厚労省との意見交換会 コロナを理由に開催が延期されたまま3年目に・・・

 私たちの予定した質問(概要)と、それに対する厚労省からの回答は、以下のとおりです。毎年続けてきた照射食品についての厚労省との話し合いがコロナ問題を理由に中止され、3 年目に入りました。当会からはオンラインでの会議もお願いしたのですが、具体的な日程調整に至らないまま、依頼からほぼひと月後に、質問概要についての回答をメールで受け取りました。

 以下の回答では、私たちが理解しているものと微妙な食い違いがあり、やはり直接会って話すことが必要です。 例えば、回答に「殺菌効果について研究したものではなく、放射線照射商業施設での管理手法などを検証しています。」というものがありました。この意味するところは何でしょうか。 厚労省はすでに放射線照射商業施設での管理手法について検証しているということなのでしょうか。この回答には、驚かざるをえません。安全性等の試験研究の先にあるはずの照射食品の商業施設の管理手法という、実用化方向に研究が進み検討されているからです。こうしたことが、行政の中で検討され、既成事実となっているとすれば重大な問題です。もし、直接会って意見交換していれば、このような独断的な研究が行われることはなかったでしょう。説明があり、齟齬がないように話し合われたと思います。例年通り、対面で4月~6月頃に厚労省と当会との意見交換会を持ちたいと考えています。