第6回勉強会

投稿日: 2016/08/07 21:09:56

日時:10/5(水) 17:00〜19:00

場所:NII 1208室 (12F)

発表者:

村上優樹 (東大・鶴岡研 M2)

タイトル:

「現実世界との整合性を考慮した自然言語解釈」

概要:

自然言語処理タスクの多くはテキストコーパスを用いた教師あり学習がメインである。しかし近年自然言語の意味を解釈、曖昧性を除去するにあたりテキストだけでなく我々の身の回りの現実世界との対応を考慮する研究が発表されている。本発表では実際に現実世界を模したある環境下で整合性を考慮したタスク例をいくつか紹介する。また発表者が現在取り組んでいる世界史をテーマに時間空間制約を利用した実世界との整合性を考慮する自然言語解釈について紹介する。

発表スライド:http://www.logos.t.u-tokyo.ac.jp/~murakami/slide/tokyoCL06murakami.pdf

発表者:

菅原朔 (東大・相澤研 M2)

タイトル:

自然言語読解タスクの規範的分析

概要:

計算機における自然言語理解や知識運用を実現する手段として、読解 (Machine comprehension, reading comprehension) タスクが関心を集めています。しかしながら、問題形式やコーパスの利用など、より適切に言語理解を問うためにどのようなタスク設計が望ましいかという点に困難があります。今回の発表では、「言語を理解していると言えるためにはどのような能力が実現されているべきか」という規範的な観点から(読解における)言語理解を細分類し、その分類に基いて行った既存タスクのアノテーション結果を報告します。この結果をふまえ、タスク設計について方向付けを与えることを目的とします。

発表スライド:https://speakerdeck.com/penzant/tokyocl-2016-10-05

参加者:水木・尾形・内海・相澤・横井・徳永・瀬沼・江原・亀甲・村上・星野・田・宮尾・菅原・持橋