2017年度海外渡航

2018年2月26日~3月2日

D1・土元と専門研究員・神崎が、6th Niels Bohr LectureとVisual Methods@デンマーク・オールボー大学の文化心理学センターに参加しました。今年で最後となるNielsBohrLectureでは、文化心理学理論の等至点と今後について、講演と議論が行われました。Visual Methodsでは、その背景となる理論や研究が紹介されました。オールボー大学という拠点があったこと、そして何度も渡航する機会をいただいたことで、5-6年の間に世界中の文化心理学者とネットワークが築けたことを実感しました。(神崎)

私(土元・D1)は2月11日から3月19日まで、立命館大学の国際的研究活動促進研究費の助成を受けオールボー大学(23日間)およびヌーシャテル大学(14日間)に滞在しました。長期滞在ということもあって、両大学に根を下ろして学ぶことができました。上記6th NielsBohrLectureとVisual methodsでは、国内外から文化心理学に関心を持つ研究者が集いました。1週間に渡り非常に活発な議論に加われた経験は貴重でした。大変よい刺激になりました。オールボー大学で行われたKitchen Seminerにおいては、現在までの研究成果を発表する機会を頂きました。セミナーには文化心理学だけでなく、教育学や、社会学など様々な研究背景を持つ研究者が参加しており、有意義なディスカッションができました。ヌーシャテル大学では、1対1のミーティングで研究に関する議論をする機会が多くありました。哲学的、方法論的な話題から具体的なキャリア文化に関する話題まで、多岐に渡る議論、助言を頂きました。ピアジェの生まれ育った町は小さいながらも歴史が詰まった美しい町でした。ヤーン・ヴァルシナー教授(オールボー大学)、タニア・ジトゥン教授(ヌーシャテル大学)をはじめ多くの方にお世話になりました。