今年も照射ジャガイモ監視活動で通報あり!

目立つ 照射後3か月未満の販売

コロナ自粛が続く中、今年も「照射ジャガイモが売られている」という監視活動に応える通報がありました。一つは、「照射日 令和2年2月15日」の「芽どめじゃが」の男爵イモ。3月末に千葉県内の道の駅で買ったものを、ご近所からいただいた、ということでした。照射後、1月半くらいで販売しています。

 4月になると、鹿児島などで穫れた「新じゃが」が出回ります。4月10日には、宮城県仙台市の消費者から、「ウインマート」で、鹿児島産「新じゃが」は1袋158円、北海道産・放射線照射の「芽止めじゃが」は1袋98円で販売していたとの通報がありました。ちなみに「照射日 2月26日」。「照射情報は提供されてはいますが、消費者はこの情報内容を知って購入しているのでしょうか。」「ジャガイモの芽の毒の怖さか、放射線照射への不安か、どちらを選択する?」。・・・・・・「どちらもNO! 私は鹿児島産新じゃがを選びました!」とのこと。

 流通事情や新品種により、もはや、「端境期」は解消しています。それに、ちょっと待てば、地元の豊富なジャガイモが出回る季節が到来します。ジャガイモにガンマ線を照射しようという意味は、すでに失われています。

 4月下旬には、東京都江戸川区で「照射日 令和2年3月12日」(パルテドール中葛西店)の販売が、また、5月に入ると、徳島県の消費者から「照射日 令和2年2月14日」(スカイマート安宅店)の通報がありました。

 照射食品反対連絡会では、こうした販売情報に対し、「私たちは放射線照射食品は安全性などの点で大きな問題があると考えているので、販売を中止してもらいたい」という趣旨の質問状を、店長や社長に郵送で送付し、同時にパンフや解説文を入れて照射食品の問題を知ってもらうことを行っています。今年もこれらの販売先に対し、質問状を送付しています。

 昨年は、5月28日付で、「クスリのアオキ」様(石川県)から、「今後、取扱いを中止します。」「商品の安全性についてご意見・要望があった場合にはできるだけ真摯に対応、照射食品についても同様で、検討の結果、販売中止の判断をしました。今後、照射食品の取扱いの予定はございません。」(要旨)という回答をいただきました! 今年はまだ回答がありませんが、こうした前向きの回答を期待したいところです。

<・販売中止要請の文書例(wordファイル)>

<・反対の理由(pdfファイル)>