2019年3月6日~3月12日 イタリア・スイス滞在
2019年3月6日から12日にかけて、サトウ先生、土元(D2)、上川(D1)、千藤(学部生)、神崎(PD)の5名でイタリアを訪れました。サトウ先生がこれまで築いてこられたネットワークの方々に支えられ、訪問先の先生と研究室の皆様に歓待していただきました。イタリア滞在中は(12日を除いて)天候にも恵まれ、日本より一足先に春を感じることができました。
2019/3/6(水)日本を出発!
関西空港に朝9時に集合し,フィンランド経由でイタリアへ。計約14時間のフライトでした。1日目は夜に到着したので,学術的なイベントはありませんでした。夜には,日本料理(寿司)を食べる予定が,うまく店を見つけられずウロウロ…。道に迷った末に,ホテル近くのトラットリア(Il Gallo Nero)でパスタを頂きました。流石イタリア,美味でした!
2019/3/7(木)ローマ大学 via Salaria 113, near Piazza Fiume
Bruno Mazzara教授の受入れにより、ローマ大学の大学院生に対しTEA(複線径路等至性アプローチ)のワークショップを行いました。サトウタツヤ先生による講義のあと、立命館大学の関係者(学部生、院生、ポスドク)も加わり、「どのようにして現在の専門(専攻)を選んだのか」をTEM図に表し、ディスカッションを行いました。
Bruno Mazzara教授へ立命館大学記念品の授与を行いました。
参加者の大学院後期課程の皆さんと記念撮影をしました。
TEA(複線径路等至性アプローチ)のワークショップの様子。それぞれがどのようにして現在の専門(専攻)を選んだのかをTEM図に描き、ディスカッションをしました。
2019/3/8(金)ローマ・ラ・サピエンツァ大学訪問
心理学史をご専門とされているGiovanni Pietro Lombardo教授の研究室を訪問しました。研究室には、イタリア心理学の創始者でもあるサンテ・デ・サントスや、モンテッソーリのポスターが掲示されていました。サトウ先生は、日本の戦後の心理学史の概況や、第5回国際心理学会(1905年開催)に参加したときの元良勇次郎の状況について話しておられました。先生方は心理学史の専門家として盛り上がるタイミングが一緒で、とても楽しそうでした。
前列(左から)土元君、サトウ先生、ロンバルドー先生、エスターさん
後列(左から)アンドレアさん、神崎、上川さん、千藤くん、ジョージアさん
その後は、特別に人類学博物館に連れて行っていただきました。
院生・ポスドクのみなさんは、この場所で研究をしているそうです。
訪問後は、ローマ市内をうろうろ・・・。充実した1日となりました。
2019/3/9(土)Roman holiday!
3/9 晴天に恵まれたこの日は一日休日だったこともあり、バチカン市国で歴史的建造物を見てまわったり、
現地の若者で賑わう、洋服屋、雑貨屋、市場などで買い物を楽しんで、
テルミニ駅に戻りサトウ先生も合流して、現地の方々御用達のお店で舌鼓をうちました。
2019/3/10(日)電車で5時間の旅!
ローマから5時間かけてレッチェまで移動しました。長時間移動でしたが,電車内はゆったり座れる椅子や大きな机があり,快適でした。車内では後半の日程の計画を考えたり,スイスでの講義へ向けた勉強をするなどして過ごしました。レッチェ到着後は,Salvatore教授の車でオストリアへ向かいました(ご親切にも,迎えにきて下さりました)。明日のレクチャーに備えて,ゆっくり休みました。
パソコンで列車の現在位置を確認できて便利でした。
レストランでは,間違ってムール貝を2皿頼むというハプニングもありましたが,新鮮な魚介類をお腹いっぱい食べることができました。さらに,5人で€100と,かなりお得でした!
