言語処理学会主催

言語処理技術セミナー2020

ディープラーニングを活用した自然言語処理

本セミナーは終了しました.多数のご参加をありがとうございました.

言語処理学会では,2018年度より言語処理技術セミナーを開催しています.2018年と2019年は「自然言語技術の導入を検討されている産業界の方」を対象としたセミナーを開催しました.

今年は「ディープラーニングを活用した自然言語処理」ということで,産業界の方に限らず,自然言語処理やその周辺技術に取り組むみなさまに広く学びの場になるように企画しております.第一線で活躍されている三名の講師の方をお招きし,実践を交えながら分かりやすく解説していただく予定です.今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため,Zoomによるオンライン開催といたします.参加申し込みされた方と言語処理学会会員には1か月程度の動画公開を予定しております.参加申し込み締め切りは10月7日(水)です.みなさま奮ってお申し込みください.


講師紹介(講演内容の詳細はページ下部のプログラムにあります)

  • 工藤拓先生(グーグル合同会社)

  • 山田育矢先生(Studio Ousia / 理研AIP)

  • 斉藤いつみ先生(NTTメディアインテリジェンス研究所)

日時・場所

2020年10月22日(木)13:10 - 17:55(詳細なプログラムはページ下部のプログラムにあります)

Zoomによるオンライン開催です

参加費

言語処理学会会員(学生会員・正会員・シニア会員・賛助会員) :無料

言語処理学会非会員 :15,000円(税込)

※ 今回新たに言語処理学会の会員に申し込みをされた場合でも会員価格(聴講無料)が適用されます.言語処理学会の年会費は正会員8,000円・学生会員4,000円です.10月7日までに言語処理学会の年会費の入金が確認でき,入会手続きが完了した方が対象です.言語処理学会へはこちらから入会できます.

※ 言語処理学会賛助会員所属の方は3名まで無料でご参加いただけます.


キャンセルについて

キャンセルを希望される場合10月7日(水)までに <nlpseminar@nacos.com> にご連絡ください.振込手数料を除く金額を返金させていただきます.なお,10月7日(水)以降のキャンセルにつきましては,返金いたしかねますので,あらかじめご了承ください.

参加申し込み

  1. 下記のサイトからお申込み申し込みは締め切りました

    • https://forms.gle/z8PYAWrjL3tHy6kS8

    • ※ 今回あらたに言語処理学会会員にお申し込みされた方は,申し込みフォームの「その他コメント・ご質問」欄にその旨をご記入ください.10月7日までに言語処理学会の年会費の入金が確認でき,入会手続きが完了した方が対象です.

    • ※ 言語処理学会会員で会員番号が分からない方は,学会誌送付時の封筒に記載していますので直近の封筒をご確認ください.ご不明な場合は言語処理学会事務局(E-mail: nlp@nacos.com)までお問い合わせください.

  2. お申込みいただきますと,参加登録確認メールが自動送付されます.自動返信メールが受信できない場合は,メールの受信設定をご確認の上,再度フォームよりお申し込みください.

  3. 言語処理学会学生会員・正会員・シニア会員・賛助会員(3名まで)の方は,以上で手続きは完了です.言語処理学会非会員の方は,2020年10月7日(水)の窓口営業時間終了時までに,参加費をご送金ください.振込方法は,下記の「お支払手続き」をご参照ください.参加登録を済ませても送金締切日までに参加費の入金が完了しなかった場合は,参加登録はキャンセル扱いとなりますので,ご注意ください.

  4. 参加申し込みしていただいた方には,セミナー1週間前ごろに,事務局より参加証メールを送付させていただきます.当日は参加証メールに記載されている方法で聴講してください.

※ 言語処理学会会員の方は,当日のセミナーを聴講を希望される方のみ申し込みが必要です.後日動画視聴を希望される場合は,参加申し込みは必要ありません.動画の視聴方法は,参加申し込みの有無に関わらず,すべての会員に送られます.

お支払手続き(言語処理学会非会員の方のみ)

2020年10月7日(水)の窓口営業時間終了時までに,郵便局に備え付けの払込取扱票をご利用の上,ご送金ください.送金手数料は申込者がご負担くださいますようお願いいたします.参加登録を済ませても送金締切日までに参加費の入金が完了しなかった場合は,参加登録はキャンセル扱いとなりますので,ご注意ください.


振込取扱票は1枚につき,1名様分の送金にご利用ください.振込取扱票の通信欄には,以下の3点を必ず明記してください.

  1. 参加受付番号(参加登録確認メールの中に記載しています)

  2. 参加者氏名

  3. 所属機関名


  • 郵便振込口座

    • 口座番号: 00940-9-324358

    • 加入者名: 言語処理技術セミナー


なお,銀行振込として,インターネットバンキング等から,ゆうちょ銀行の口座宛にお支払いいただくことも可能です.その際は必ず,振込人のお名前をセミナー参加登録者にしていただき,名前の後ろに「受付番号」をご記入ください.(例:言語花子(116))

  • ゆうちょ銀行口座

    • 支店名: 〇九九(ゼロキュウキュウ)店

    • 預金種別: 当座

    • 口座番号: 0324358

    • 口座名義: 言語処理技術セミナー(ゲンゴショリギジュツセミナー)


※ ご入金いただいた方には,セミナー1週間前ごろに,事務局より参加証メールを送付させていただきます.当日は参加証メールに記載されている方法で聴講してください.

