森林生態と森林管理
森林生態と森林管理
北海道の森林を中心に、森林の長期的変化やそれに与える環境変化や攪乱の影響、さらに北海道の天然林における持続的な木材生産を可能にするための森林管理について研究しています。
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名前: 鈴木智之
所属:北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 森林圏ステーション 中川研究林 准教授
専門分野:森林動態、樹木を中心とした生態学とそれに基づく生態系管理(樹木に限らず何にでも興味はあります)
連絡先:
Email snsuzuki_at_fsc.hokudai.ac.jp (_at_を@に置き換えてください)
お知らせ
東京大学北海道演習林の生態系と生態系を保全しながら木材生産を行う森林管理をまとめた英文書籍が出版されました。(2025.11.1)
https://link.springer.com/book/10.1007/978-981-95-1017-7
秩父演習林の100年スケールの二次林遷移に伴う機能的多様性の変化に関する論文がForest Ecology and Management誌で公開されました(2024.07.04)
https://doi.org/10.1016/j.foreco.2024.122110
2024年4月1日より、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターに異動しました。
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世界的に森林生態系の構造や機能を活かしつつ木材生産を行う近自然型林業を重視するようになってきています。北海道においても天然林における木材生産が注目されていますが、林床にササの多い北海道では、いかにササをコントロールし、更新木を確保するかが課題です。また、北海道においては倒木上での更新(倒木更新)も重要な更新様式であり、枯死木・倒木の管理も重要となります。持続的で安定的な天然林での木材生産を目指した森林管理について考えていきたいと思っています。
近年、世界における北方林においては、針葉樹が減って、広葉樹が増える傾向が報告されています。これは、気候変動に関連した変化とも考えられますが、気候変動のどの要素(気温変化、降水量変化、攪乱の規模や頻度)が寄与しているのかや、気候変動以外の要因(CO2濃度上昇や富栄養化)も関係しているかどうかもよくわかっていません。様々なアプローチで、森林生態系の環境変化応答とその要因の解明に取り組んでいます。
2022年頃から、北海道ではクマイザサとその近縁のササの一斉開花が大規模に起きています。ササ類は、開花すると地上部(多くの場合は地下部も)枯死するため、開花した場所では林床を覆っていた大量のササがほとんどなくなることが予想されます。そのような林床環境の劇的な変化が生態系や森林管理に与える影響について研究を進めています。