γνῶθι σεαυτόν-Know thyself-汝自身を知れ
昆虫が持つ多様な繁殖・生存戦略とその進化を，「機能制御の進化」という視点から追究しています．
観察・記述・分析・実験の全てを通して，生命の究極的な「効率化戦略（最適化）」と，それに伴う「機能退化の運命」という，進化制御システムの根源的な法則を階層横断的なアプローチで解き明かしたいと考えています．
「変な（そして魅力的な）虫の，変な（そして合理的な）生態」を解き明かしたいという，シンプルな好奇心が，この探求の原動力です．
今後の予定など
ユタでの生活を締めくくる準備・研究を加速させます．
各種昆虫とその共生微生物に関する研究をガンガン進めます．
ウンカx1，共生細菌のbig論文x1を書いて投稿＆論文改訂します．
Oregon州ポートランドにて開催された，アメリカ昆虫学会の年次大会（Entomology2025）に参加しました（11月8日～12日）．
トゲナナフシNeohirasea japonicaにおけるオス的個体の詳細な形態・解剖学的な観察を行った研究が，Entomological Scienceにてpublishされました（11月2日）．
クリオオアブラムシLachnus tropicalisの共生システムを解析した研究を，bioRxivにデポジットしました（9月24日）．
トゲナナフシNeohirasea japonicaにおけるオス的な個体の詳細な形態・解剖学的な観察を行った研究をbioRxivにデポジットしました（8月23日）．
ツノアブラムシ族における複数の細菌との双利共生システムの多様性を解明した研究がbioRxivにデポジットされました（7月10日）.
アブラムシCinara cedriにおける共生細菌Wolbachiaの垂直伝達を観察した研究をbioRxivにデポジットしました（4月19日）．
Western North American Naturalistのgrantに内定をいただきました（4月9日）．
科研費 若手研究（2回目）に採択いただきました（4月1日）．研究課題名：昆虫共生細菌における倍数化の意義と制御機構の解明
Dale Labにて研究・議論，そしてソルトレイク周辺で昆虫採集が可能な場所を探索していました（2月～3月）．
1年間の米国ユタへの出張が始まりました（1月31日～，米国Utah州ソルトレイクシティ）．
単為生殖ナナフシのレアなオスに関する研究が，Ecologyに掲載されました（1月29日）．
行動進化生態こまば教室 にて研究発表させてもらいました（1月17日）．
2025年になりました．本年も頑張ってゆきたいと思います．
シロアリの群飛同調に関する研究がBiology Lettersに掲載されました（11月20日）．
OISTに行ってきました（Husnik Lab，11月5日-7日，沖縄県恩納村）．
重信教授と共同で執筆した記事が，自然と科学の情報誌「milsil（ミルシル）」に掲載されました（11月1日）．
NIBB-COS workshop 2024 in Okazaki に参加しました（10月8日-9日，愛知県岡崎市）．
日本動物学会 第95回長崎大会 2024に参加しました（9月12日-14日，長崎県長崎市）．
第27回国際昆虫学会議（ICE2024 KYOTO）に参加しました（8月25-30日，京都府京都市）
深津ERATO全体会議に参加しました（7月2日-4日，山梨県甲州市）．
ササコナフキツノアブラムシの野外調査に参加しました（6月12日，愛知県豊田市）
高知県で発見された外来シロアリモドキに関する報文が四国自然史科学研究に掲載されました（3月7日受理）（5月13日出版）．
基礎生物学研究所進化ゲノミクス研究室 助教の二年目が始まりました（4月1日）．
学生への協力という形で，真社会性アブラムシの研究を開始しました．
科研費 国際共同研究強化に採択されました（2月21日内定）．
日本昆虫学会・日本応用動物昆虫学会合同大会に参加しました（3月28-31日，宮城県仙台市）．
日本生態学会の自由集会（「一寸の虫にもラブの魂 VIII / Soul love to an inch of insect. Part VIII」[W08] 日室千尋 / 宮竹貴久）に呼んでいただきました（3月17日，オンライン）．
