オフ会の作り方

これから音楽関係のオフ会を開いてみたいという人もいるでしょう。

「初心者 バンド」とかで検索をかけると、初心者バンド支援サイトみたいなのが見つかります。

そういうのを読むのがいいのですが、私なりに考えたヒントになりそうなことを書いておきます。

やったもん勝ち

時間的、地理的、技量的に自分が参加できそうなオフ会がないなら、自分で企画して募集してみましょう。

バンドメンバー募集でも、スタジオでのオフ会でもいいです。

来られる人だけ数人で、ちょっと合わせてみるだけでもいいでしょう。

大音量を出さなければ、自宅でオフ会というのもありですね。

超初心者でも、スタジオに行ったことがなくても企画はできます。まず、自分が動くことです。

募集告知方法

募集していることを、どうやって知ってもらうかは難しい問題です。

2ch やバンドメンバー募集掲示板などが考えられます。

いい方法があれば、私も知りたいです。

目的をはっきりさせる

オフ会といっても、話をするのが中心なのか、歌や演奏をして楽しみたいのか、教室みたいなのがいいのか、しっかり練習したいのか、ゆるく楽しみたいのか、目的や音楽レベル、目指す雰囲気が分かるようにしましょう。

応募しやすくするために、自分の好みや目的はある程度犠牲にする必要があるかもしれません。

募集対象

音楽レベル、パート、年齢など、希望を書いておきましょう。

もちろん、幅広いほうが多くの応募が期待できます。

初心者、初級者が企画するなら、機材の使い方や企画進行をサポートしてくれる中級者、上級者も募集してみるといいかもしれません。

応募要項

応募してもらうときに、何を記載してほしいかも明記しておきましょう。

ハンドル名、経験年数や演奏レベル、好みの曲やアーティストなどです。

実名、年齢、居住地なども聞いてもいいですが、あまり個人的なことを聞くと嫌がられるかもしれません。

課題曲

どういう音楽をやりたいのかを課題曲という形で提示しておくと、応募者にも分かりやすくなります。

いろんなジャンルがありますから、見た人が好みや傾向を判断できるようにしてください。

日時、場所

募集をすぐ見てくれるとは限らないので、締切日や開催日はある程度先の日時を設定し、開催場所も明記しておきます。

開催条件

いつまでに、何人集まれば開催とか、開催あるいは中止の条件も書いておくほうがいいです。

リハーサル・スタジオ

スタジオといっても、オフ会ができるのはリハーサル・スタジオです。(レコーディング・スタジオではありません)

スタジオを借りるなら、まず Web でチェック。部屋の広さや交通機関、料金などを調べましょう。

スタジオに標準で装備されている機材は何か、いつまでなら無料でキャンセルできるかということも、確認しておいてください。

持ち込む機材や人数で広さを考えてください。キーボードは意外に場所をとるので、それも考慮してください。

広めの部屋を借りるほうがいいです。

初めてスタジオを借りるなら、人数を言って係員に相談してもいいでしょう。

分からないことは、電話かメールで聞きましょう。

事前に下見をするほうが、いいですね。

機材について

アンプは基本的に一人 1 台ですが、機種によっては 2 台のギターを同時接続できるものもあります。

アンプの使いかたについては、このサイトの「アンプの使い方」を読んでください。

Webで検索しても、解説がたくさん見つかります。

キーボードは、キーボードアンプがなければ、ギターアンプにつなぐことが多いでしょう。

マイクはミキサーに接続してPA(Public Adress : 拡声装置)で音を出します。

原曲をCDやミキサーに接続したポータブルオーディオで鳴らすこともできます。

CDはミキサーといっしょに、スタジオに標準装備されていることが多いようです。

ポータブルオーディオをミキサーに接続する場合は、3.5mm ステレオミニプラグから、赤白2本のRCAプラグに変換する変換コードが必要になります。3.5mm ステレオミニプラグをステレオ標準プラグに変換するアダプターでもいい場合もあります。

接続するプラグの形式を、事前にスタジオに聞いておいてください。

マイクやポータブルオーディオの接続方法やミキサーの使い方など分からなければ、係員に聞いてください。

オフ会当日でも、機材の使い方や何か不明点は、係員に遠慮なく聞いてください。

全員がスタジオが初めてなら、係員に聞きながら機材の接続やセッティングをすることになるので、30分くらいはかかると考えたほうがいいです。慣れれば10分以内で可能です。

倉庫などを借りることも考えられますが、機材は全部参加者が用意する必要があるのと、騒音で苦情がくる可能性も考慮してください。

課題曲の再生

初級者だと、課題曲をバックで鳴らしながら合わせてみるということになるでしょう。

スタジオを借りるなら、CD やポータブルオーディオで曲の再生ができるかどうかは確認しておいてください。

時間

スタジオを借りる場合、初めてだとスタジオに入ってから演奏を始めるまで 15 分、後片付けを始めるのは終了時刻の 20 分前と考えるほうがいいです。

借りるのは最低 2 時間、できれば 3 時間なら余裕があります。

個人情報

公開の掲示板などで知らない人を募集する場合は、そこで自分や参加者の実名やメールアドレスは公開しないほうが無難です。

参加者の情報は企画者が管理し、ハンドル名で打合せなどをするのがいいでしょう。

募集する側も応募する側も、ふだん使っているメールアドレスではなく、捨てアドになってもいいアドレスを使うほうがいいです。

実名やふだんのメールアドレスは、なかよくなってから知らせればいいでしょう。

場を仕切ろう

自分が楽しむより、参加者に楽しんでもらうにはどうするかを優先して考えてください。

また、募集するからには、ある程度の責任は持ってください。

当日にメンバーが行ったら、何も準備されてないなんてことがないように。

参加者への案内、注意事項も周知しておく必要があります。

参加者間での意見の違いや対立が起きるかもしれませんが、これも発起人が収拾するしかありません。

みんなの意見を聞くのもいいですが、最終的には自分が一人で決断をするつもりでいてください。

反省会

演奏が終わったら、反省会、打ち上げ会をするといいです。

もちろん、これは必須ではないですけど、楽しさを再度味わって、反省や今後の希望やいろいろで盛り上がります。

分からないことは、人に聞く

スタジオ係員、オフ経験者の友人、関係する掲示板などで聞いてください。

初めてだから、分からないからで止まってしまうと、そこで終りです。

集まらないかも...

企画募集、開催には、それなりに手間がかかります。

なのに、募集しても集まらないということもあり得ます。

それは、しかたがありません。

企画内容や募集方法、告知文を再検討して、そのうち、また募集してみましょう。

オフ会に参加も企画もできなかったら

時間的、場所的に、あるいは他の理由でオフ会に参加できないし企画もできないということもあるでしょう。

NetDuetto を使ってオンラインで他の人と合わせてみるということも考えられますが、光回線が引けない地域もあるし、コンピューターの能力が低くて対応できないということもあり得ます。

それに、NetDuetto でも時間や好みの曲や演奏レベルが合わないこともあります。

そういう場合は、残念ですが「きっといつかは、オフ会デビュー」と思って、練習を続けてください。

そうすれば、機会があったときに、すぐに飛びつけますよ。