模擬患者のボランティア活動については、以前から知っていましたが、この度、縁あって、この世界に飛び込みました。学生時代に戻った気分にもなり、変化の乏しい日常生活に刺激と快い緊張感をもたらしてくれています。医学生の実習の一助になっていることに充実感を感じることもでき、やりがいのある活動だと思っています。
「医療面接」「模擬患者」という言葉さえ聞いたことなく、何も知らずに参加しました。医学的知識だけでなく患者中心の医療に向けて、患者とのコミュニケーションを学ぶ実習があることに驚きと興味と期待をもって活動した一年でした。医療面接時に様々な学生の皆さんと関わらせていただき、私自身もコミュニケーションを学ばさせていただいていると実感しています。
人生の後半期は社会貢献活動に参加したいと考え、自分のキャリアを活かせる場所を探していました。SP活動にご縁をいただき、未来の医師のため、ささやかながらも力になれることに大きな喜びを感じています。コロナ禍の中、活動に制限もありましたが、学生の皆さんの学びにつながるよう、SPとして自己研鑽に努めて参ります。
はっきりした夢をもつ学生さんと接することで私自身が励まされ、仕事や子育てに新鮮な気持ちが生まれました。シナリオを覚えたりするのは少し大変ですが、自分の健康を見直すことができ、とても貴重な経験をさせていただいています。
この歳になって、新しいことにチャレンジする機会に出会い、日々の生活をメリハリをもって過ごすようになりました。覚えることに難儀することもありますが、参加したからこそ味わえる貴重な時間だと思っています。1つのミッションが終わったとき、すがすがしい気持ちになるのがとても好きです。
学生さんたちから学ぼうという気持ちが伝わってきて、とてもやりがいを感じさせてくれる活動です。多くの方々に参加していただきたいです。
SPならではの難しさがありますが、SP会のみなさんが親切にアドバイスしてくれます。実習の中では、学生さんが改善しようと色々考えたり、ハッと新しいことに気づいたり、そういった姿を見ることができるので、私にとっても勉強になっています。
医療面接終了時に患者として感じた気持ちを学生に伝えることなど、難しい側面もありますが、医学教育に協力できることにやりがいを感じています。一方、学生と直接に接するために、常に緊張感と責任感を持って活動しています。
何か社会貢献ができればと思って始めた活動でしたが、実際に学生さんとの実習や試験に参加してみると、私自身が学ばさせてもらったり、たくさんの気づきをいただいたり、自己研鑽の機会を与えてもらえています。
SP活動には3つの楽しみがあります。新しい経験に出会えること、学生の成長に出会えること、学生の成長にわずかばかりでもお手伝いできたかな!?と自己満足できることです。
特に学生に対するフィードバックは難しいと感じています。感じたことがきちんと伝わったか、適切な表現だったかなどです。その中で、民間病院での医療面接では学生が研修医に成長した姿に接し、励まされています。
13年ほど前に初めてセッションした5年生の学生さんたちは、今、どんなお医者さんになっているのでしょうか。「最近のお医者さん変わったよね」などのお話を聞くと、少しだけ誇らしい気持ちになります。