●公開研究会 2018年2/27: カール・ポラニーと社会連帯経済

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カール・ポラニーと社会連帯経済

 

今日の競争的な資本主義経済のもとで、人間と自然におよぼす荒廃作用への憂慮が深まっています。その限界をどのように理解し、変革へのオルタナティブの可能性をいかに広げてゆけるか。協同組合、共同体企業、非営利団体による地域社会からの自生的な連帯経済活動など、いま、社会連帯経済に向けたさまざまな取り組みが世界的な関心を集めています。そしてまた、こうした運動の思想的・理論的基礎として、カール・ポラニーの思想と理論が再評価される機運が高まっています。

そこで、今回の公開研究会では、あらためてポラニーの思想と理論の基本とその現代的意義について、皆さんと意見を交換しながら、ごいっしょに理解を深めて行きたいと思います。

 

  日時:2月27日(火) 13:30 ~ 18:00

 

  場所:國學院大学渋谷キャンパス 120周年記念2号館 1階 2102教室

アクセスマップ :https://www.kokugakuin.ac.jp/access

キャンパスマップ:https://www.kokugakuin.ac.jp/general/financialinformation/campus_shibuya

 

■ 参加費無料、直接おいでください。

(資料準備のため、下記メールあてに、できれば参加のご連絡をお願いします)

 

  <プログラム> (総合司会) 古沢 広祐(國學院大学経済学部教授)

 

第I部: 13:30 – 15:30  (40分×3報告)

 

報告1「カール・ポラニーの市場社会観と社会改革思想」

           若森 みどり(大阪市立大学教授)

報告2「カール・ポラニーによる『制度化された過程としての経済』と自然に関する一考察」

           室井 遙(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)

報告3「『埋め込まれた経済』としての資本主義:K.ポラニーからI.ウォーラースティンへ」

           中馬 祥子(國學院大学経済学部教授)

 

<休憩 15:30 – 15:45>

 

第II部: 15:45 - 18:00 (20分×2コメントの後,16:25より総合討論)

 

コメント1「進化経済学からみたK.ポラニーとK.マルクス」

           西部 忠 (専修大学教授)

コメント2「K.マルクスからみた社会連帯経済とK.ポラニー」

           伊藤 誠 (東京大学 名誉教授)

総合討論

(主催)「資本主義再考」研究会、國學院大学経済学部共同研究グループ

(連絡・問い合わせ先)資本主義再考研究会 rckenkyukai@gmail.com