ライフ写真講座

ライフ写真講座シリーズ Life library of photography

ライフ写真講座 Life library of photography、全15巻と付録の

フォトグラファーズハンドブック・写真の整理と保管の2冊。

※ 上の写真の大きなものは、ブログ版のページにあります。

↓ リンク

http://silverhalidephotography.blogspot.jp/2013/05/blog-post.html

タイムライフブックス編集部編。1970年9月より順次刊行。

大阪で万国博覧会が開催された年である、1970年から日本語

版が出版された、アメリカ写真文化と知識満載の写真講座

シリーズです。

その時まだお金の無い中学生であった私は、思案の末に翌年

春に入学した高校の図書館に新規蔵書購入依頼し読むことが

出来ました。

当時、写真の知の巨人と言えば「コダック」・「タイムライフ」

であり、そのタイムライフから出たこのシリーズは、日本の写真

文化の遅れを思い知るには充分すぎる内容でした。

(日本は、カメラやコンテスト雑誌が主流。)

確かに1959年頃から「アサヒカメラ教室」などの専門書も発行

されていて私の愛読書でもありましたが、あまりにスケールが

違う内容と豪華さにカルチャーショック受けたものです。

(まあそんな中でも、1985年4月に休刊したカメラ毎日だけは

結構尖ってはいましたが。)

自分でも欲しくなった私は、滅多に親にオネダリなどしない

貧乏学生ではありましたが、これだけは一生の宝と思い、

馴染みの書店に順次届けて貰いました。

今改めてその重々しい本を開いてみると、当時からすでに写真

表現の基礎は完成されていることを思い知りますが、また新たな

試みを探したく思う今日この頃でもあります。

未だ多くの図書館や古書店で見ることが出来ると思いますので、

カメラではなく写真表現を目指す若い方々に、一度はご覧に

なって頂きたいシリーズです。

(日本語版監修、金丸重嶺氏。編集、ジャパンエディトリアルセンター)

当時の私には衝撃的であり、影響を受けた「写真芸術」編。

※本家米国版には、他にも下記2冊有るようです。(全17巻)

Documentary photography.

Caring for photographs.

ライフ写真講座 Life library of photography