2019/3/11(月)サレント大学訪問
TEM講義の日@サレント大学でした。こちらは、History, Society and Human Studies学部の校舎なのですが、なんと14世紀にたてられたものだそうです。
セルジオ先生によるサトウ先生の紹介
TEMの講義を始める前に、イタリアの受講生と私たちで交流するアイスブレイクがありました。TEM図を書くというミニ実習のなかで、その人の人生について聞くことができるのは、TEMの大きな魅力です。
ランチはセルジオ先生おススメの店へ。とてもおいしかったです。
夕方は、セルジオ先生にSymbolic universeについてご説明いただきました。ご本人から直接お話を聞くと、理解が進みます。夜にはご自宅にお招きいただいて、イタリアンをごちそうになりました。暖かいご家族と素敵なおうちで楽しいひと時を過ごしました。感謝!
ご自宅でも研究についてご説明いただきました。
2019/3/12(火)レッチェでSergio先生にインタビュー(ビデオ撮影)~スイス
午前9時からイオスホテルのロビーにてSergio教授に国際プロジェクト(Views of Context
)について理論的なレクチャーをしていただいた。その後、神崎さんと千藤くんはイタリアへ戻り帰国。サトウ先生、土元君、上川はイージージェットでブリンディジからジュネーヴへ移動した。ジュネーヴに到着し、ホテルセンチュリーに荷物を預けてから、ジュネーヴ版の汽車に乗ってお寿司が回ってくる回転すしを体験。お味噌汁と日本茶が大変おいしくて、ホッと一息つけました。
Sergio Salvatore教授に千藤君がインタビュー
レッチェのホテルロビーで記念撮影
神崎さん、千藤くんは日本へ帰国、サトウ先生、土元君、上川はスイスのジュネーヴへ出発
ジュネーヴ空港に到着! ジュネーヴ内にあるお寿司屋さんで一息
2019/3/13(水)ピアジェアーカイブ→国連事務局周辺→ローザンヌ大学
ピアジェアーカイブでは,ピアジェが実際に読んだという本の実物,各言語に翻訳されたピアジェの成果,実験器具,愛用の品々などを見ることができました。さらに,ピアジェが来日した際の写真も見せて頂きました。
Ramiro Tau博士の案内のもと,ジュネーブ大学のArchives Jean Piaget(ピアジェアーカイブ)を視察しました。ピアジェが生きてきた歴史を感じることができ,非常に有意義な体験でした。
Ramiro Tau博士との記念撮影
ジュネーブ大学の学食でランチをしてから、ジュネーブ市内にある国連事務局前の広場を訪れました。荘厳な気持ちになりました。
国際赤十字・赤新月博物館も訪れました。こちらも、平和について考えさせられる時間となりました。
Rémy Amouroux教授を尋ねて,ローザンヌ大学を訪れました。ローザンヌ大学内では,心理学実験の古典的な機器を見学することもできました。
2019/3/14(木)Tania Zittoun教授と再会 ヌーシャテル大学でTEA
ローザンヌの宿泊施設から鉄道に乗ってヌーシャテル大学へ移動。雨が降っていて足元が悪い状態だったが無事に到着しました。大学内でMartinaさんとHanaさん(Tania教授研究室の院生)が出迎えてくれ、コーヒーを飲んだ後、図書館近くの教室でTEAのワークショップを行いました。サトウ先生がTEAについて講義をしてから、どのようにして心理学を専攻したのかをTEM図に描き、お互いにディスカッションを行いました。ヌーシャテル大学の博士後期課程の院生からは、TEAを用いた研究の一般化に対する質問があり、熱い議論が行われました。
ヌーシャテル大学1階のカフェスペースで再会を祝う
サトウ先生によるTEAについての講義
ヌーシャテル大学の院生と議論(TEAワークショップの様子)
TEAワークショップ参加者の皆さんと一緒に記念撮影
2019/3/15(金) imaginationレクチャーと研究交流
Tania Zittoun教授によるimaginationに関するレクチャーに参加しました。また、スイス・日本それぞれのPh.D.学生との研究交流会を行いました。
Zittoun教授とHanaさんによるimaginationに関するレクチャー。
土元(左)と上川(右)による研究発表。もちろんスイスのPh.D.学生からも発表がありました。
サトウ先生によるレクチャー"TEA as a tool for historiography"。
夜は、Zittoun教授がおすすめしてくれたレストランでチーズフォンデュ!美味でした!
