その他の不随意運動の治療

口や唇がペロペロと動くジスキネジアに対しては内服薬による治療が中心となります(参考文献14, 参考図書1)。少量より効果を確認しながら増量していきますので、数ヶ月かかります。ジスキネジアによって唇や舌が歯にすれて傷になってしまう場合は、歯科的対症療法として抜歯や保護床(マウスピース)を装着することもあります。心因性不随意運動に対しては精神科的内服治療あるいは心理療法が必要となります。ブラキシズムに対しては一般的にスプリント(マウスピース)や内服薬で治療しますが、当科ではこれらの従来の方法で効果のない方にボツリヌス療法も行っています。

動画7.内服治療前後の口部ジスキネジア

動画8.義歯調整前後の口部ジスキネジア

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