避難所での消毒方法まとめ
トイレの処理や嘔吐下痢の吐瀉物などの消毒方法など
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■避難所での消毒の徹底のお願い
避難所では不特定多数の人がいる関係で、感染症が伝染しやすい状態になりがちですので、手指の消毒やうがいなどの消毒を徹底してください。
・トイレの後や食事の前には手洗いと消毒用エタノールによる消毒
【厚生労働省:避難所等のトイレの消毒方法、手洗いなどについて】
トイレの消毒方法について
1 薬剤
3%クレゾール石鹸液
【50v/v%溶液を使う場合の希釈方法】
消毒薬のふた(約3ミリリットル)10杯をコップ5杯(約1リットル)の水に薄めます。
※逆性石鹸液を使用する場合は、0.1%~0.2%の濃度で使用してください。
2 方法
噴霧器で噴霧します。噴霧器がない場合、コップなどで散布します。
1トイレにつき180ミリリットル(コップ1杯)程度使用します。
3 頻度
1日1回を目安として消毒してください。トイレの使用程度により適宜追加してください。
4 注意事項
原液や高濃度の希釈液が皮膚につくと、炎症などの症状を起こすことがあるので、直接、皮膚につかないように注意してください。取り扱う際には、薬品の注意事項に従ってください。
・誤嚥性肺炎の予防に歯磨きとうがいを
阪神淡路大震災の際に長期の避難所生活で誤嚥性肺炎により200名の方が亡くなりました。(神戸保健所:PDF)
お年寄りの方は唾液が少ないこともあり、口内細菌が原因で誤嚥性肺炎が起きやすい事が考えられますので、歯磨きやうがいを気をつけてあげてください。
・ノロウィルスの対策
【食品安全委員会:ノロウイルスの消毒方法 | 食品安全委員会 - 食の安全、を科学する】
手指の手洗い消毒の徹底
消毒対象ごとの処理や消毒
※作業時はガウン(エプロン)、マスクと手袋を使用し、換気を十分に行いましょう!
※使用後の手袋やペーパータオル等はビニール袋に入れて捨てましょう!
※高度な汚染がなければ次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm〜500ppm)で浸すように拭く程度でかまいませんが、次亜塩素酸ナトリウムの殺菌力は有機物による影響をうけるため、必要に応じて濃度を調節しましょう。
※次亜塩素酸ナトリウム消毒液(塩素濃度200ppm)の作り方
市販の漂白剤(塩素濃度約5%)を250倍希釈して作ることができます。
(例)5Lの水に漂白剤を20ml入れる。