のため部屋は参加者5名との相部屋で、遅くまで研究の話にどっぷりと浸かることができました。私の発表は最終日の最後の方でなかなか参加者の皆さんに名前と顔と研究内容を知ってもらえたか不安が残る形ではありましたが、「あ、カニの人だ!」くらいは記憶に残ってくれたらいいなと願うばかりです。アカテガニ研究が始まったのが2018年で、気づけばもう7年...。そろそろ成果を世に出さないといけません。今年はアカテガニの論文たくさん書きましょう!(2026年1月10日)
2026-2 元宇品海岸(広島県広島市): 2026年1月7日
今月の広島での調査第一弾です。広島市内の元宇品海岸に学生3名(A村、K嶋、F本)と言ってきました。干潮は6:00ということで、4:30から7:00まで魚類相の調査を実施しました。調査中に転石をめくって無脊椎動物も探しましたが、岩礁域と砂地では全く生物相が違っていて、先月までは全く見かけなかったホオズキフシエラガイやヘラムシ類がわんさかおりました。マダラウミウシは8月からずっと観察できていますが、だんだんと個体サイズが小さくなっているように思います。縮んでいるのか、世代交代をしているのか。。。ヨツハモガニ(?)も最終脱皮に近いサイズが採れ始めましたのでそろそろクモガニ研究のギアも入れねばなりません。気温は0度と極寒でしたが、風もなく、雲もなく、清々しい朝日と豪華絢爛なフェリーを眺めながらの網ガサとなりました。(2026年1月7日)
2026-1 阿島川河口干潟(愛媛県新居浜市): 2026年1月2日
あけましておめでとうございます。昨年に引き続き今年も1月2日の早朝の干潮時間に地元である愛媛県新居浜市の干潟にまいりました。今年も昨年同様に近藤裕介先生(広島工業大学)と近藤芳正教諭(新居浜市立角野小学校)と息子(14歳)に加え、甥っ子(11歳)も加わり2026年初フィールド調査を実施しました。01:00から04:00まで干潟を歩き回ったのですが、風が強めなこともあってか生き物が少なめ。なんだか昨年に比べると海藻も海草も少ないような...。昨年はヤドカリもちょろちょろしていてウミサボテンもこんにちわをしていたのですが、なんとも生き物が少なかったです。とはいえ、いろいろ見つかりました!今年もどんどん行きます!(2026年1月3日)