10世紀ころの寺院のようです。
レンガ造りからすれば年代は、初期のクメール遺跡であることが伺えます。
初めてアンコール遺跡に来た時には、全く目向きもせず通り過ぎた寺院でしたが、見るものが多い遺跡だと感じました。
レリーフはレンガ上に施されもしかすると漆喰できれいになっていたかも知れませんが、現在その面影はないです。
レンガは隙間なく精密に積まれています。このくらいの崩れだけでよく保っていたと感心します。前後中央での5棟はよく見ますがこの寺院は横に5棟並んだ形です。この各棟の中に精密なレリーフが残っています。レリーフはレンガの上に施され漆喰を塗ってさらに細かく装飾していたのだと思います。
漆喰は、若干残っているのでその部分は細かな装飾が残っているように見えます。触ると劣化させると思い触れませんでした。