2019/3/16(土)ジュネーヴからヘルシンキを経由し、大阪へ。
8時にはジュネーヴのホテルをチェックアウト。タクシーでジュネーヴ空港へ向かい、ヘルシンキを経由して、関西国際空港へ帰国しました。ジュネーヴ空港の荷物検査をするまでに1時間近く並ぶなど、人の多さに驚愕。ヘルシンキではカフェでImaginationの復習とオートエスノグラフィーの理論的在り方について話し合い、今後の研究に生かすための討論を行うこともできました。
ジュネーヴ空港から経由地のヘルシンキへ。スイスの山々を臨みながら
経由地のヘルシンキ空港で今後の研究について議論
2019/3/17(日)大阪到着!
若干の疲れ&時差ぼけを残しながら、無事大阪に到着しました!
関空で解散し各々帰宅しました。楽しく実りある旅となりました。
サトウ先生、みなさんお世話になりました!!
関空の到着ゲートにて。
2018年8月2日~8月4日 ヴェネチア(イタリア)滞在
2018年8月2日から4日にかけて、小澤(D1)は学会参加のためヴェネチアを訪れました。今夏はヨーロッパも日本同様猛暑でしたが、ヴェネチアも大変暑く、早朝・夜遅くになってからも涼しいせいか観光地であるせいか、人の波が絶えることがありませんでした。大会参加者も水上バスを乗り継ぐなどして早朝・夕刻以降のヴェネチア観光も楽しんでいたようです。
参加した学会は、このところ2年に1度開催されている日本語教育国際研究大会で、今年はヴェネチアのカ・フォスカリ大学を会場に「ヴェネツィア2018年 日本語教育国際研究大会 Venezia ICJLE 2018」として開催されました。今回の大会テーマは「平和への対話—何のために外国語を教える/学ぶのか—」でした。
小澤は共同研究者とともに、以下の2つの発表をしました。
猛暑に負けない熱気あふれる会場で、世界各地からの参加者が様々な論点で討議しており、また、旧交を温めたり新たな出会いが生まれたりした充実した3日間でした。
会場から会場への移動の際には、「水の都ヴェネチア」ならではの水上バスによる大移動があり、船内ではガイドが島廻りして目に入る観光スポットやヴェネチアの歴史を解説してくれるというサービスもありました。
2018年8月27日~2018年9月14日 デンマーク・オールボー滞在
土元(D2)は、8月下旬から9月中旬にかけてデンマーク・オールボーを訪れました(18泊19日)。本滞在の中心的な目的は①オールボー大学のPh.D. 学生向けのサマースクールである「博士課程 集中講義:ダイナミックな記号論の文化心理学」(Ph.D. Course: Cultural Psychology of Dynamic Semiosis)への参加,②Kitchen Seminar(文化心理学セミナー)への参加でした。また,③オールボー大学Brady Wagoner教授の勧めにより,同教授の文化心理学の講義へ参加する機会を得ました。
サマースクールでは,Jaan Valsiner教授による文化心理学の講義と,Ph.D.学生による各自の研究発表・今後の展開可能性について議論しました。私も英語で発表を行い,心理学におけるメタファーに関する深い議論ができました。Valsiner教授からの講義および,その後の面談において,記号のヒエラルキーが構築されるプロセスについて,理解を深めることができました。これは、質的心理学会第15回大会でのシンポジウムにもつながる重要な観点でした。
転機を生み出す暗黙的感覚の言語化. 土元哲平 (企画・話題提供). 「深い経験付け」(deep experiencing)とキャリアの分岐点. 土元哲平・宮下太陽・上川多恵子・伊東美智子・中本明世・サトウタツヤ.日本質的心理学会第15回大会. 名桜大学, 沖縄県. 2018年11月
サマースクールでの研究発表(左)と、集合写真(右)
Kitchen Seminarでの議論(左)、懇親会(中央)、デンマークの寿司(Karma Sushi)(右)