OlympusのBH-2は比較的堅牢な造りであるため、ヤフオクなどへ出品されているものの多くは今でも使うことができます。
これに対してNikonの同世代の顕微鏡Optiphot、Optiphot2、Labophot、Labophot2などは、ギヤが破損するなど残念な状態であることが少なくありません。
実はBH-2には、無改造、(多くの場合)性能の劣化なしでOptiphotの部品の多くをとりつけて使うことができます。
以下の写真、鏡基はBH-2で3眼鏡筒はBHのものですが、どのくらいNikonの部品がついていると思われますか?
この構成に使っているNikonの部品は以下の通りです。
LBD-2Nフィルター
位相差コンデンサー
回転ステージ(若干の注意が必要です)
メカニカルステージ
対物レンズ(全部)
接眼レンズ(超広視野)
リレーレンズ
Fマウント撮影鏡筒
最上部のカメラアダプタはSONY Eマウントアダプタで、筆者はSONYのミラーレスを使っています。
ここに写っているもの以外にも、様々な部品を使うことができます。
この写真はBHTですが、やや大型でパワーの大きい照明を持つBHSでも互換性は同じです。
BHTUやBHSUも同様の互換性がありますが、鏡筒内に補正レンズを内蔵している点で、あまりお勧めいたしません。
以下特に断らない限り、長頸有限補正対物レンズ世代の部品についての情報です。
Olympus: BH-2(BHT,BHS,BHTU,BHSU)
Nikon: Optiphot,Labophot,Optiphot2,Labophot2
それらの互換性や調整などについて、だんだんと書きつらねてゆこうと思います。
接眼鏡筒とカメラアダプター
ステージ
位相差装置
微分干渉装置
その他の周辺装置
対物レンズ
接眼レンズ
リレーレンズ
フィルタ