産総研生物共生進化機構研究Gにお邪魔しました（1月24日）．
ケブカクモバエ共生細菌のゲノム解析に関する研究がFrontiers in Microbiologyに掲載されました（1月23日） ．
2024年になりました．本年も頑張ってゆきたいと思います．
ベトナムからのインターンシップ生（Yen Chiさん）と一緒に実験をしました（9月25日-12月19日）．
シロアリ女王の脂肪体倍数化と細胞タイプの関係を調べた研究がZoological Lettersに掲載されました（10月11日）．
ナナフシの系統地理に関する研究がProceedings of the Royal Society B: Biological Scienceに掲載されました（10月11日）．
日本昆虫学会第83回大会に参加しました（9月16日-18日，佐賀県佐賀市）．
日本動物学会第94回大会に参加しました（9月7日-9日，山形県山形市）．
日本進化学会第25回大会に参加しました（8月31日-9月3日，沖縄県那覇市および西原町）．
基生研主催の「大学生のための夏の実習」で重信教授とともに実習を担当しました（8月23日-25日）．
長野県にて野外採集を行いました（8月20日-21日）．
単為生殖ナナフシのレアなオスに関する研究をbioRxivにデポジットしました（7月30日）．
EMBO | COB Workshop "Trans-Scale Biology using exotic non-model organisms" に参加しました（7月25-27日，岡崎）．
熊本県・福岡県および新潟県にて野外採集を行いました（7月上旬〜中旬）．
WOLBACHIA 2023に参加しました（6月11日-17日，ギリシャ，クレタ島）．
シロアリの越冬場所を特定した研究がScientific Reportsに掲載されました（5月31日）．
ナナフシの系統地理に関する研究がbioRxivにデポジットされました（5月16日）．
シロアリ女王の脂肪体倍数化パターンを細胞タイプごとに調べた研究をbioRxivにデポジットしました（5月12日）．
基礎生物学研究所 進化ゲノミクス研究室（重信研）の助教として研究をスタートさせました（4月1日）．
産総研生物共生進化機構研究Gを追い出していただきました（3月27日）．メチャクチャ楽しかったです．
応用動物学会第67回大会に参加しました（3月15日-17日，大阪府枚方市）．
共生細菌Sodalisについて議論および情報収集するため，米国ユタ州ユタ大学Dale Labに訪問しました（1月23日-2月6日）．
2023年になりました．本年も頑張ってゆきます．
アブラムシCinara cedriの移入報告論文がBioInvasions Recordsに掲載されました（11月9日）．
ERATO全体会議＠沖縄瀬底に参加しました（11月1日-4日）
豊橋技術科学大学中鉢研に訪問，議論・実験させていただきました（10月6-7日）．
シロアリ腸内の原生生物量が女王分化の際どのように変化するのかを示した研究がInsectes Sociauxに掲載されました（9月8日）．
日本進化学会第24回大会に参加しました（8月4日-7日，静岡県沼津市）．
基礎生物学研究所に出張しました（7月12日）．
ERATO全体会議＠山形鶴岡に参加しました（6月24日-26日）．
アブラムシのバクテリオサイト(＝共生細菌を収納している細胞)の倍数化パターンを網羅的に調べた研究がScientific Reportsに掲載されました（6月2日）．
2022年度基礎生物学研究所研究所共同利用研究に採択いただきました（5月30日）．
ラボ合宿に参加しました＠山梨県甲州市（5月26日-27日）
科研費若手研究に採択いただきました（4月1日）．研究課題名「昆虫における組織特異的な倍数化のメカニズムと生物学的意義の解明」
2022年度が始まりました（4月1日）. 本日から産業技術総合研究所（つくば）でポスドクとして勤務します．
学振PDとしての3年間が終わり，基礎生物学研究所進化ゲノミクス研究室（重信研）から転出しました．
日本応用動物昆虫学会第66回大会にて発表しました（3月20日-22日）．楽しかったです．