続報 ガンマ線を照射した「芽どめじゃが」 北海道・広島・千葉でも

「販売中止を!」 ― 照射食品反対連絡会が申し入れ

「監視しよう! みつけたら通報を!」という呼びかけに、北海道・広島県・千葉県の消費者から連絡をいただきました。「芽どめじゃがメークイン(ガンマ線照射済み)」「芽どめじゃが男爵(ガンマ線照射済み)」は、北海道士幌町農協が収穫後にガンマ線を当てて発芽を阻止した照射食品です。

○北海道でも照射ジャガイモ販売

近所のスーパーで売っていたジャガイモを送ります」と、北海道在住の方から手紙と共に「芽どめじゃが」のシールが貼られたメークインが送られてきたのは5月下旬でした。

照射食品反対連絡会では、照射ジャガイモが出回る春先に「見かけたら、連絡ください」とお願いしています。これまでも毎年、年数件は見つかっていましたが、北海道からの通報は初めてでした。

ジャガイモは日本で唯一、照射が認められている食品で、照射施設も北海道の士幌農協に1カ所あるだけです。照射施設があるといっても、北海道はジャガイモの生産量が日本一で、しかも冷涼な気候の地域ということもあり、発芽防止のための照射など必要ないだろうと思っていたため、北海道で売られていたのは驚きでした。販売店には照射食品の問題点を説明した販売自粛要請書を出しました。