※ 請求書を希望される方は,参加申し込みの際に「請求書必要(郵送)」「請求書必要(メール)」のいずれかにチェックしてください.

※ 領収書は10月19日(月)以降にメールで送付させていただきます.

資料配布

資料は参加登録を完了された方に事前にダウンロードのための URL をお知らせいたします.ダウンロードのための URLは,事務局よりセミナー1週間前ごろに送付する参加証メールに記載します.各自ダウンロードしてください.


動画公開

講演の動画(質疑応答は含みません)を,後日に限定公開させていただく予定です.

公開対象は以下になります.

  • 言語処理学会学生会員・正会員・シニア会員・賛助会員の方(本セミナーへの申し込みの有無に関わらず,会員全員に動画閲覧のためのURLを送付します)

  • 本セミナーに参加申し込みされた非会員の方


※ 動画公開について:講演中に何らかの機器のトラブルや通信障害等が発生した場合には,動画公開は中止になる場合もございます.あらかじめご了承ください.

※資料のダウンロードや動画視聴ができないなどの問題があれば,問い合わせ窓口(nlpseminar@nacos.com)までご連絡ください.

聴講者へのお願い

質疑応答以外の聴講の際はミュート+ビデオオフで聴講してください.

Zoomの聴講者名は,基本的には「参加受付番号_氏名(所属)」でお願いいたします.所属や氏名の公開を希望されない場合は「参加受付番号」のみでも構いません.

セミナー時間内は,Zoomのchatでも質問を受け付けます.chatでいただいた質問に対する講師の方の回答は,後日に参加者のみなさんにメールで送付させていただきます.

プログラム

13:10 - 13:20 オープニング

実行委員長 徳久 良子(豊田中央研究所)

13:20 - 14:35 「深層学習時代のテキスト前処理」

工藤 拓 先生(グーグル合同会社)

概要

テキストから単語を切り出す技術(トークン化)は,自然言語処理において重要な基礎技術です.近年の研究の主流である深層学習を用いた自然言語処理においても同技術の重要性は変わっていません.一方で、旧来の言語学的な定義とは異なる単語単位の有効性が明らかになっており,知識のアップデートが必要になってきました.本講演では,深層学習におけるトークン化をこれまでの手法との対比を交えながら解説します.さらに,実際にツールを動かし,簡単な応用タスクを解くことで理解を深めます.

略歴

グーグル合同会社 ソフトウェアエンジニア.京都大学工学部電気電子工学科卒業,奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了,NTTコミュニケーション科学基礎研究所リサーチアソシエイトを経て現職.専門は統計的自然言語処理,機械学習,データマイニング.オープンソース形態素解析システムMeCabの開発者.現在,機械翻訳,日本語入力システム,スペルチェッカー,音声合成等の言語処理システムの研究開発に従事.

14:35 - 14:45 休憩時間

14:45 - 16:00 「実践!AllenNLPによるディープラーニングを用いた自然言語処理」

山田 育矢 先生(Studio Ousia / 理研AIP)

概要

近年,自然言語処理の開発においてディープラーニングを使った手法が主流になりつつあります.ディープラーニングを用いたシステムの開発には,一般にPyTorchやTensorFlow等の専用のライブラリが用いられます.しかし,これらのライブラリはディープラーニングの訓練や推論に関わる限定的な機能しか提供していないため,システムを開発するのは簡単ではありません.

本講演では,ディープラーニングによる自然言語処理のための新しいライブラリ「AllenNLP」を使ったシステムの開発について紹介します.このライブラリを使うと,専用の設定ファイルを記述するだけで,自然言語処理のシステムを作成することができます.この講演では,AllenNLPを使うにあたっての基礎的な事項を解説するとともに,テキスト分類,感情分析,固有表現認識などの代表的な自然言語処理タスクを解く方法を紹介します.

略歴

(株)Studio Ousiaを創業し,自然言語処理の技術開発に従事.2000年に学生ベンチャー企業(株)ニューロンを起業し,2005年に売却.その後,2007年に(株)Studio Ousiaを設立.2016年に慶應義塾大学にて博士(学術)を取得.理化学研究所AIP客員研究員.Kaggle Master.

16:00 - 16:10 休憩時間

16:10 - 17:25 「ニューラルネットワークを用いた自然言語処理の応用:要約・機械読解モデルの紹介」

斉藤 いつみ 先生(NTT メディアインテリジェンス研究所)

概要

ニューラルネットワークを用いたモデルは,自然言語処理の多くの応用タスクで高い精度を達成しています.本講演では,自然言語生成・理解の例としてそれぞれ要約タスク・機械読解タスクに焦点を当ててご紹介します.これらの応用タスクにおける具体的な入出力や,BERTやT5などをはじめとする事前学習済モデルの適応,各タスクでの最近の技術などについて実例を交えながらお話しします.

略歴

2012年NTT入社.メディアインテリジェンス研究所にて主に形態素解析,要約,質問応答の研究に従事.2020年奈良先端科学技術大学院大学にて博士(工学)取得.

17:25-17:35 実行委員紹介

17:35-17:55 質疑応答

3名の先生方に対する質疑応答

言語処理技術セミナー実行委員

徳久 良子((株)豊田中央研究所)

賀沢 秀人(グーグル合同会社)

柴田 知秀(ヤフー(株))

水本 智也( フューチャー(株))

張 培楠((株)サイバーエージェント )

参加費支払いやキャンセルに関する問い合わせ窓口

中西印刷 ㈱ 言語処理技術セミナー担当 <nlpseminar@nacos.com>