小山支部 事務局長
直之 進(S46卒機械)
今年の大学祭工学部同窓会模擬店も、首都圏支部菊地 保守代表 (S46卒機械)の総支配人の下、執り行われました。今回は、昨年の出店結果に気を良くして、昨年と同様、かつての歌う会が昔のフォークソングを主体にしたステージをベースに、首都圏支部,中部支部(星 金次代表、S50卒機械),小山支部(飯塚 隆代表、S57卒建築)の合同で、11/23(日),24(月)2日間の出店を目指すことになりました。そこで、前回が乾き物のみの販売であり、何か物足りない感が否めないと思い、鍋物が出せないものかと思案したところ、筆者の町内会で毎年催している芋煮を出してはどうかと考え、提案した次第です。ところが、早々と菊地総支配人から、「当日、調理は時間が無く協力出来ないからね」との連絡がありましたので、芋煮を提案して見たものの、どの様に対処するか大変苦慮しました。
まず、食材,鍋,ガスコンロ,ガスボンベを調達する必要がある訳ですが、地元の結城市では調達先が分るものの、宇都宮市では皆目検討が付きません。そこで、ケータリング専門店に打診したところ、器具の貸出しはやっていないとのこと。しかし、電話窓口の方が親切な人で、個人的な情報だとして思い当たる店舗を教えてくれました。紹介された先で必ずしも取扱っている訳ではありませんでしたが、各店舗の電話窓口の方が、正に芋ずる式に候補の店舗を紹介してくれて、ついに、器具の調達先を見つけることが出来ました。それからの最大の課題が、食材の調理です。そこで駄目元で、鍋を貸出しているヨークベニマル梁瀬店の店長に当方の事情をお話ししたところ、「それでは、初めての試みではあるが協力しましょう」とのことでした。これで、全ての準備が整いました。
さて、いよいよ当日の朝、ヨークベニマルに鍋と食材を引取りに出向きました。2つの鍋に食材が大変綺麗に整然と並んでおり、感謝感激です。ただ、味付けは自分でして下さいとのこと、途端に不安になりました。そして、店長から一言、「やはり、これまでしては採算が合わないので次回は協力出来ないでしょう」とのことでした。
兎に角、模擬店に戻って歌う会の応援で来ている坂本 逸馬氏(S46卒林学)と菊地氏の両奥様のご指導を得ながら、ガスに火を入れ、煮え立ってからアクを取り、だしの元,醤油,砂糖そして日本酒を入れ、煮付です。そして味見。・・・何と、大変な美味ではないか!町内会の芋煮よりも美味しいと思った程でした。どんぶり1杯200円で販売開始。具もたっぷりで儲け無しの値段です。11/23(日)は天気も良く、人出も多かったので、売れること売れること。11:00頃から販売し12:30頃には殆ど売れてしまいました。もう1鍋あっても良いくらいでした。何せ、歌声を聴き、歌い、酒を飲み、芋煮を食べられるとあっては、最高のセッテングと思います。
なお、菊地氏が作成した80曲に及ぶ歌集「思い出の懐かしの唄声」は中々の力作でした。坂本氏と菊地氏がギターを演奏しながらの3回のステージ、大変ご苦労様でした。また、若い人も意外と昔のフォークソングを知っており、中には曲をリクエストする人もいてチョット驚きました。
次の日は、前日の2鍋を持ってヨークベニマルに出向きました。今度は、食材は調理してあるものの鍋には自分で仕分して欲しいとのことです。そして店長曰く、「今日の方法であれば次回も協力出来ます」とのことでした。それを聞いて、ホット胸を撫で下ろした次第です。2日目は、天気が肌寒く午後から雨の予報でしたので、人出があまり多くありませんでしたが、2鍋を完売することが出来ました。
初日、小山支部からは飯塚 隆代表と島田 実氏(S47卒精密)に参加して頂きましたが、次回は、他の方の参加もお願い致します。
以上