1 教育催眠とは何か
「教育催眠」とは、文字どおり、小中学校の児童生徒の教育に催眠を活用して教育効果を上げようとする営み全体を表すことばです。
教育活動における催眠の活用分野は「学習分野」と「教育相談分野」の大きく二つになります。
そのための研究組織として「日本教育催眠学会」があり、わたしはこの学会の理事・研修委員長をつとめてきました。
そして、学会の認める資格として「上級教育催眠指導士」を取得しています。
学校教育に催眠を活用することを提唱されたのは、わたしの催眠研究上の恩師である元九州大学教授医学博士成瀬悟策先生です。こうした学校教育に催眠を意図的に活用する試みは、世界的にもなされていないようです。
わたしの「SAM前世療法」の研究は、教育催眠研究がルーツであり、その延長線に位置付いていると言っても過言ではありません。
なお、学校での教育催眠の実践は、保護者の承認を確認し学級担任、または生徒指導主事の同席のもとに、昼休み・放課後に教育相談室で毎日おこないました。
その成果を岐阜県教委主催の「教育実践論文」に応募し、優良賞として受賞しています。
2 教育相談における教育催眠適用の具体事例
わたしは5年間の教頭職時代に、3校の小学校の児童約500名に次にあげるような症状の教育催眠による改善を実践しています。すべての症状の平均改善率は78%でした。
就眠困難 夜尿症 乗り物酔い 爪咬み 頭髪の抜毛 上がり症 花火恐怖症 不登校
心因性視力障害 ジャングルジム恐怖症 吃音 過食 高所恐怖症 肥満症 不安神経症
集中力不足 母子分離不安 など
3 教育催眠の施術方法および時間と料金
改善内容の難易度によって浅い催眠(運動催眠」)から中程度の催眠(知覚催眠)に導き、そこで「メンタルリハーサル法」と呼ぶ技法によって症状の克服などの成功体験をさせます。または、「系統的脱感作法」によって症状が徐々に治まっていく体験をさせます。 催眠中の疑似体験は現実の体験と等しい価値をもつという催眠の特性を活用します。たとえば、ピーマンが食べられない場合に、催眠暗示によってピーマンをおいしくたべられた成功体験をさせるとその体験は現実の体験として定着するので、催眠後も実際にピーマンが食べられることが起きます。
大人の立場で他愛のないことが、学級の仲間のようにできないことが大きな劣等感やマイナスの自己評価になっており、子どもたちの自己実現の妨げの要因になっていることを教員として実感してきました。教育催眠によって、できなかったことができるようになったことで人格が変わったことも、いくつも実感してきました。
「系統的脱感作法」とは、たとえば異常な恐怖感や嫌悪感の対象となっている動物などに段階的に、近づく、触ってみる、抱いてみる、などを難易順に徐々にできるようにすることによって、症状の解消に導く技法です。
施術時間は80分~100分、初回の料金は10000円です。2回目からは5000円となります。
4 申し込みと注意事項
催眠誘導は本人の拒否状態では成功しません。本人の了解を必ずとってからお申し込みください。
お申し込みはSAM前世療法の申し込みページと共用になっています。保護者・施術を受ける本人名前、年齢、希望日時(第3希望まで)、改善内容(主訴)などを指定の枠内に打ち込んで送信してください。 受信を確認後、実施日時を返信します。
開始時刻は13:30が原則です。なお、保護者同席を原則としますが、場合によってはご遠慮をお願いすることがあります。
お電話で詳しい説明を望まれる場合は、090-3954-4597へどうぞ。
【参考文献】
成瀬悟策『教育催眠学』誠信書房、1966
三井田惇郎『教育催眠とその技法』文化書房博文社、1988
伊川義安『教育催眠で子どもが変わる』黎明書房、1994