組織の強化改善に向けた唯一絶対の方策はありません。
しかしながら、基本的な考え方は存在しますので、
いくつか試みに紹介します。
【行動の意味を理解する】
・一挙手一投足の根拠を求める
・自社と製品の存在理由を社会のなかで位置づける
【人に合わせて仕事を組み立てる】
・機械に勝る人の資質は、判断・想像・調整・統合する能力のみ
・仕事のリズムは、当事者自身の状況や働き方に従って決める
【必要な資源配分を求める】
・あてがい扶持の現場運営から脱却する
・前提条件を疑う。工場から本社を動かす発想を持つ
【操業に集中できる環境をつくる】
・活動の量と質は常に反比例する
・オペレータの本分はプラントを安全に安定して運転すること
【オペレータの要件を定める】
・オペレータの技能と設備の自動化はセットで考える
・難しい操作を求めるならば、耐えられる水準まで教育する
【計画と実績の違いを明らかにする】
・乖離の大きな部分の原因を究明し、対策を打つ
・PDばかり邁進せず、CAにも留意する
【捨てる仕組みを設ける】
・新しいことを始めるならば、古いことはやめる
・優先順位ではなく劣後順位から検討する
【目線を高く据える】
・仕事の要求水準は高く設定する。立場より一段上の視点を持つ
・仕事と責任それ自体から、内発的に動機づける
それぞれの組織の特性を踏まえて、
自分たちで対策を考えることが肝要です。