今年も照射ジャガイモは隠れるように売られていた

群馬県高崎市のスーパー・アイザワ高崎飯塚店で芽どめじゃが(ガンマ線照射)を販売していると写真が送られてきました。販売の自粛をお願いする文書を出しました。士幌町農協は注文を受けてから照射するという方式に変えています。 高崎で発見されたジャガイモには2月12 日に照射されたと表示されています。

照射食品は放射線を照射した時に食品成分が大きく変化します。酸化物や過酸化物、その他多くの成分が変化した状態で励起状態といわれます。この一部が時間経過とともに安定な状態に戻っていきます。40-50 年前 の動物実験は照射したばかりのサンプルを与えていたので実験動物に異常がたくさんでました。そこで、励起した状態が落ち着くように3か月間は放置してから動物実験を行うようにしました。そうしたら、動物に急 性に出る異常は減っていきました。

照射ジャガイモは照射してすぐのものが出荷されるようになっています。これを消費者は知らずに食べているのです。この原稿の締め切り間際に新潟からも照射ジャガイモが売られたという連絡が来ました。ただちに販売停止の要請をしました (2019年3月23日)

今年2月12日に照射されたジャガイモが3月には店頭に並んでいる